雨の映画館

2006/05/25(木)13:29

「ルナ・パパ」

映画を観る。(106)

解説 『少年、機関車に乗る』のバフティヤル・フドイナザーロフ監督による愛に満ちたファンタジードラマ。劇団員との一夜の関係によって妊娠してしまったマムラカットが、一度は激怒した父と兄の3人で子供の父親探しを始める。1999年東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞した、才能あるスタッフとキャストによって作られた珠玉のファンタジー映画。モーリッツ・ブライプトロイほか出演。(Amazon.co.jp より) これもまた、昨日に引き続き変な映画。現実と空想の世界の境界線がよく分からなくなってきます。ファンタジーと言えばファンタジーですが、厳しい現実とも言える。最後が「なんだそりゃーー??」でした。 モーリッツ・ブライプトロイ、、、 アメリカで演劇の勉強をした後、ハンブルクで役者としてのキャリアを開始。世界中でカルト的な支持を集めたトム・ティクヴァ監督の『ラン・ローラ・ラン』(1998年)では、赤毛の女の子の助けを絶望的な思いで待つボーイフレンド役で大ブレイク。 本当に偶然なのですが、彼の出演作品を立て続けに4本観てしまってから(『ルナ・パパ』→『es[エス]』→『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』→『ラン・ローラ・ラン』)、なんだか他人じゃない気がして仕方ない。 内気な障害者から、不屈の青年、ダメダメギャングから、ただのヒモ男までなんでも演じ分けちゃいます。主役にも脇役にもさらりとなれて、ストーリーの邪魔をしない適度な存在感を残します。彼が映画の中に登場すると、なぜかぴりっと締まるんですよ。若いのに稀有。

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