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これでもうあと一年は、
クリスマス~年末年始をやらなくていいことに、 心底ほっとしているのは この世界であたしだけではないはずだと 信じている。 そしてあたしは愛すべき日常へ、 鼻歌まじりに戻る。 鼻歌まじりに机に向かい、 鼻歌まじりにジムへゆく。 10年来、 あたしは日常にジムを欠かさない。 ほぼ街中のジムをたずねたその後で、 両腕に信頼感のおける筋肉を備えたオーナーと握手をし、 契約を交わした。 さて、ドイツのジムだ。 どの人もなんだかお洒落だ-なぜスポーツのときはお洒落なのか? 「合同自転車こぎ」のコース(日本では人気がなくコースが消えてゆくのをよく見た)がどのジムでもメインだ-さすが自転車乗りの国 料金設定に失業者割引がある-ドイツの底力を感じるあたし、むっとする納税者ドラちゃん 夕方5時でもジムは会社帰りの若年層で満員-日本じゃみることのない光景 ダンス系のコースが少ない-ダンスは別口でやるものなのだろうか? カップルで仲良く来ている人が多い-日本じゃあたしとドラちゃんくらいだった 噂の混浴サウナには、 その昔北欧人の友人からはじめて耳にしたときに期待したほどの、 違和感も興奮もおぼえなかったけれど、 太腿内側筋肉を鍛える新しいマシンに挑戦し、 満足して帰路につく。 少しずつつくられてゆく、 あたしのドイツでの日常。 それにしても、 青空をもうここ何日も見ていないと、 とっぷり暮れた帰り道で思う。 せめてもの自衛策に、 オレンジ色のペディキュアを塗る。 ジムのシャワーで水しぶきに散るだろう、 おひさま色を思いながら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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