2009/03/07(土)00:38
プリザービング
そういや、ビーズにはまったときもそうだった。
ドミのためにワンコ用ビーズチョーカーをネットで買い、よく似合っていたので(←親ばか)しょっちゅうドミにつけていたら、ある日それをドミが何かの角にひっかけてちぎれてバラバラになり、またそのバラバラになったビーズを母が集めておいてくれたので、じっくり検分してみたらどうやら透明なゴムに通してあるだけだということがわかって、じゃあ修理してみようかなんて思ったのがすべての始まりだった(長い前振りだなしかし)。
今じゃすっかりはまって「いつ使うんだこんな凝ったデザイン」というぐらいのネックレスまで作るようになり、出張に出れば出先でビーズ専門店を探して大量購入する始末。
で、今回はジャムである。
ドミのためにもらったまずいリンゴに端を発した自作ジャムブーム。
自分でちゃんと作ったのが初めてだったってのもあって、もっか新鮮にはまり中。
以外と簡単なもんだったんだな、ジャム作りって。
びっくりしたのは思ったより大量の砂糖がいるって事だったけどね。
でも考えてみれば前フリがあったような気がする。
例の、風邪予防に作ったショウガ蜂蜜。
ジャムよりさらにお手軽だったけど、あれも保存甘味と言えなくもなかったな、そういえば。
で、ふと思い出して家の本棚をひっくり返して、みつけた。
「プリザービング-保存食と常備食」(山と渓谷社)
(楽天ブックスにないでやんの)
近所のショッピングモールに行ったら、ときどきやってる中古本のワゴンセール。
その中でも結構多いのがレシピ本。売れ残り中古本だから、大量においてあるんだけど、この本はめずらしくつい購入してしまった。
(…っつーかアマゾンで中古¥11,786とか、すんごい値段が付いてるんだけど、マジ?
私ワゴンセールでこの本見つけて、¥1,260で購入してるんだけど…値札付いたままだから間違いないし…。もしかして掘り出し物だったのか?)
タイトルからしてどうやら翻訳本であるらしかったし。
この手の常備食については、海外の方が本格的だしね。
ぱらぱらとめくって読んだところによれば、なんだか基本がちゃんと押さえてある本のようだったし。で、お買いあげ。
でも、そのままあまり熟読もせず、本棚に入れっぱなしにしていたんだよね。
今になって思い出して、引っ張り出して読んでみた。
…うおお、知らなかった分野だけど、ここまで懇切丁寧に書いてあると、勉強になるわー。
プリザービング(Preserving)というのは、調べてみたところ広義には保存食全般を指し(塩漬けや缶詰も含むようだ)、狭義ではジャムを指す言葉のようだ。
この本では、果物のジャムやシロップはもちろん、果実酒、ピクルス、トマトソース、魚の塩漬け、パテ、チャツネまでプリザービングレシピとして紹介してある。
基本的には、塩、オイル、酒(アルコール)、砂糖、酢による保存食の作り方に加えて、薫製、乾燥、ソーセージ作成法まで網羅してある。
まさにプレザービングの教科書の様な本であった。
なにせ翻訳本なので「どうやって食べるのよこの保存食」みたいな、見たこともないような物のレシピまで載ってるけど、概ねすぐ役に立つ知識満載だ。その保存食をどう料理に生かすかとか、どう食べるかとか、どういうふうな保存食なのかとかいうような細かい注意書きもてんこ盛りである。
ただ、冷蔵庫を使わずに数年間保存することを目的としているせいか、レシピに載ってる砂糖の量も塩の量も半端じゃない。
保存を目的とするか、保存期間はほどほどで味を目的とするかで量を加減しないと、保存は出来たけど塩辛くて食べられないとかいうような物が出来ちゃいそうだけど。
目下、一番気になるレシピは、ラブナというソフトチーズのレシピである。
ヨーグルトとオリーブオイルとレモンと塩と乾燥ハーブで作るチーズなんだってさ…混ぜて、水切りして、小さくころころと丸めて、それを瓶に詰めてチーズが完全に浸かるように(気泡注意)オリーブオイルを注ぎ込んで漬け込んでおくらしいんだよね…生野菜とピタパンで食べると美味しいんだってさ…すっげ気になるー!
作ってみたいけど美味しいかどうかものすごい怪しいから、余計に気になるー!!
というわけで、当分プリザービングのマイブームが続く悪寒。
何せジャムを作るのにいい季節が続くからねえ…これからいろいろ果物の時期だし。簡単さに味しめちゃったし。
何か、この本読んでいると、プリザービング出来ない食材ってないような気になるんだよね…野菜、果物、魚、肉、なんでもござれだし。
あれもこれもやってみたい…作った後ちゃんと使うのかって話になったりするんだけどね…。