ワンコの今後
本日、週に一回(最近ちょっと間隔が開いているけど)仕事で行く外勤の施設に、就業時間後に講義に行くことになっていた。これは以前からの予定だったのだが、このとき、職場から直接行かないとしょうがないので、ワンコも一緒に連れて行った。行った施設で、ワンコを繋いで、ついでに迷い犬チラシを配ってあちこち聞いてみてもらおうと思って話題に出した。「…この子、来てるんですか?!」「うん、そこのところに繋いであるけど。」「うっわー、かわいい!見てきて良いですかー!?」どこの職員もワンコにはメロメロだ。職場しかり、この施設しかり、どこに連れて行っても嫌な顔どころか、我も我もと世話してくれるぐらいだし。…と、そこの職員達が口々に言い出した。「この子、飼い主が見つからなかったらどうするんですか?」「うん、里親探しをしないといけないだろうねえ。」「…ここで飼っちゃいけませんか?」…多少期待はしていたけどね、連れてきたときから。こういう施設でワンコを飼うのはさほど珍しくない。ここと同種の他の施設でもワンコを飼っているところがあるし。この子は外飼いOKというか、本犬自体が外飼いを好む。多少の抜け毛も、外飼いならそれほど気にならない。(ちなみに、ビーグルは短毛種にしては抜け毛が少ない方らしい。)悪天候時だけ屋内に入れておけるスペースにも事欠かない。人間には愛想がいいばっかりなので、若干ハイパーだが人間と直接のトラブルはまず起こさないだろう。その上この施設、ど田舎の山の上にあって、少々吠えようが余所に迷惑をかけるわけじゃないし、施設の中に居てこの子の吠え声が迷惑になる可能性も限りなく低い。土地だけはたっぷりあるし、この子が気に入るような散歩コースも盛りだくさんだ。もちろん付近に他の犬は全然いない。私もちょいちょい顔をだす施設だし。たまには顔を合わせて、あの水害を共に乗り越えた旧友として友情を暖めあうこともできる。スタッフとも仲がいいので、顔だけじゃなく(多少)口も挟むことが出来る。考えてみれば理想的ではある。…うん、いいんじゃないかな。実は、飼い主が警察にも保健所にも届けるわけでもなく、まして探しているという感じでもないので(かなりあちこちにチラシを配ったから、職場のご近所で本気で探している人がいるなら、もう情報は手には入ってそうなんだけどね…)、万が一見つかったとして、半分厄介者扱いされているとしたら、返すときに心が残るだろうなーとは思っていたし。もちろん、飼い主が見つかったら返すことにはなるんだろうけど。それでも、施設でならみんなが適当にかわいがるから、返すときのダメージもさほど大きくないだろう。というわけで、明日、施設の長である上司と話をしてみることにした。首尾良くOKが出たら、明日のうちにあの施設にワンコを連れて行こうと思っている。これでまとまれば、私的には百点満点の幕切れだなと。あの施設のスタッフにかわいがられるなら、このワンコも十分幸せに暮らせるだろう。施設のスタッフは、早速ドッグフードだ、その前に日曜大工で犬小屋だとはりきっている。ホント、たくさんの人が出入りするここでなら寂しがり屋のこのワンコも楽しく毎日過ごせるだろう。よーし、ゴールが見えた。明日、上司との話し合いを頑張るぞー!!