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カテゴリ:漫画・詩・小説
残酷で悲しい物語です。
チャッピーの着ぐるみを着て、左手左足を粉砕し、 全身の皮を剥ぎ、首を落とす猟奇的殺人事件。 それは5年前の秘密を警察に暴いて欲しくて 佳人が大倉に命じた復習劇のはじまりでした。 5年前、6人の少年少女達が廃墟で見たものは 皮膚を剥がされた子供の死体と左手左足を切断していた チャッピーの着ぐるみでした。 「たすけて」という子供の声を聞いたにもかかわらず、 ドラックをやっていたのがバレるのを恐れて 警察に通報せず秘密にした事に対しての逆恨みですが あの時助けを呼んでくれてれば妹の命は助かったかもしれない という無念から、また、復習を計画しなければ生きていられない ほど佳人の心は闇に沈んでいたのだと思います。 性器を切り取られて暴行された誰にも知られたくない秘密が 妹の脳がMRIにかけられて、人に知られてしまった事を憂いて、 佳人は自ら命を絶とうとしますが、 「香里ちゃんは何も見ていなかった。ずっと目をつぶってた」 と、青木がうそをついて、止めます。 ラストの佳人と香里が手をつないで走って行くシーンは 切なくて、読んでいて、涙が止まりませんでしたが、 ナレーションがこの事件の後味の悪さを物語っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月22日 01時54分31秒
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