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2011年08月24日
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 BLの苦手な方は読まないでください。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  



 何回泳いで競争しても燐はリュウジンに勝てなかった。

 燐はヘトヘトになって、岸辺に寝転んだ。リュウジンは

 息も乱さずケロっとしていたが、一緒に寝転んで、

 燐の胸に寄り添った。水辺には綺麗な花がたくさん

 咲いていて、照りつける夏の太陽が幻想的な泉の風景を

 蜃気楼のように不確かなものにしていた。燐は花に

 囲まれて、お花畑で眠るお姫様のように目を閉じた。

 燐がウトウトと眠っていると、何かが身体中を這いまわり、

 四肢の自由を奪われ、夢の中でこの世のものではない

 生物に抱かれているような気がした。ハッとして、燐が

 目覚めると、傍らに寝そべっていたはずのリュウジンが

 燐の上に乗っていた。

 「目が覚めたの?」

 リュウジンが燐の顔を覗き込むようにして、聞いてきた。

 「なっ!何してやがる!」

 「何って、交尾してるんだよ。」

 リュウジンはうっすらと笑った。燐は暴れようとしたが、

 手足を水草に縛られて、動けなかった。驚いたことに

 燐は泉の上にいた。泉の底から生えている水草が

 生き物のようにグルグルとまとわりつき、燐の身体を

 水面に持ち上げていた。水草たちは燐の身体の自由を

 奪うと共に身体を撫でまわして、交尾に協力していた。

 リュウジンが燐の身体の中で動くたびに胸や腹を

 水草たちにいやらしく撫でまわされ、燐は声をあげた。

 「あ、ああ、あっ、いやだっ、あああ~」

 恐怖と快楽の狭間で啼く燐にリュウジンはこう言った。

 「燐兄ちゃん、おいらのお嫁さんになって。」

 リュウジンは燐を抱きながら、優しくキスをした。しかし、

 「俺は女じゃねぇぞ!」

 と、燐は言った。

 「雄同士でも交尾できるって聞いたことあるよ。現に

 交尾してるし・・・おいら、交尾するの初めてなんだ。

 ずっと待ってたんだ。おいらの嫁さんにふさわしい

 魔物が現れるのを・・・」

 「えっ?!」

 「おいら、知ってたよ。燐兄ちゃんが人間じゃないって。

 匂いで分かるんだ。」

 リュウジンはにっこりと微笑んだ。


                         (続く)



  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  



 
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最終更新日  2011年08月24日 20時58分11秒
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