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テーマ:二次創作小説(939)
カテゴリ:「青の祓魔師」小説
BLの苦手な方は読まないでください。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 何回泳いで競争しても燐はリュウジンに勝てなかった。 燐はヘトヘトになって、岸辺に寝転んだ。リュウジンは 息も乱さずケロっとしていたが、一緒に寝転んで、 燐の胸に寄り添った。水辺には綺麗な花がたくさん 咲いていて、照りつける夏の太陽が幻想的な泉の風景を 蜃気楼のように不確かなものにしていた。燐は花に 囲まれて、お花畑で眠るお姫様のように目を閉じた。 燐がウトウトと眠っていると、何かが身体中を這いまわり、 四肢の自由を奪われ、夢の中でこの世のものではない 生物に抱かれているような気がした。ハッとして、燐が 目覚めると、傍らに寝そべっていたはずのリュウジンが 燐の上に乗っていた。 「目が覚めたの?」 リュウジンが燐の顔を覗き込むようにして、聞いてきた。 「なっ!何してやがる!」 「何って、交尾してるんだよ。」 リュウジンはうっすらと笑った。燐は暴れようとしたが、 手足を水草に縛られて、動けなかった。驚いたことに 燐は泉の上にいた。泉の底から生えている水草が 生き物のようにグルグルとまとわりつき、燐の身体を 水面に持ち上げていた。水草たちは燐の身体の自由を 奪うと共に身体を撫でまわして、交尾に協力していた。 リュウジンが燐の身体の中で動くたびに胸や腹を 水草たちにいやらしく撫でまわされ、燐は声をあげた。 「あ、ああ、あっ、いやだっ、あああ~」 恐怖と快楽の狭間で啼く燐にリュウジンはこう言った。 「燐兄ちゃん、おいらのお嫁さんになって。」 リュウジンは燐を抱きながら、優しくキスをした。しかし、 「俺は女じゃねぇぞ!」 と、燐は言った。 「雄同士でも交尾できるって聞いたことあるよ。現に 交尾してるし・・・おいら、交尾するの初めてなんだ。 ずっと待ってたんだ。おいらの嫁さんにふさわしい 魔物が現れるのを・・・」 「えっ?!」 「おいら、知ってたよ。燐兄ちゃんが人間じゃないって。 匂いで分かるんだ。」 リュウジンはにっこりと微笑んだ。 (続く)
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最終更新日
2011年08月24日 20時58分11秒
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