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テーマ:二次創作小説(939)
カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m あの頃の僕は希望に満ち溢れていた。 奈落の底に沈むノアの方舟に乗っているとも知らずに・・・ 薪は自宅のマンションでワインを片手に写真を見つめていた。 そこには希望に満ちあふれた二人の笑顔があった。 「完成したら、また行こう。鈴木。」 薪はにっこりと微笑んでワインを飲んだ。 「そうだな。少し早かったな。3年後に俺たちの夢が実現する。 そうしたら、また見に行こう。薪。」 第九の全国展開は鈴木の夢だった。貝沼の脳を見た後も それは変わりなく、狂気に蝕まれて行く鈴木の唯一の希望 だった。真実を映し出すMRIは見たものを狂気の世界へ 導いて行く。それが分かった今でも鈴木は夢や理想を 捨てなかった。未来だけを信じていた。 鈴木はゆっくりと近づくと、薪に口づけした。舌を絡めながら ワイシャツのボタンを外して行く。薪の滑らかな肌に指を 這わせると、薪は思わずワインをこぼしそうになった。 「おっと、こぼしちゃダメだよ。そのまま手に持って、 ワインを飲んで。床にこぼさず、最後まで飲めたら、 薪の勝ち。薪の言うことを何でも聞いてあげるよ。でも、 もし薪がワインをこぼしたら、その時はお仕置きだよ。」 鈴木の意地悪な提案に薪は逆らわなかった。薪はそっと 慎重にワイングラスを唇にあてた。しかし、ワインを一口 飲んだ時、鈴木に胸の突起を吸われて、薪は口の端から 少しワインをこぼしてしまった。鈴木は首から顎にかけて、 一滴のこぼれたワインを舐め上げると、 「ダメじゃないか。今度こぼしたら、お仕置きだよ。」 と、薪の耳元で囁いた。そして、薪のズボンに手をかけ、 ジッパーを下して口に含んだ。ねっとりとしつこく舐められて 身体の芯が熱くなり眩暈を感じた薪はついにワイングラスを 持っていた手を傾けて、ワインを床にこぼしてしまった。 「僕の勝ちだね。お仕置きだ。」 鈴木は意地悪く笑った。薪は四つん這いになるよう命じられ、 ワインに染まった床に両手をついて、ズボンを膝の位置まで 半分脱いだ状態で尻を突き出し、四つん這いになった。 鈴木は4分の1くらいワインが残っているワインのボトルを 手に取ると、薪のまだ慣らしていない蕾にゆっくりと 瓶の口先を突っ込んだ。 「ひっ!あ、ああ。や、やめ。ああ~」 体内に異物と液体が入ってくる感覚に薪は恐怖を感じ、 僅かな抵抗を見せた。鈴木はそんなことはおかまいなしに ズブズブと瓶を薪の中に沈めて行く。5センチほどワインの 瓶を突き刺すと、上下に動かし、瓶に入っていたワインを 全部、薪の尻の中に注ぎ込んだ。 「こぼすなよ。」 鈴木は薪の尻をペシッと叩いた。しかし、ワインを こぼさないでいるのは至難の業だった。薪の下の口は 瓶を咥えたままタラタラと涎を垂らすようにワインを こぼしてしまっていた。 「だらしないな。」 鈴木は嘲笑うと、ワインの瓶を抜き取り、薪の中に入ってきた。 ワインに酔った薪の身体はいとも簡単に鈴木を受け入れ、 ピシャピシャと淫猥な音を立てて、鈴木が腰を打ち付けるたび 薪の尻から、赤い液体が溢れた。ワインは薪の下半身まで 汚し、まるで真っ赤な血に染まったようだった。 「あ、ああ、ああ~」 嬌声を上げる薪は何かに溺れたように床に爪を立て、必死で 何かを掴もうとしていた。血を流して死んでいった少年達は 薪への愛を誓う為の生贄だった。貝沼に憐れみをかけた罰を 薪は受けなければならなかった。薪は惨めに這いつくばり、 身体を汚すことで、ほんの少しだけ死者に許してもらえる 気がした。薪は快楽の波に溺れて神にすがりつきたかった のだった。痛みは薪に安らぎを与えてくれる。薪は鈴木に 激しく突かれて、絶頂に達した。そして、鈴木の欲望を 体内に感じながら、神に導かれて落ちていくのを感じた。 (続く)
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最終更新日
2011年09月21日 21時47分05秒
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