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テーマ:二次創作小説(935)
カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないで下さい。 猟奇的描写があります。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m MRIの画像に映ったのは美しい少年だった。まるで天使のような澄んだ瞳と ギリシャ神話の女神ように高い鼻。ほんのり薄い薔薇色の唇。色白で華奢な 身体はまだ幼く、一糸まとわぬ姿でなければ少女と見間違うほどだった。 少年は被害者の自宅のリビングのソファに座り、乗馬鞭を手にしていた。 「悪い信者には罰を与えなくちゃね。」 少年はそう言うと、全裸で正座している被害者の肩をピシッと鞭で叩いた。 画像が少し乱れた後、寝室に移動すると、背中から降りた少年が 「僕にお尻を叩かれて嬉しい?南田はお馬さんごっこが大好きだね。 今日はいつもとは違うプレイをしようか?」 と言った。少年は手足を縄で縛り、ベッドに縛りつけた。 そして、被害者は混乱と恐怖のさなか息絶えた。 「青木。何か分かったか?」 MRI捜査室に薪が入ってきて、一息ついていた青木に聞いた。 「はい。犯人はホタルでした。現場捜査で犯人が侵入した形跡も 争った形跡もない理由が分かりました。2週間ほど前から一緒に住んでいて、 日常的にSMプレイをしていたようです。また、ホタルは犯行の数日前から 儀式に使うと言って、弓矢や針や大きな白い和紙などを買ってくるように 命令していました。つまり、南田氏は自ら購入した凶器で殺害されたのです。 これなら、犯行当日、誰にも怪しまれないで密室殺人が行えるというものです。」 「ガソリンやバーナーは購入したのか?この事件は不可解過ぎる。 頭部だけを燃やす事ができる装置でもあれば別だが、首から下は燃えてないんだ。 しかも、シーツも枕も燃えていない。普通、引火して火事になるだろう? 殺害後に首を切り取り、オーブンで焼いて、首を戻したのなら、まだ分かるが、 紙を皮膚に縫い付けるほどの凶悪犯なのに、首は縫い付けていない。 死体を動かした形跡もない。頭部はまるでローストビーフでも焼いたみたいに 表面はこんがり焼けていて、中はレア。どうやったと思う?」 「分かりません。死んだ後は見えないので。・・・ただ言える事は 火気類や防火剤は購入していません。」 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月21日 23時56分34秒
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