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2015年09月26日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート



 青木は薪の瞳をじっと見つめた。

 「分かった。だが、その前におまえの意見を聞かせてくれ。」

 と薪は言った。

 「俺の意見ですか?」

 「ああ。そうだ。」

 「超能力です。あれだけの複数の人間がはっきりと見ています。

 謎の人体発火現象というよりもっと高度な特殊能力です。

 超能力以外に考えられません。強いて言うなら霊能力とでも言いましょうか?

 ホタルの両親も霊能力者ですし、ホタルに特別の力があっても不思議じゃありません。

 教祖の森野熊吉63歳は霊媒師です。そして、娘の蝶子33歳も霊媒師で、

 15年前に父である熊吉と内縁の妻として結婚し、ホタルを産んでいます。

 法的にホタルは出生届も出されていない私生児ですが、教団の中では

 世継ぎとして大事に育てられていました。放火殺人事件を起こしたのは

 蝶子の異母姉妹の蛭子36歳に関係があると思います。」

 「よくそこまで調べたな。僕も三年に一度の生贄の儀式に

 蛭子の子を使っていたのが事件の要因の一つだと考えている。

 蛭子は熊吉が信者に産ませた子だ。あの教団は信者同士でも交わり、

 戸籍のない子供を毎年のように作っている。そして、三年に一度、

 赤子の肉を喰らうというおぞましい儀式を行っている教団だ。

 蛭子は蝶子と違って、霊媒師としての資質がなかったせいで、

 子を産む道具として家畜同然の扱いを受けていた。

 信者に孕ませ、産むと子を取り上げ、儀式に使うという恐ろしい事を

 平気で自分の娘にできた教祖熊吉の神経が分からない。

 そして、ホタルは何故・・・考えれば考えるほど不可解な教団だ。」

 「じゃ、もう、考えるのは止めましょう。深く考えていたら、

 この事件は薪さんの神経がもたないですよ。」

 と言って、青木は薪を抱き寄せた。

                              (続く)





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最終更新日  2015年09月27日 12時52分26秒
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