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あすなろ日記

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全75件 (75件中 1-10件目)

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「秘密」詩・小説

2015年10月11日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 泣きながら、目が覚めると、ハチがいた。

 「ホタル様。また悪い夢でも見たのですか?」

 ホタルはハチに抱きついて、

 「また、あの日の夢を見た。」

 と言った。

 「ホタル様。」

 ハチはホタルを抱きしめ、髪を撫でた。

 「ホタル様は悪くないですよ。教祖様はどうかしていたのです。

 あの儀式は廃止しましょう。そして、もう恐怖で支配する宗教ではなく、

 新しい宗教を二人で作って行きましょう。」

 「新しい宗教・・・ねえ、ハチは僕のこと恨んでない?僕が皆を

 殺してしまったのに・・・」

 と、ホタルはすまなそうな顔をして言った。すると、ハチはこう言った。

 「恨んでいません。むしろ感謝しています。ホタル様は解放してくれたのですから。

 蝶子様も母も皆も死んで良かったのです。あのままでいるほうが間違っているのです。

 すべて善き方向に向いています。」

 「でも・・・」

 「ホタル様は俺を助けてくれました。ホタル様が無意識のうちに

 俺だけを焼き殺さなかったのです。だから、俺は命があるのです。

 俺はホタル様に選ばれた人間です。俺は一生ホタル様を支えます。」

 「ハチ。」

 ホタルは暗い顔をした。

 「そうだ。気晴らしに買い物に行きませんか?

 ホタル様も東京見物なさりたいでしょう。」

 「いいのか?」

 「はい。」

 ハチはにっこりと笑った。

                            (続く)






最終更新日  2015年10月12日 17時56分50秒
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2015年10月10日
カテゴリ:「秘密」詩・小説

 猟奇的描写が苦手な方は読まないで下さい。
 
 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 「ホタル様。生贄の儀式と13歳の成人の儀式が重なって様ございました。

 さあ、どうぞ。生まれたての赤子の肉をお上がり下さいませ。」

 初めて目にする光景は異様だった。大鍋に絞殺した赤ん坊の死体を入れて、

 グツグツ煮るのだ。煮えたら、取り出して、大皿に盛り、包丁で肉を削ぎ落とす。

 小皿に肉を盛って、恭しく差し出す信者は異様な儀式に慣れているようだった。

 「食べたくない。」

 ホタルは拒否した。

 「成人の儀式だぞ。食べて大人になるのだ。食べなさい。ホタル。」

 教祖が横から恐い顔で言った。

 「嫌だ。やっぱり、こんなの変だよ。嫌だ!」

 「嫌じゃない。信者一同の前で父に恥を掻かす気か?嫌なら、死を以って償え。」

 教祖はホタルをバシッと叩いた。そして、毒薬の瓶をホタルの目の前に置いた。

 「食すか死か選べ。選べなければ、父が食べさせてやろう。」

 教祖は無理やりホタルに赤子の肉を食べさせようとした。

 「や、やめっ。あっ。」

 その時、青い炎がホタルの両手から発生し、燃え上がり、青き炎に包まれて、

 教祖は死んだ。

 「わーっ!!」

 ホタルは錯乱したように大声で泣いた。すると、炎は天井にまで燃え広がり、

 たちまち御殿を焼き尽くした。信者たちは逃げ惑いながら、炎に包まれて

 死んでいった。地獄絵図のような光景の中、ハチだけが逃げなかった。

 ハチは我を失ったホタルの心を鎮める為に燃え盛る炎の中でホタルを抱きしめた。

 ホタルは涙を流して、こう言った。

 「ハチ。僕が怖くないの?」

 「俺は・・・怖くないです。それより、ここにいる皆はもう助からない。

 蝶子様を助け出しましょう。」

 「うん。」

 ハチだけが無事だった。ハチと手を繋ぎ、二人で蝶子のいる地下牢に

 向かったが、ホタルが歩くところ全て炎に囲まれていた。地下牢に着くと、

 蝶子は炎の中で死にかけていた。

 「化け物!呪ってやる!ホタル!」

 蝶子は恐ろしい形相でホタルを罵倒し、息絶えた。

 ホタルはほろほろと涙を流した。

                              (続く)






最終更新日  2015年10月11日 23時57分15秒
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2015年10月09日
カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 青木は薪に口づけした。両手を掴み、そっとデスクに薪を押し倒して、

 深く口づけしながら薪のネクタイをほどいた。薪の唇から熱い吐息が漏れた頃、

 青木は薪のズボンのベルトに手をかけ、ジッパーを下げた。そして、

 指を忍び込ませ、熱くなったものをそっと摩り上げた。

 「あ、青木。ここじゃ嫌だ。」

 「どうしてですか?第九には俺達だけですよ。」

 「もし、誰かに見られたら・・・ガードマンが深夜12時に巡回に来る。」

 「まだ11時20分ですよ。それまでには終わらせます。」

 「終わるわけない。あっ。」

 青木が薪のシャツの上から突起を軽く噛んだ。

 「あぅ。あっ。」

 思わず出した声に、青木は

 「薪さんは感じやすいから本番は無理ですね。時間もないし、

 口でしてあげます。」

 と言って、薪の下半身を口に含んだ。舌で何度も舐め上げ、

 口に含みながら舌先を入れると、透明の体液が滲み出て来た。

 溢れる透明の体液を吸い取り、青木は薪の味を楽しんだ。

 「う、うん。あっ。」

 「声を出してはダメですよ。」

 「そ、そんなこと言ったって・・・もう、いい。来いよ。青木。早く。」

 「ガードマンが来る時間まで25分しかないですよ?」

 「構わない。来い。青木。」

 「薪さん。」

 青木は薪に挿入した。資料や本が散乱するデスクに薪は仰向けに

 横たわったまま青木を受け入れ、青木に身を任せた。

 ゆっくりと、深く、激しく、青木の腰の動きが薪を狂わせる。

 やがて快楽の波が二人を襲い、同時に絶頂を迎えた。

 「あっ。あっ。ああっ。」

 嬌声を上げて、果てた後、退こうとしない青木を薪は軽く押しのけ、

 「11時55分だ。急げ。」

 と言った。青木は余韻を楽しむ間もなく、薪から身体を離し、

 ティッシュで拭ったが、まだ未練があるようだった。

 薪は無言で身支度を整え、

 「帰るぞ。青木。今夜は家に泊めてやるから。」

 と言った。二人が部屋を出たのは11時59分だった。

                              (続く)






最終更新日  2015年10月10日 20時47分37秒
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2015年09月26日
カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 青木は薪の瞳をじっと見つめた。

 「分かった。だが、その前におまえの意見を聞かせてくれ。」

 と薪は言った。

 「俺の意見ですか?」

 「ああ。そうだ。」

 「超能力です。あれだけの複数の人間がはっきりと見ています。

 謎の人体発火現象というよりもっと高度な特殊能力です。

 超能力以外に考えられません。強いて言うなら霊能力とでも言いましょうか?

 ホタルの両親も霊能力者ですし、ホタルに特別の力があっても不思議じゃありません。

 教祖の森野熊吉63歳は霊媒師です。そして、娘の蝶子33歳も霊媒師で、

 15年前に父である熊吉と内縁の妻として結婚し、ホタルを産んでいます。

 法的にホタルは出生届も出されていない私生児ですが、教団の中では

 世継ぎとして大事に育てられていました。放火殺人事件を起こしたのは

 蝶子の異母姉妹の蛭子36歳に関係があると思います。」

 「よくそこまで調べたな。僕も三年に一度の生贄の儀式に

 蛭子の子を使っていたのが事件の要因の一つだと考えている。

 蛭子は熊吉が信者に産ませた子だ。あの教団は信者同士でも交わり、

 戸籍のない子供を毎年のように作っている。そして、三年に一度、

 赤子の肉を喰らうというおぞましい儀式を行っている教団だ。

 蛭子は蝶子と違って、霊媒師としての資質がなかったせいで、

 子を産む道具として家畜同然の扱いを受けていた。

 信者に孕ませ、産むと子を取り上げ、儀式に使うという恐ろしい事を

 平気で自分の娘にできた教祖熊吉の神経が分からない。

 そして、ホタルは何故・・・考えれば考えるほど不可解な教団だ。」

 「じゃ、もう、考えるのは止めましょう。深く考えていたら、

 この事件は薪さんの神経がもたないですよ。」

 と言って、青木は薪を抱き寄せた。

                              (続く)






最終更新日  2015年09月27日 12時52分26秒
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2015年09月19日
カテゴリ:「秘密」詩・小説
 
 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 「青木。先に帰れ。僕はここに泊まるから。」

 「薪さん。根詰めると体によくないですよ。一緒に帰りましょう。」

 青木は机の上いっぱいに広がった資料や超常現象の本を見て言った。

 「人体自然発火現象についてまだ調べる事があるんだ。岡部も先に帰った。

 青木も帰れ。」

 と薪は書類を手にしながら言った。青木は仕方なく帰ろうとしたが、

 ふと思い出したように、書類を読んでいる薪に

 「薪さん。ホタルの母親の蝶子の脳って見ましたか?」

 と聞いた。

 「ああ。見た。焦げていて、あまり役に立たなかったが・・・

 青木は見たのか?」

 「はい。見ました。南田氏の脳も見えるところは限られていて

 全部見ましたから。薪さん。霊媒師って超能力が使えるんですね。」

 「そんなもの使える人間なんていないに等しい。必ず何かトリックがあるはずだ。」

 と、薪は首を振りながら不機嫌そうに言った。

 「薪さん。」

 青木は薪が手に持っている書類を片手でそっと押さえて、薪の唇に唇を重ねた。

 「な、何するんだ。バカ。仕事中だぞ。」

 薪は青木が唇を離すとすぐに悪態をついた。しかし、青木はクスッと笑って、

 「薪さんは働き過ぎですよ。昨日も第九に泊まったでしょう?

 今夜は俺と過ごすって、約束したじゃありませんか?」

 と言った。だが、薪は頭を抱えて溜息をついた。

 「いくら調べてもこの件に関しての結論が出ないんだ。」

 すると、青木はこう言った。

 「俺はバカだから見たもの全てを信じます。薪さんは頭が良いから、見たものが

 信じられなくて、トリックを暴こうと、こんなに沢山の資料をかき集めて、

 読んでるんですよね?本当は結論がとっくに出てるんじゃないんですか?」

                               (続く)







最終更新日  2015年09月20日 20時53分36秒
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2015年09月04日
カテゴリ:「秘密」詩・小説
 
 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



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 「ホタル様。新しい御殿はお気に召して頂けましたでしょうか?これからは

 この岸田がホタル様のお世話を致します。なんなりとお申し付け下さいませ。」

 と初老の男はひれ伏して言った。料亭のような屋敷の大広間の上座にホタルは居た。

 御殿はまるで平安時代にタイムスリップでもしたかのような雅な御簾や燭台などの

 調度品で揃えられていた。ホタルはグレーの半ズボンに白のブラウスを着ていて、

 座布団が三枚重ねられた上に置物のようにちょこんと座っていた。そして、

 その隣には火傷の痕が残る顔の青年が座布団も敷かず畳に座っていた。

 「2週間で料亭を改装するなんてさすがですね。ホタル様も気に入ったようです。」

 「左様ですか。それは良かった。」

 「ところで、このお店、いや、御殿を本当に頂いてもよろしいのですか?

 岸田さんの一存で店を閉めて、店長や従業員は大丈夫でしたか?」

 と青年は言った。

 「もともと2号店を来月オープンする予定がありましたので、オーナーの

 私の一存で店を移転する事にしたのです。それに、飲食店なら他にも数店舗

 経営しておりますから、従業員を一時的に他店に配属するくらいの事は

 簡単にできますよ。私はホタル様のお力になれれば、幸せなのです。

 ホタル様はきっと素晴らしい教祖様におなりになるお方です。ホタル様。

 今一度その奇跡を起こすお力をお見せ下さいませ。」

 と岸田が言った。

 「分かった。」

 ホタルは無表情で右手を燭台にかざし、一瞬にして手から青白い炎を出し、

 燭台に火を灯した。

 「お見事でございます。ホタル様の霊力を持ってすれば、お父上を

 超えられると岸田は信じております。出家した信者たちは皆、業火に

 焼かれてしまいましたが、出家していなかった信者が数百人おります。

 岸田と共に再興致しましょう。」

 目に涙を浮かべて岸田は言った。

 「うん。分かった。岸田を最高顧問に任じる。ハチもそれで良いか?」

 「はい。御殿の寄進を考えれば当然のこと。お母上の仇の南田を贄にし、

 異を唱える信者たちを黙らせた今、もう怖いものなどありません。

 ホタル様の仰せのままに。」

 青年はホタルに恭しく頭を垂れた。

                            (続く)







最終更新日  2015年09月06日 00時19分54秒
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2015年08月20日
カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないで下さい。

 猟奇的描写があります。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 MRIの画像に映ったのは美しい少年だった。まるで天使のような澄んだ瞳と

 ギリシャ神話の女神ように高い鼻。ほんのり薄い薔薇色の唇。色白で華奢な

 身体はまだ幼く、一糸まとわぬ姿でなければ少女と見間違うほどだった。

 少年は被害者の自宅のリビングのソファに座り、乗馬鞭を手にしていた。

 「悪い信者には罰を与えなくちゃね。」

 少年はそう言うと、全裸で正座している被害者の肩をピシッと鞭で叩いた。

 画像が少し乱れた後、寝室に移動すると、背中から降りた少年が

 「僕にお尻を叩かれて嬉しい?南田はお馬さんごっこが大好きだね。

 今日はいつもとは違うプレイをしようか?」

 と言った。少年は手足を縄で縛り、ベッドに縛りつけた。

 そして、被害者は混乱と恐怖のさなか息絶えた。

 「青木。何か分かったか?」

 MRI捜査室に薪が入ってきて、一息ついていた青木に聞いた。

 「はい。犯人はホタルでした。現場捜査で犯人が侵入した形跡も

 争った形跡もない理由が分かりました。2週間ほど前から一緒に住んでいて、

 日常的にSMプレイをしていたようです。また、ホタルは犯行の数日前から

 儀式に使うと言って、弓矢や針や大きな白い和紙などを買ってくるように

 命令していました。つまり、南田氏は自ら購入した凶器で殺害されたのです。

 これなら、犯行当日、誰にも怪しまれないで密室殺人が行えるというものです。」

 「ガソリンやバーナーは購入したのか?この事件は不可解過ぎる。

 頭部だけを燃やす事ができる装置でもあれば別だが、首から下は燃えてないんだ。

 しかも、シーツも枕も燃えていない。普通、引火して火事になるだろう?

 殺害後に首を切り取り、オーブンで焼いて、首を戻したのなら、まだ分かるが、

 紙を皮膚に縫い付けるほどの凶悪犯なのに、首は縫い付けていない。

 死体を動かした形跡もない。頭部はまるでローストビーフでも焼いたみたいに

 表面はこんがり焼けていて、中はレア。どうやったと思う?」

 「分かりません。死んだ後は見えないので。・・・ただ言える事は

 火気類や防火剤は購入していません。」

                                 (続く)






最終更新日  2015年08月21日 23時56分34秒
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2015年08月18日
カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないでください。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


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 「青木。やってくれるか?やれるのはおまえしかいない。」

 「薪さん。」

 青木はこんがり焼けた脳を手渡された。

 「信頼のおける部下を1人呼び寄せて、極秘に捜査して欲しいと警視総監に

 頼まれた。それで、おまえを呼び寄せたのだが、政治家を陰で操る占い師を

 教祖と仰ぐ新興宗教の教団が火事で全滅したニュースは知っているか?

 その時も遺体から取り出した脳が幾つか科警研に運ばれてきたのだが、

 酷いありさまだった。今回も・・・」

 薪は目を伏せた。

 「脳の損傷は大きいかもしれませんが、MRIで犯人を見つけ出してみせます。」

 青木は薪に信頼されていると思うと嬉しくて、張り切っていた。

 「頼んだぞ。青木。」

 薪は何か考え込んだ様子で脳を見つめながら言った。

 「はい。任せて下さい。それで、被害者の身元は分かっていますか?

 捜査報告書には何と書いてありますか?」

 「警察の調べでは被害者は首相の補佐官の南田氏だ。現場の状況など詳しい事は

 この報告書を読むと良い。だが、首相が報道を恐れて、科警研以外での捜査を禁じた為、

 何故あんな殺し方をしたのかは不明だ。首相補佐官の自宅で起きた猟奇殺人事件なんて

 マスコミが飛びつきそうなネタだが、この事件は全く報道されていない。

 第一発見者の秘書官は恐怖のあまり精神を患い、入院したそうだ。」

 「そんな惨たらしい殺され方だったのですか?」

 「見たら分かる。南田氏殺害事件を極秘にした理由は2つある。

 一つは南田氏が信者だったからだ。政治に行き詰まる度に教祖に相談し、

 占ってもらっていたらしい。そして、もう一つの理由は教団が単なる

 新興宗教ではなく、妖しい術を用いる謎のセックス教集団だったのだ。

 この事について首相は知らなかったと言っているが、本当のところは

 どうだか分からない。僕が見た教団信者の焼死体の脳から推察すれば、

 犯人はおそらく教祖の子ホタル13歳だ。父である教祖を殺害し、火を放ち、

 信者50名を焼き殺し、一夜にして教団を壊滅させた子供だ。」

                               (続く)






最終更新日  2015年08月19日 01時09分36秒
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2015年08月16日
カテゴリ:「秘密」詩・小説
 
 BLの苦手な方はお読みにならないで下さい。

 猟奇的描写の苦手な方はお読みにならないで下さい。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m

  
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 「誰が殺したクックロビン。それは私。スズメが言った。

 私の弓で。私の矢羽で。私が殺した。駒鳥の雄を!」

 少年はマザーグースの歌を歌いながら、静かに弓を引いて、

 全裸でベッドに縛り付けられている男の心臓を打ち抜いた。

 男は呻いたが、猿轡を噛ませられていて、何も言えないまま息絶えた。

 「誰が見つけた。死んだのを見つけた。それは私。ハエが言った。

 私の眼で。小さな眼で。私が見つけた。その死骸見つけた。」

 少年は更に歌いながら、ナイフを取り出し、男の両目を抉った。

 「誰が取ったか。その血を取ったか。それは私。魚が言った。

 私の皿に。小さな皿に。私が取った。その血を取った。」

 少年は男の顔のかつて眼があった場所にスプーンを突き立て、溢れる血を

 すくい取り、スープ皿に入れた。そうして、皿いっぱいの血を集めると、

 今度は寝室の壁際にある熱帯魚の水槽に血を注いだ。

 水槽はたちまち血に染まり、水の中の魚たちは逃げ惑った。

 「誰が作るか。死装束を作るか。それは私。カブトムシが言った。

 私の糸で。私の針で。私が作ろう。死装束を作ろう。」

 少年は和紙で作られた人型の白い大きな式神を男の上に乗せて、

 針と糸で男の皮膚に縫い付けた。時間をかけて縫い付けたので、

 式神は血を吸い、真っ赤に染まった。

 「空の上から。全ての小鳥が。ため息ついたり、すすり泣いたり。

 みんなが聞いた。鳴り出す鐘を。かわいそうな駒鳥のお葬式の鐘を。」

 少年は男の頭上に手をかざし、青白い炎で首から上を焼いた。

 式神の力を以ってしたのか炎は他には燃え移らなかった。

 少年は最後に男の目玉をサイドボードに二つ並べて、部屋から立ち去った。

 男の死骸は自らの眼に見張られながら頭部だけがいつまでも燃えていた。

                               (続く)






最終更新日  2015年08月18日 00時50分34秒
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2011年10月03日
カテゴリ:「秘密」詩・小説

 欲望の趣くままに書いた秘密二次小説『方舟』は

 神とノアの方舟をテーマに罪と罰の因果を考えて

 SMの真理を耽美に描いてみました。

 前作の『疑惑2』『疑惑3』を超えられるミステリーは

 もう書けないと思っていたところにワインの話があり、

 20万HITにふさわしい秘密を書こうと思いました。

 私の小説が読みたいと言ってくださった秘密仲間の

 皆様に感謝です。

 あと、キャラ崩壊寸前まで薪さんをツンデレなドMに

 書いてしまったことをお詫び致します。

 それから、最後まで文句を言わずに読んでくださった

 皆様にお礼申し上げます。m(_ _)m



 




 

 

 






最終更新日  2011年10月04日 02時03分26秒
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