尖閣事件の全貌を知るために
中国人船長の拿捕にあたり、海上保安官2名が殉職(一人は自動小銃で撃たれ、一人は海に突き落とされた後、乗り上げてきた中国船のスクリューに巻き込まれて死亡)したとの噂が、ネット上で飛び交っている。さらに、Aso Tarouアカウントのtwitterで、殉職者の実名とされる名前が書き込まれたり。。日本在住の東トルキスタン人、イリハム・マハムティ氏の著書「7.5ウイグル虐殺の真実―ウルムチで起こったことは、日本でも起きる」 で読んだのだが、中国という国では、政府やマスコミへの不信から、噂・口コミが庶民の間の重要な情報源となっており、当然、まったくのデタラメな噂が真実として暴走してしまうことも頻繁にあるという。今の日本のインターネット社会も、そんな中国と同じ、政府やマスコミへの疑心暗鬼から来る噂に満ち満ちている。是非、船長拿捕に至るまでのすべての映像を公開して、海保の人的被害状況も含め、すべてを詳らかにしてほしい。ひとつ、信頼できそうな発言として佐々敦行さんのワイドショーでの発言を書き起こして下さっているブログがあったのだが、とても参考になった。ワイドショー(テレ朝)が、この問題をどのような論調で扱っているかもよく分かる。。それから、青山繁晴氏の解説(YouTube)も、この問題の本質を考える上で助けになった。民主党(仙石)が検察を恫喝して船長を釈放させたということはわかっていたが、ショックを受けたというか暗い気持ちにさせられたのは、経済界からの圧力があったということ。これって、戦前の財界が目先の利益のために政治に圧力をかけて戦争を継続させたがったのと、事の本質は同じような、、。所詮は、政治は国民の鑑でしかない。政治家が金や権力、保身のために自国を切り売りするのも、行動に原理原則がないことも、未来のビジョンがないことも、残念ながら、すべて私たち国民の大多数の姿を反映しているだけに過ぎないのだ。政治を批判するときには、では自分自身はどうあるべきなのか、常に問うことを忘れないようにしたいと思う。