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カテゴリ:今日にちなむ
大庭柯公『其日の話』(江戸団扇)
「火事」 今年の元日か二日の朝、芝の白金に火事があった。そこには三人の友人が住んでいるので、私は早速「白金も黄金も持たぬ連中は、江戸の花じゃと近火新年」と葉書に同文狂歌を書いてやった。この恒産無しと云う貧党の精神が、火事にどのくらい威勢を付けたか分からない。東京ももはや文明的帝都として、完成を期せずばならぬ時であるから、旧時代の産物である火事は、旧思想の親爺と共に、絶滅を期せずばなるまい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月17日 20時34分38秒
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