初・担当者会議
ヒロは3月で卒業。1月で18才となり、障がい児から障がい者、と本人は変わらないのに書類上いろんな手続きがありました。障がい者自立支援法に基づいて、各種サービスを利用する障がい児者はサービス等支援計画書を作らなくてはいけない、ということで住んでる市でもとうとうサービス等利用計画書を作ることが求められるようになりました。自分で作る、または、計画書を作る相談を受けてくれる事業所と契約して作ってもらう、の、2つの方法がありますが、ヒロは事業所と契約して作ってもらう方法を選びました。ヒロはガイドヘルプ、ホームヘルプ、児童ディ、日中一時支援、短期入所と利用するサービスの種類が多く、また卒業後はディがなくなり、新たに生活介護の事業所2つが加わるので、事業所を利用して受けるサービスの内容を1つにまとめてもらいカルテのようにしてもらうのが便利だったからです。こうした計画書の作成を請け負ってくれる事業所は市内にいくつもありますが、お願いしたのは日頃お世話になっている施設に設置されている事業所でした。ここの担当者さんは、大学生のときからアルバイトで日中一時支援のスタッフとして働いておられ、卒業後そのまま正規職員になられたお兄さんMさん。アルバイト時代を含め日中一時支援の部門に在籍しておられた数年の間、ヒロもずいぶんお世話になりました。ヒロは同じ病名の人の中でも典型でない、と主治医より、障がい児として看た場合でも同じタイプの人がとても少ないタイプ、と預かり先のスタッフさんより評されているヒロのこと、初めてヒロを知る方に言葉や文字で様子を伝えることにいつも苦労しています。そんなわけで計画書はヒロのこと、家族の事情を知って下さる方に作ってもらうのが一番です。狙い的中。時間のやりくりに苦労している私にも心配りをして下さって、市役所へ提出する書の代筆、手続きの代行をして下さったり、書類への押印、書類の説明などはヒロの施設利用のお迎えのタイミングに合わせて預かり部門の方へ来て下さったり・・(事務室へ寄ってください、じゃないんです)。他にも数々の温かい配慮、丁寧な対応をしていただきとても助かっています。今日はそのMさんを中心に初めての担当者会議でした。関わり先の事業所の方が一同に顔を合わせて、それぞれのサービス利用時のヒロの様子をお話しいただき、ヒロについての共通の認識を持つための会議。こうした会議はずっと望んでいたものでした。サービス等利用計画書の事業が制度になるまでこうしたものはありませんでしたからこうした制度ができて、市でも運用が始まってありがたい・・。2月は学校がありますが、3月は5日で卒業。その日の午後からのヒロの過ごし先が大問題。週に1度ディサービスと契約していますが他の曜日は1つの預かり先頼み。そこの予約確保ができない日、できない時間は在宅となってしまうことが最大の問題。ずっと在宅だと私は最低限の家事さえ困ることになるし、ヒロも煮詰まってしまってパニックになりやすくなるし、なので、少しでも預かりの時間を確保したり、バラエティを持たせたりして、お互い過ごし安くしたいところです。ディサービスの契約日を3月だけ増やしたい、という希望は全曜日で契約者がいっぱい、ということで叶わなかったので、まずは●日中一時支援と短期入所の利用確保のためまずは親が必死で電話すること●それでも確保できなかった日、時間にディサービスの臨時希望、 またはガイド利用をしたい希望を出すことを皆さんに知っていただきました。それでもうまく最後の春休みの3週間を埋められる保障はないのですけれど・・。次の会議は3月。4月から通う生活介護の事業所の方にさらに加わっていただける予定です。**********卒業後は学校という相談先を失うので、どうしたものかと昨年度まではほんとに悩みのタネでしたが、ちょうど卒業の年に市で利用計画書を作ることが必要事項になったこと、計画書作成のために事業所と契約を結ぶ選択肢ができたこと、よかった。サービス等利用計画書は相談支援事業を行う事業所で作ってもらいます。Mさんはこの事業所のスタッフです。サービス等利用計画書の作成をお願いする以外にもいろんな相談をすることができ、ヒロの今後の生活の要となる事業所です。ずっとMさんが担当でいてくれたらいいけれど、大きな事業所の一部門でもあるので部門間異動で担当者が変わってしまう可能性もあるのかもしれないなあ・・。ヒロを手元に置きながら、親もこれ以上疲れ果ててしまわないように過ごすにはいろんなサービスの利用が欠かせない。相談先がちゃんとあることもとても大切。卒業を目の前にして、ヒロも家族もいろんな方々の手を借りないと生きていけないことを改めて実感した時間となりました。感謝を忘れないで利用させていただきたいと改めて思いました。