あと3日・・
とうとう今日で2月の登校日のすべてが終了してしまいました・・。学校へ通えるのはあと卒業式の日を含めてたった4日です。さびしいな・・。ほんとにさびしいです。**********昨日学校で最後の参観日がありました。高3学年以下の学年ではこの日に次年度の委員決めがあるため戦々恐々の1日となりますが、高3学年ではそうした”戦い”はなく、ゆったりと学年親睦会でした。音楽系の参観日に学年委員さん企画のゲームが入るといったもので、それぞれのコース(学習、作業、生活のコース分けがされています)ごとにドラム演奏やダンスなどの披露がありました。音楽系の内容で、ヒロの好きな、聴きなれた曲が演奏されるのでキゲンよくニコニコしていてくれたのはとてもよかったのですが、とにかく全く座っていられず終始ウロウロ。担任N先生がヒロの立ったり座ったりうろついたり止まったりに合わせてずっと動いていて下さる様子に改めて頭が下がりました。学年全部で60名弱、参観に来ていた保護者が30名くらいに先生方、という場では動き回って障りにならないスペースはほんのわずか・・。片時も体から手を離す、というわけにはいかないのです。こうして学年全部の生徒さんの中にヒロを置いたとき、ヒロの重さが堪えるので全体参観といった日は特に覚悟を決めて行く感じ。同じ区分6認定の同級生もいるでしょうが、片時もじっとしていられないでいるのはヒロだけ・・。卒業後は事業所でやっていけるのがほんとに心配です。親睦会ではコースごとに音楽の授業で練習したというドラムやダンスの披露があったほかに、生徒有志によるダンス&ドラム演奏と流行の”ラッスンゴレライ”のネタを披露してくれた2人の生徒さんがありました。ダンスチームはE-GIRLSの曲に合わせたダンスとドラムを昼休みに猛練習されたとのことで、楽しくノリノリで踊られ、ネタ披露の2人は3分以上のネタを見事にやり遂げられました。あのネタはとにかくテンポが命?!セリフも全くよどみなく、2人の動きも全くためらいなく、サングラスとネクタイを揃いで身に着けて頑張る姿には保護者からも、すごいね!、と声が上がっていました。保護者の学年委員の企画の椅子取りゲームでは真剣に椅子を取り合う姿が何ともほほえましく・・。1回目、2回目、と勝ち上がった生徒さんの中には、最後の1回で自分たちより動きのゆっくりな生徒さんが椅子に座ろうとするのに、負けたかのように上手にふるまって勝ちをゆずる心優しい生徒さんもおられて感動・・。どうして支援学校に?と思うほどしっかりしておられるのが何ともうらやましく・・。**********どのご家庭にもそのご家庭なりのご苦労があるはずなので、ただただうらやましく思うのも間違っているとは思うものの、自分で考えて動ける、社会的な行動をきちんととれる、ということのできるできないはやはり家族にとってはほんとに大きなこと。自分でお金を稼ぎながら自立する方向へ進んでいける可能性のある生徒さんの保護者の方と一生人手を借りなければ食事1つ自力で完遂できないヒロの親である私たちとでは老後も兄弟の未来も変わってくる・・。学校に居る間はどの生徒さんも支援学校という同じステージにいるので、そのあたりのこともフタをして心の底にしまっておきやすかったのですが、卒業すると生活のステージは各々。フタがどこかで開いてしまうのだろうなぁ・・。パンドラの箱みたく、開いたら魑魅魍魎=悩み、トラブルいろいろがあふれてきそう。もう舵取りを替わってくれる人はなく、相談できるところはあっても決定はすべて親がするのだと思うとつくづく不安・・。親睦会の終了直後に、卒業後の生徒さんの大方が在籍する卒業生の会の会長さんが入会のおすすめに来られてみなさん、卒業後はどうなるやろう?と今すごくご心配でしょうね。でも、”どうにもならない”んですよ?と一言。悩んでも悩まなくても変わりないよ、悩まなくてもなるようになっていくよ、という意味でおっしゃられたんだろうとは思いますが、どうも心に刺さってしまって・・。この会長のお子さまは重度で結構大変な方ですが・・、ともう一人のお世話役さんからお話があり(この方のお子さまも区分6で大変)、重度だと先は文字通り”どうにもならない”、あがいてもダメで運命に身を任せて一緒に行くしかない、みたいで・・。見えない明日を悩んでもどうしようもないと思いつつも心配は心配。卒業式を迎えるということが大きなストレスになっているのかここ2日は胃痛であまり食事が摂れずでした。プチダイエットになったのはいいけれど・・。