カラーコンシェルジュ  アモエニタス

2005/01/24(月)22:19

やらざるを得ない状況、それが人を鍛える。

ココロ動く日(71)

今年になって、本当にいろんなことが動いていて 私自身、かなりビックリしています。 そして、少し戸惑ったりもしています。 自分が動くと周りも動くのかな~~。 毎日のように、新しい素敵な出会いがあって、 その出会いのひとつひとつにときめきます。 先日、私のHPを見て、「カラーの勉強がしたい」とメールをくださった方に 会ったんです。 ブライダルの仕事をしているという彼女は、 「同じカラーでもブライダルに強そうと思ったので」と興味を持たれたことを 話してくれました。 そして、いろいろと講座の説明やカラーの仕事について話したあと、 「別に今日、この場で決めていただく必要はないので、  もし受けたいな、と思ったらメールをください」と言いました。 すると彼女は、 「お会いするまでは、即決するのはやめようと思っていました。  とりあえず話を聞いて、家に帰ってから返事をしようと。  スクールを選ぶのに慎重なんです。無駄に時間もお金も使いたくないので。  でも、お話を聞いていたら、すごく受けたくなりました。  どうしてカラーの仕事をするようになったのかとか、、いろいろ聞けて。  それに、何だか似ているところもある気がして・・」 そのことばを聞いて、本当に嬉しかったですね。 もちろん、カラーの仕事をしていて楽しいことや嬉しいこと、 そしてやり甲斐に溢れていること、という話もしましたが、 「好きなことをしているのに頑張れないという時期があった」ということや 「講師を目指すなら一級はあったほうがいいけれど、  とらなくてもいいと思いますよ。  もし他の分野に興味があるなら、カラーだけでなく、  いろんなことを勉強したらいい」というようなことも言いました。 普通のカラリスト、カラースクールはそんなことはまず言いません。 「カラーを活かす仕事はいっぱいありますよ」 「カラーの仕事は、オシャレでキレイで楽しいですよ」 「検定は一級までとらないと仕事にはなりませんよ」 たぶん、そんなキラキラしたことばとたくさんの講座が準備されています。 もちろん、それはすべてそうだとも言えます。 が、すべてがそうだとも言えません。 どれ位、お金と時間を投資したら、カラリストになれるのでしょう? 私自身、そんなことばに踊らされ? 随分、時間もお金もスクール代に費やしてきました。 けれど、今はそういう失敗に思える選択も含めて、 いい経験、学びだったのかなと思いますが・・。 たぶん、インプットだけの勉強は、いつまで経っても、 どんなにやっても力にはならない。 ある程度の力になっても、本当の力にはならない。 インプットはアウトプットに依存する。 アウトプットしてこそ、そこに学び、成長があると思っています。 カラーの仕事をはじめる前、 私は、検定の1級を持っているとか、あらゆるカラーの勉強をした、という 自負がありました。 が、どんなに勉強をしてもしても不安でたまらなかった私が カラーの仕事をすることができた、そのキッカケは 「やらざるを得ない状況」でした。 それはそれは今考えると恐ろしいような、信じられない状況です。 某学校の授業で、新米の私は「鞄持ち」ぐらいのつもりで 当時の上司に同行していました。 が、いきなり 「今日は、木村が色の三属性について説明します」 ?????? 「え?準備してないよー」なんて思うヒマはないわけです。 授業ははじまってるわけで。 「色の三属性」については、何度も繰り返して学んでいます。 アタマにも入っています。 が、いざ自分が説明しよう思うとこれが難しい。 「色相は色み、明度は明るさの度合い、彩度は鮮やかさの度合い」 なんて説明じゃ10秒で終わっちゃう。 ほんとにあのときの生徒にはゴメンなさい!!ですよ。 でもアレがあったからこそ、 今の私がいるんですね。 たぶん、アレがなければ、今でも私はカラーの仕事をできていないでしょう。 資格のコレクター、資格魔、資格をとるのが仕事ぐらいには なってたかもネ。 何でも自分のやりたいことに向かってガンガン進んでいける人は、 黙ってても突き進めるけれど、 私みたいに、準備ばかりの人生をしそうな人には、 こんなキッカケ、やらざるを得ない状況が必要なんではないかと思います。 そして、今日、私はあるMLで 「夢に日付を入れましょう!」と書きました。 それが夢への第一歩。 日付を入れた時点で、それが夢から目標になり、 その夢は手にしたようなもの。 つかみかけた夢が、目の前から、手からスルスルと消えていかないように、 あとは行動するだけです。 自分を信じて。 チャンスの神様の前髪をつかむのは今!! 準備をしていないときにこそ、チャンスがやってくる!

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