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テーマ:DVD映画鑑賞(14344)
カテゴリ:Movie
ジャケットの女性が綺麗だったのとロマコメであることを期待して借りてみた。
まずビックリしたのが、その綺麗な女性がアン・ハサウェイだったこと。 ここのサイトで見る現実のアン・ハサウェイと映画の中のアン・ハサウェイのギャップも凄いけど… 次にロマコメと思っていたら、イギリスの片田舎のそこそこ階級の高い家の娘の話とわかるが、典型的な落ちがちょこちょこあるロマコメと違って、かな~り地味な展開。 ちょっ、なんでこんなにおもろないねんと途中で一度断念して映画の背景を調べてみる。 すると、イギリスの最初の大衆用劇作家の話で、書いた本は6冊なのだがそのどれもが映画化ドラマ化されているという。その六作品は『分別と多感』『高慢と偏見』『エマ』『マンスフィールド・パーク』『ノーサンガー僧院』『説得』で名前はジェーン・オースティン。全く興味がないので全然知らなかったのだが、こっちのヒトにとっては夏目漱石並に有名な存在なのだろう。 夏目漱石の悲恋の物語なんて言われると見たくもなるかもしれないが、あいにくそれらの作品の映画も観ていないためなんの思い入れもないから興味が持てない。 それでも、英語の練習と思って後半を見始めた。しかし、映画の背景がわかると見所もだんだんと分かってきて最後の方は創作シナリオの部分が活きてきてまぁ楽しんで観られた。 ビジュアルオタ系的にはメジャーなリファレンスであるシェークスピアの恋が似たような作品として挙げることができるだろう。ただあの作品はシェークスピアが主人公のようでいて、実際は相手のグウィネス・パルトロウがメイン。そのため、好き放題作っていたが、こちらは主役が実在の人物、その上、イギリスの作家なのにアメリカ人が演じているとぶーぶー文句を言われている状況ではあまり無理が出来ない。本当はグウィネス・パルトロウの方が向いているのだろうけれど、同じような作品(但し、こっちの方が遙に地味)だし、エマの映画にも出ているわけだからもしかしたらグウィネスが断ったのかもしれない。 とはいえ、ただでさえ地味な内容だけに単に演技が上手いだけではワールドワイドには配給できない。そこで、若手で華がありつつも、派手すぎないアン・ハサウェイとなったのだろう。 英語の方は、まぁ、時代劇みたいなものですからね。さらに作家の物語なので言い回しなどはそれっぽいものが多用されますし…かなり分かりにくいです。ただ後半筋が見えてくると予測がつきやすくなってわかるようにはなってきます。 ジェーン・オースティン、アン・ハサウェイのファンにお薦め。比較対照としてシェークスピアの恋を挙げてはいますが、シェークスピアの恋で感じた面白さは一切求めないでください。とにかく面白いかもと思ってみるとつぼりますが、面白くないと思って観ると割と面白いです。 77点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.04 12:33:11
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