モンテッソーリ園の先生に聞いた子育てがガラっと変わって楽になるたった1つのこと
モンテッソーリを小学校に入ってからも継続したいのですが家庭でできることのヒントをいただけませんか?
先日、長男(年長)の参観がありました。
今回見たのはモンテッソーリの最大の特徴ともいえる自由作業(いわゆる”おしごと”)。
自分でやりたいことを選択して作業する時間です。
これは運動会や発表会が近くても変わらず毎日設けられている時間で、園長先生の言葉をお借りすると「毎日顔を洗うのと同じように」行われています。
おしごとの最中、教員はその作業の提示(子どもが実行する前に丁寧にやって見せる)を行いますが、「今日はコレしてみる?」や「そろそろ〇〇やる?」という声かけはしません。
<おしごとのポイント>▶子どもに挫折感を味わわせないことを教員は意識している
▶自分で決めて自分に挑戦していくのがおしごとの目的である
▶自分でできた!と納得して自信を持つ→他のおしごとへうつる
「自分が出来そう・やってみたい!と思ったら自分からそのおしごとを選択します」
自分では何もせず保育室内とウロウロしたり立っているだけという子もいます。でもそれは3~6歳の子が他の子が何をしているのか観察している(観察学習)ので、あなた今何もしてないじゃんこれやりなよ、なんてことは先生はしないわけですね。逆に0-3クラスだと自分がやりたいことに猪突猛進できるみたいです(笑)周りが見えてるって成長なんですね。
初めてお仕事参観に来る保護者は、我が子が何もしていないととても不安に思うものなんですが、
参観の振り返りの時に必ず園長先生がそもそもおしごととは…と先に書いたようなことを前置きしてくださるので、「うちの子がついていけていないわけではないんだ」とホッとするんです。
なんだかこのお話だけでも通常の子育てにも役立ちそうな考え方ですよね😅
長男の自由作業参観はこれで最後となるので、参観後、園長先生との感想共有で先ほどの見出しのような質問をしてみました。
既に3年半モンテッソーリ教育の幼稚園生活を送った親子への提案
その根本的な考え方はどの家庭の子育てにも活かせるものだった。
私は家庭でもできるおしごとを教えてもらえるものだと期待して質問しましたが、予想とは全く違う回答で良い意味で力が抜けました。
先生「おしごとはとにかく”自己選択”、そして自分で自分を育てることなんよね。」
先生「この子は今何が好きなんだろう?と観察することが重要よ。」
えー、私を含む知育ママさん、今泣きそうじゃないですか😅?
知育情報収集しまくり、知育グッズ家の中に散りばめまくり、思ったより反応薄いとガッカリしたり、
私だけですかね😅?
この子は何が好きなんだろうってことはもちろん考えますし、たぶん正解知ってます。
でも例えば本を買い与えたい時は好きなものの本とは別のものも買いたくなりませんか?
子どもが憎くてやってるわけじゃなく可能性の芽を育てたいがために情報過多に陥ってもしかしたら親のエゴ優先になってるかも?と思うこともあります。
特に最近、SNSで情報過多になりすぎて我が子を見ながら取捨選択できてなかった気がして反省しました。
先生「子どもはお母さんが大好きよね。だからお母さんがこうして欲しいっていうのを感じて、お母さんの意に添うように選択してしまうと続かんのよ。」
先生「逆に自分が好きで始めるととことんやる。休む時期が来ても必ずまたやるから。」
先生「過学習の状態ね。子どもがちょっと休憩したいと意思表示したらそれは子どもの気持ちを優先してあげてね。必ずまたやりたいと思ってやりはじめるから。」
頭ではわかっています。
自分だって子ども時代があったんだもん。
でもね、親が勝手に申し込んでたピアノや水泳も結局は身について自分の役に立ってるから、その道のプロになれなくても教養として何かやらせたいと思うのが親心かなっていうのも思う。
先生は教育者の立場でとにかく子ども第一の視点で話されるので入園当初は毎回怒られて帰る感覚だった💦
だからこういう話を初めて見聞きしたパパママも頭をガツンと殴られた感覚になるかもしれないけど、少しずつでも行動を変えていけたらこういう話を素直に聞けるようになるので大丈夫ですよ✨
さて、話は戻って子どもが何が好きか=「今何に興味があるか」を常に観察しましょうということが園長先生の本論なわけですが具体的には
一日の中でメディアを消して会話に集中する時間を持ちなさい
ということでした。主に食事中や運転中ですね。
うちは1階にTVを置かないので食事中は無音ですがちょっと話せばすぐに兄弟げんかをするので激しくなったら音楽をかけてみたり、子どもも幼稚園のコロナ対策で黙食しているのに慣れているので黙々と食べていたり。
平日は夫がいないので子どもたちが食べ終わっていなくても私だけお風呂を準備したり色々動き回っていることもあります。
思い返すとあんまり子どもに意見聞くことってなかったかも、と。
今日幼稚園で何した?とか事実を聞くことはするんですけどね。それに対してすごいねーとかあいづち打つくらいで。
運転中は英語のDVDかけてるから会話ほぼない…。
先生に見抜かれてるなーと思いましたね(笑)
小学生になると下校時間が遅かったり宿題があったり今よりスケジュールがタイトになってくるから意識して会話の時間を作ったりよく観察して子どもを知ろうとしなさいってことだと私は解釈しました。
今までだったら食事中に無理に会話しようとしたり、DVDを消してみたりしたと思いますが、
それをしても結局親子の不満が溜まってうまくしゃべれるわけがないのは経験でわかります。
なので、我が家では
食事中はなるべく用事に立たずに会話を試みる、兄弟喧嘩したら諦める
通園中の英語DVDタイムは大事な習慣になってるのでそこはフィックスで、家で過ごしている時に子どもを観察する意識を持つようにする
ことにしました。
園長先生の息子さんは子どもの頃から生き物図鑑を枕元に置いて眠っていたそうで、今でも園の飼育小屋を管理されてます。
子どもの頃に好きだったものってずっと好きなんですね。
私が子どものころ好きだったものってなんだったっけ?
あんまり覚えてないですが踊りや歌、あと戦う女の子(セーラームーン、レイアース)が好きだったかな。
今でも踊ったり歌ったりしてるし一人カラオケもしてるし、常に何かと闘って生きてます(笑)
メイクもネイルも好きだしね。
息子が仮面ライダーが好きと言っていた時よりも北極研究者か北極探検家になりたいと言った時の方が応援したいと思ったし、僕ユーチューバーになろうかなと言った時の落胆と言ったら…
いや馬鹿にしてるんじゃないんです、そこを目指すと収益化するの100%苦労するのがわかってるから興味がそこいったかー…とショックだったわけです。
でもこれ否定したのと同じだよなーと今振り返ると思います。
「どんな映像を作ってYoutubeにあげたいの?」と聞いてみるべきでした。
この間、2ちゃんねる創始者ひろゆきさんと配信王コレコレさんのYoutubeLive対談を聴いたんですが、
・ユーチューバーの夢OK
・どうせやっても続かない
・YouTubeの難しさにいつか気づく
・やってみればわかる
というような趣旨のお話があったんですね。
なるほど納得。いや、わかってるんだけど感情面がそれを許さなかったのね母として。
もしまたYoutube撮ってみたいと言い出したらやらせてみようと思います。
私も興味あるので。
あんまりYoutubeに浸かって欲しくなかっただけなんですよね。
母のように関連動画の沼にはまってしまわないように…(笑)
🍒 🍒 🍒 🍒 🍒 🍒
まとめ
みなさんは子どもの頃何が好きでしたか?
その答えって、もし我が子が言ったらどう感じますか?
なんか胸が痛くなるテーマでした😅
今回の結論としては、
モンテッソーリの教具や環境がなくてもできる
子どもが今好きなことってなんだろう?
と関心を持って観察すること
これが原点であるべきというお話をシェアさせていただきました。
情報が溢れている今、ボーッとしてたら置いていかれる!とかあの人こうしてたからうちもやらなきゃ!とか妙に焦っちゃいますが、我が子が何に興味を持っているのかを注視すると今必要なものって随分絞っていけるのではないかと思います。
なので、0-3のおうちモンテはネット上にある家庭でできるお仕事情報を真似てやっていくのでいいと思いますが、3-6は個性も出てくるのでしっかり我が子を見つめた方がいいと思います(自戒を込めて)。
私の話を聞いて試しにやらせてみた活動を子どもすぐやめたり興味を持たないと
うちの子全然ダメみたい。〇〇くんはすごいよ。sekkaさんも色々知ってて子どものために動いててすごい。なんて言ってくれるママ友がいますが、たまたま幼稚園の活動で息子の関心が引き出せただけで私はラッキーなだけなんですよね。
その子には響かなかっただけで。
だからやっぱり冒頭に書いた「挫折感を味わわせないために誘導しない」ことは大切なんだろうなと思います。
私も、我が子と他の子と比べたり、自分とよそのママを比べたり、
子育てに不安を感じると教育に良さそうなモノを買って安心してしまう時があります。
去年楽しかった周辺散策も今まで通り素直についてこなくて息子待ち状態が多くなった(4歳娘はまだ素直)のでイライラしていたけど、
そういう時は大体息子は読書中なんですよね。
最近ピアノ弾いてるか本読んでるかなんです。
その様子に安心してる時もあれば、最近体動かす遊びしてないな、自然に触れてないな、なんて勝手に先回りして外行こう!とアクティブモードに。
今、この子は何が好きなんだろう?が出来てなかったですね。
正直2人育てていると、これって結構難しいですよね。興味はバラバラで当たり前、気持ちが乗るタイミングが合わなくて普通。気持ちがノってない方をなんやかんやうまくノせて目的達成してきたんですけど、長男は子供騙しに乗らなくなってきて。
短時間でいいから、それぞれの要望に応えるスタイルに切り替えていくしかないなと思っています。
一緒に遊ぶのなんてあと何年?幼稚園時代のあなたはあと何日?と思うと無理矢理一緒に何かさせたくなりますが我慢我慢…
子ども子どもなりすぎなので、もうちょっと仕事で忙しくしてる方が良さそうですね😅笑
カメラロール見てたら2週間前は毎日夕方遅くまで逆上がりの練習に付き合わされた動画が残っているので外遊びもしてますね…
思い込みが激しくて自分が怖くなります(笑)息子は一点集中型、ハマっている時はとことんです。なので習得も早い。好きを味方にすることは息子を伸ばす上で絶対条件なのに。
なんだか私の反省会になってしまいました😇
この他にも具体的に子どもとどんなふうに遊ぶといいか園長先生に具体的な例を教えていただいたので
次回まとめようと思います♪
0~6歳育児中のお母さんは見て損はないかと思います!
今回も長文にお付き合いいただきありがとうございました♪
読みやすいモンテの本
お母さんの工夫 モンテッソーリ教育を手がかりとして 文春文庫 / 相良敦子 【文庫】
マンガ モンテッソーリの幼児教育 ママ、ひとりでするのを手伝ってね!
お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる 文春文庫 / 相良敦子 【文庫】