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コントラバス奏者の齋藤徹さんが昨日お亡くなりになった。本当に悲しいけれど、最期まで音楽のことを考えていて、心から尊敬する音楽家だ。
北海道に井野信義さんとデュオでツアーに来てくれた時に初めて観て衝撃的だった。それから3年間札幌でやっていた『漢達の低弦』にゲストで来て頂き、大きく世界を拡げて貰った。北海道ツアーは忘れられない。その後もデュオや様々な形でツアーや公演をやらせて貰った。徹さんから学んだものは途轍もなく大きい。 真冬の北海道ツアーで、完全に凍った然別湖の上に作られた露天風呂に2人で入った。あの時外はマイナス15度。北欧の美女が入ってきて2人でやったねと目配せした。 箏アンサンブル螺鈿隊とコントラバストリオ羊、田中泯さんとの座・高円寺での公演、ベースアンサンブル弦311でのDVD製作や、ジャンサスポータスさんやバールフィリップスさんとの公演、ISBロチェスターでの演奏、セバスチャングラムスとベースアンサンブルなどコントラバス音楽の可能性をひたすらに追求し、未来のことを、演奏家達の希望になるような事を考えてくれていた。この想いは自分もずっと持ちながら活動を続けていかねばならないと思っている。 つい先日、再びベースアンサンブルをやろうと徹さんとリハーサルをした。深い音と暖かさで徹さんからエネルギーが溢れているように感じた。本当に最期まで音楽の事を、未来のコントラバス奏者のことを思ってくれていた。徹さん本当に有難うございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.05.19 14:46:14
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