2007/04/01(日)23:50
奈良の春を訪ねて
今日はいいお天気だったので、友達と二人でちょっと遠出して奈良まででかけてきました。
実は今日のコース、去年行ったならまちツアーとほぼ同じコースを辿りました。
でも去年はまだ桜が咲く前の梅の季節だったので、今回はちょっとだけ雰囲気が違ったかも。
まず近鉄奈良駅を降りて、東向商店街でちょっと腹ごしらえした後で、興福寺へ。
またまた拝観料をけちって本堂は外から拝んだのですが、国宝館ではあの阿修羅像が展示されているとのことで、そっちは思わず入ってしまいました。
有名な山田寺仏頭を見て「でかっ!」
点灯鬼、竜灯鬼を見て「かわいい!」
と、思いっきり素人臭い反応をしつつ、目指す先にはいよいよ阿修羅像が。
でもその前に、キングコブラを頭に巻いてる仏様や、こっちにはニシキヘビを持ってる仏様がいたりして、うーんインドだなぁ。。。
そして、なんだか一番人だかりができていたのが我らが阿修羅像。
阿修羅のごとく、ではなく本物であります。
この仏様の顔はちょっと貴乃花に似ている、と中学生の時からずっと思っていたのですが、実物を見るとそうでもないような。
というか、最近貴乃花さんの方をあまり拝見しないので、ちょっと実感がわかないだけかもしれません。
156cmと、思ってたよりも小柄な仏様でしたが、やっぱりあの表情にはぐっと惹きつけられました。
なんか真剣に見てる…。
なんでも帝釈天と壮絶なバトルを繰り広げたとか?
後で見た帝釈天のところに、「阿修羅との壮絶な闘いはあまりに有名である」と書かれていたのですが、そこのところは勉強不足でわかりません。
想像するに阿修羅くんは元々は相当のワルだったのが、お釈迦様を守るために改心した、とかですかね?
おもしろそうなのでまた調べてみようっと。
それにしても、阿修羅ってなんで三面六臂なんですかね。
これも調べてみなければ。
で、阿修羅君も見てすっかり満足したので、今度はちょっとくつろぐべく大乗院庭園へ。
ここはきれいな景色を見ながら畳の部屋で静かにくつろげるので、前からちょっと休憩所として目をつけていたのです。
奈良ホテルのすぐ隣にあり、奈良ホテルの庭園っぽく見えるけれど、実は奈良ホテルがこの庭園を借景しているのですね。
しばし現代を忘れさせてくれる、静寂の世界でした。
池にたゆたう水鳥を見ていると、無の境地に。
というか、情けないことにここまででもう既に疲れてます。
でも、なんとか立ち上がって、ちょっとお茶でもということで次は高畑にある志賀直哉旧邸の近所にある杉幸園へ。
ここはきれいな庭園を眺めながらゆったりとおいしいお菓子を味わえる、ちょっと贅沢な空間。
ちなみに写真は私が食べた抹茶パフェとお抹茶のセット。
折しも桜が8分咲きで、お庭がとってもきれいでした。
ここでちょっと元気を回復し、次は浮見堂へ。
浮見堂ももう3回目。
でも、それぞれに表情が違ってておもしろいです。
今日は満開の桜の下、ボートに乗っちゃいました。
でも、ボートに乗るのって初めてで、かなりぎこちない運転でしたが、とっても楽しめました。
岸まで行ってみて、桜の木のぎりぎりまで近づいてみたり、桜の木の下で草を食む鹿たちを激写してみました。
去年見事だった梅林の梅はもうほとんど散ってしまっていましたが、桜はこれから盛りになるところで、これはこれでとても美しかったです。
それからまた駅の方に戻り、晩ご飯に焼肉を食べて帰りました。
奈良の春を満喫して、ちょっとリフレッシュした一日でした。