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Apr 21, 2009
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カテゴリ:感想

英語のバカヤロー!

英語で悩んでいる人必見の本です。

英語を使う世界にいる12人の日本人への突撃インタビューなのですが、みんな英語への対し方が違っていて面白いです。

国際社会で活躍するためには英語が必要という人はたくさんいるなか、
あえて、英語では伝えたいことが伝えられないから、英語で論文を書くのをやめた人(養老孟司)

35歳にして初めて海外に渡り、40代後半にして初めて大学で英語で授業をした人(中村修二)

中学生の時にやった英語の勉強が活かされて感謝する人(浅野史郎)

世界を舞台に活躍したいと留学したが、挫折しそうな時にある人に励まされた人(竹中平蔵)

など、本当にいろんな英語への挑戦が読めます。


こういう本ってたぶん、今までなかったですよね。
自分の英語への接し方を自慢げに話す本はあっても。


実は、この原稿の一部がネットにあって、アメリカにいる時にこれを読んで私も励まされました。
世界を相手に活躍する人たちは、きっと英語の能力に非常にたけていたんだろうなって思っていたけど、みんなどこかで苦労をしているんだってわかったのがすごく大きな収穫でした。


この本を読んで思うのは、やっぱり英語は小さな時に接しないとネイティブのようには使いこなせないということ。
そして、大人になってから英語に接することになったときは、ネイティブのように話すことはあきらめて、ジャパニーズイングリッシュでいいじゃないか!って開き直って、英語と接していくしかないってこと。

大事なのは、英語じゃない、中身だ!

そんなメッセージをいろんな人から贈られていました


私が苦労した英語ですが、感じたのは、
・なまっていてもいい。英語は伝えられればいい(これも結構難しいですけどね)
・英語を勉強してはいけない。
 まず自分が大事と思うもの、仕事や研究などを自分の言語でしっかりと伝える力をつける。そのうえで必要なら英語を勉強して伝える。
 本当に伝えたいものがあれば、相手は聞いてくれるし、伝える内容が意味を持てば持つほど、聞いてくれる人が増える。
 本の中で酒井啓子さんが言っていたけど、会議などで発表するとか質問しないと、そのあとの立食パーティで壁の花で終わってしまう。
 これは、私も同じ経験をしたので、本当によくわかります。
 これも、伝えるものがない限りできない。


そして、最後に、この本の内容で、これだけは伝えておきたいこと
・スラングや流行語を使わずに、きちんとした言葉を使うこと(坂東眞理子)
・stubidやidiotといった相手を不快にさせるような言葉を使わない(福島孝徳)
これ、すごく大事だと思います。
日本語でもそうですよね。
(うちの役員に伝えたい...)


とにかく、英語を相手にしないといけない人、必読です!





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Last updated  Apr 21, 2009 09:19:50 PM
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