小市民の日記

2010/07/12(月)21:40

参議院選 民主党大敗

 参議院選で民主党が大敗した。  鳩山首相退陣後支持率はV字回復したが菅首相の消費税10%発言、その後の発言のブレで失速し散々な結果となった。  普天間問題、政治と金の問題で迷走し、政権交代しても効果が出てこないことにしびれをきらした結果ともいえる。政権交代の効果が出てくるには時間がかかる。さあ、これからという時である。ここで与党過半数を維持できれば安定した長期政権となったのにこのつまずき痛い。またねじれ国会になり、党利党略だけで何も決まらない。この先希望が持てる気がしない。  前回の選挙で民主党に投票した人の票がみんなの党に流れ、みんなの党が躍進した。社民、共産は議席は伸びなかった。  みんなの党は小さな政府を目指している。いわゆる新自由主義である。新自由主義は規制緩和を行い、政府の過度な民間介入を排除し、個人の自由と責任に基づく競争と市場原理を導入する考えである。 格差が広がる弱肉強食の社会で自分の力で生きていくということである。  みんなの党に投票した人が弱肉強食の社会で生き残れる自信がある人であるとは思えない。 民主党にがっかりした、小さな政府で税金が取られないから言う理由で投票した人が多いのではないだろうか。失業した時、病気になった時、自分の力で何とかしなければならないことに気づいているのだろうか。  消費税の他に争点があったのに消費税の争点だけで選挙が終わってしまった。 マスコミに踊らされている日本の民主主義が危ない。

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