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寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2016.12.11
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テーマ:ニュース(99367)
カテゴリ:時事&立腹
遺書「寝るフリして涙流した」 高1死亡、父の胸中
朝日新聞 2016年12月11日14時51分
男子生徒の遺影に手を合わせる父親=新潟市


 新潟市西区で11月、列車にはねられて死亡した市内の県立高校1年の男子生徒が、学校にいじめの相談をしていた問題で、生徒の父親が9日、報道陣の取材に応じ、息子を亡くした思いとともに、残された遺書の内容を明かした。

 「学校で言葉によるいじめを受けた」「ずっと何週間も学校にいるだけで時々泣きたくなり寝るフリをして涙を流した」「もう生きたくない」。男子生徒が残したノートの紙1枚に書かれた遺書に、これまでの苦しみが詰まっていた。

 生徒は10月下旬と11月上旬の計3回、複数の生徒たちからいじめを受けていることを担任の教諭に相談していた。しかし、県教委には報告されず、父親にも知らされなかった。

 生徒が担任に「親には言わないで」と言ったと後で知った父親は「詳しい話ではなくても、悩んでいる、元気がないとでも伝えてくれていれば」と悔やんだ。ネコが好きで、人の悪口は言わない優しい子だった。

 亡くなる前日の11月20日、生徒は父親と親友とカードゲームの大会に行った。勝ち進もうと諦めずに頑張っていた。今思えば、「明日、死ぬことはこのときには決めていただろう」と振り返った。

 帰宅して夕食を食べてから、カードゲームをしたりテレビアニメを見たり。午後9時半ごろに電気を消し、両親に「おやすみ」と言った。いつもの生活と変わりはなかった。

 翌21日朝6時ごろ、父親が目を覚ますと部屋に生徒の姿がない。戻ってこないので、警察などに連絡をしていると遺書を見つけた。

 遺書の内容は頭に入ってこなかった。母親はインターネットで自宅付近で列車にはねられた人がいることを知り、泣き崩れた。

 生徒の目覚まし時計は午前3時半にかけられていた。午前5時前、仲の良い友人にLINEで「これから死のうと思っている」と送っていた。友人は起きてから「死ぬなよ」、「死んだらみんな悲しむ」と送ったが、間に合わなかった。

 父親によると、生徒は物音に敏感な両親に気づかれないよう、靴を履かずに家を出て、列車にはねられたという。

 県教委や高校によると、男子生徒は嫌なあだ名をつけられたり、悪口を言われたりしていた。父親によると、生徒20人ほどのLINEのグループに、生徒の画像と映画のキャラクターを合成した画像を送られたこともあったという。

 父親は「いじめた側にとっては大したことではなかったのかもしれない。でも、うちの子は悪口を言わなかったから言われることに慣れていなかった」。

 8日夜、生徒が通っていた高校では保護者会が開かれ、校長らがいじめの経緯を話した。父親は参加し、「他人を思いやる心を持つ、具体的な方法は」と質問した。学校側は「もう少し時間をください」と答えたという。

 父親は、自分と同じ思いをする親が減ってほしいと願う。「どんな形でもいいから伝えてほしい。命があれば、変えていける。命を大切にしてほしい」(加藤あず佐)

 ◆いじめ自殺はショッキングでその度大きく報道されるがいつまでたっても無くなることがない。こういう事件でいつも思うのですがいじめた側の生徒はどう考えているのんでしょうね。加害者の生徒はそのニュースに接するたび自分のしたことの重大さを後悔し打ちのめされているのだろうか。それとも見て見ぬ振りをして何の反省もせずのうのうと生きているんだろうか。それを追跡して報道されることは皆無です。

 報道はいつも担任・学校・教育委員会の対応を問題にしますが、加害者たる少年はどうなんでしょう。その親はどうなんでしょう。わたしにはそっちの方が問題が大きいのでは?と思えます。

 忘れられない事件があります。同じ新潟県の神林村(当時)で中学生が自殺してしまった事件です。同級生の前でしかも女子生徒もいる中でズボンを脱がされることが思春期の少年にとってどれほど辛いことだったか。友人を自殺に追いやった加害同級生は今は成人、どういう思いで亡くなった少年と向き合っているんだろうか。…





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最終更新日  2017.02.18 18:08:48
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