寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2019/10/11(金)20:02

・ムキになっているのか?ご乱心か?

時事&立腹(3815)

郵政副社長、NHK経営委員に直接不満 抗議前に面会 朝日新聞 2019年10月11日18時52分 小川淳也氏の質問に答弁する日本郵政の鈴木康雄副社長  かんぽ生命保険の不正販売問題を報じたNHKの「クローズアップ現代+」に日本郵政グループが抗議していた問題で、日本郵政の鈴木康雄副社長が、昨年9月にNHK経営委員会の森下俊三委員長代行と面会し、NHKの対応への不満を直接伝えていたことがわかった。11日の衆院予算委員会で、石原進経営委員長が明らかにした。  経営委は昨年10月5日付の郵政3社長名の文書での要請に応じる形で、同23日に上田良一会長を「ガバナンス(統治)強化」名目で厳重注意している。その水面下で、元総務事務次官で放送行政に精通した鈴木氏が個別の経営委員に接触し、自ら働きかけていた。  予算委に出席した石原委員長によると、鈴木氏が森下氏と面会したのは昨年9月25日。その場で鈴木氏は、郵政側が8月に上田会長宛てにガバナンスの検証を求める文書を送りながら、NHK側から文書での回答がない点や、NHKのガバナンスのあり方について「非常に不満を言っていた」という。関係者によると、面会した森下氏は「経営委に正式に申し入れてほしい」などと伝えたという。  予算委に出た鈴木氏はこの日、「圧力をかけた記憶は毛頭ない」などと述べていたが、その後の報道陣の取材には応じなかった。経営委事務局は、経営委を巡る一連の問題については「今月15日の経営委後に石原委員長が説明する」としている。  一方で、鈴木氏はこの日の予算委でもNHK批判を緩めず、日本郵政の長門正貢社長とは異なる立場を鮮明にした。野党統一会派の小川淳也議員に「抗議の撤回」を迫られたが、鈴木氏は、クロ現が昨年4月の放送後に続編を作るために作成した情報を求めるネット動画に触れ「刺激的なことを一方的に言うだけ。そんなものに乗るわけにはいかない」などと、撤回には応じなかった。  長門社長は先月末の記者会見で、クロ現の昨春の放送を「今となっては全くその通り」とし、不正の実態をよく調べず抗議したことを「深く反省する」と話した。「番組で訴えたことを心にとめ、グループ全体で対応しないといけない」とも語っていた。  だが、長門氏の発言について鈴木氏は「4月の番組について(今)考えると注意が足りなかったと申し上げた」とし、7月のネット動画をめぐる抗議は間違っていないとの考えを強調した。  今月8日の野党合同ヒアリングでは、クロ現の4月の放送にも不満を述べていた。不正営業をなくそうと作成した「べからず集」があり、NHKの番組は「内容が同じ。新しいものはなかった」などと主張。「番組の訴えを心にとめる」とした長門氏との違いははっきりしてきた。  経営トップとナンバー2が異なる主張を唱えていることについて、日本郵政は取材に「コメントは特にない」とした。  鈴木氏は東北大卒業後、1973年に旧郵政省に入り、総務省で放送政策課長や情報通信政策局長など放送行政の要職を歴任した。09年7月に事務次官に就いたが、民主党への政権交代のあおりで半年で交代。安倍政権発足後の13年に日本郵政取締役兼副社長に就任した。  テレビに映る鈴木氏に総務省幹部の一人は「昔と変わっていないな」とため息をつく。決断が早く仕事も速いが、「筋の通らないことが嫌い。小さなことでも徹底的にこだわる人」と振り返った。【朝日新聞;元記事はこちら】  ◆NHKの経営員に直接会って抗議することは“圧力”ではないと仰りたいらしい。この方よっぽど自分に自信があって自分は特別だと考えているのだろう、自分が間違っているとは考えられない種類の人らしい。ネット動画をめぐる抗議が間違っていようが無かろうが、経営委員会からNHK会長に圧力をかけさせることが表現の自由の侵害に当たりはしないか、放送行政に深く関わってきたお方ならちょっと頭を冷やせば分かるだろうに。NHKの現場の皆さん、ここは頑張りどころですよ。

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