寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2024/05/08(水)19:28

・「懇談の場」って、少し違和感を感じるね

時事&立腹(3807)

環境省、水俣病患者らに謝罪へ 懇談中マイク切る 「不適切だった」 朝日新聞デジタル 2024年5月7日 18時20分  今月1日にあった水俣病患者らの団体との懇談の場で、環境省がマイクの音を切るなどして団体側の発言を遮った問題をめぐり、環境省は7日、近く団体側に直接謝罪する意向を明らかにした。林芳正官房長官も対応は「適切でなかった」との認識を示した。  懇談相手だった伊藤信太郎環境相による謝罪は現時点で予定されていないという。  現地で司会を務めた、環境省の木内哲平・特殊疾病対策室長によると、懇談の場では各団体が話す時間を3分と設定。伊藤環境相の帰りの新幹線に間に合わせるため、時間を超えるとマイクの音を切る運用を決めていた。このため、時間経過後に環境省の職員が2団体に対し計2回、マイクの音を切ったという。  省内で聞き取った限り、こうした運用方針は昨年もあったが、実際には制限時間を超えてもマイクの音を切ることはなかった。今回は事前に団体側に説明したり、会場でアナウンスしたりして理解を求めるつもりだったが、「急いでいて気が動転していた」ため、しなかったという。  問題について、伊藤環境相には7日に報告し、マイクの音を切られた2団体に事務方が謝罪するよう指示を受けたという。ただ、具体的な時期や、再び懇談の場を設けるかどうかは決まっていないという。  担当者はマイクの音を切ったことなどによって「不信感を与えたことは不適切だった」と説明。3分という時間設定も適切かどうか検討するとした。  林官房長官は7日の記者会見で、懇談の場の重要性を指摘した上で、「環境省の対応により関係者の方々を不快な気持ちにさせてしまったことは、適切な対応であったとは言えないと考えている」と述べた。  患者団体などでつくる水俣病被害者・支援者連絡会は7日、伊藤信太郎環境相による謝罪と、改めて意見交換の場を設けることを求める要望書をまとめ、環境省に送付したことを明らかにした。8日に熊本県水俣市で記者会見する。  懇談は、水俣病公式確認から68年となった1日の慰霊式典後に、環境相が当事者の声を聞く機会として設けた。患者側の持ち時間は3分とされ、時間を超えると司会役の環境省職員が内容をまとめるよう促したり、マイクの音声を切ったりした。  要望書は、「水俣病被害者たちの願いや思いを踏みにじり、苦しみ続ける被害者たちの言論を封殺する許されざる暴挙」「満身の怒りをこめて抗議する」と指摘。高齢化に伴う医療や介護などの課題について、国の誠実な対応と施策の検討、具体化を求めた。【朝日新聞デジタル;元記事はこちらへ】 ◆慰霊式の後に“行事”として懇談がセットされているってことだよね。セットされた懇談だから時間が予め決まっていてその後大臣には帰りの新幹線の時間がある。だから官僚は多少延びたとしても終わらなければいけない時間までに“懇談”を終わらせなければならないと考える。それは当然だと思う。でも…  問題があるとすれば、八つの団体の代表がそれぞれ3分間の持ち時間で国への要望する場が“懇談”なのかという事だろうと感じる。8団体×3分で24分、環境省側はこの機会を30分の“懇談”程度にしておきたいのだろうが被害者団体側は懇談の場などとは考えていないに違いない。形式的に行事を時間通り開催し消化していくのが行政の仕事。血は通っていないんだ。

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