2021.06.05

・「自主的な研究発表」って夏休みの宿題じゃあるまいし

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カテゴリ:時事&立腹
尾身氏ら準備の提言「自主的な研究発表」 田村厚労相が見解
毎日新聞 2021/6/4 10:48
閣議に向かう田村憲久厚生労働相=首相官邸で2021年6月4日午前8時19分


 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家が、東京オリンピック・パラリンピック開催による感染拡大リスクに関する提言を出す方向で準備していることについて、田村憲久厚生労働相は4日の閣議後記者会見で「参考にするものは取り入れていくが、自主的な研究の成果の発表だと受け止める」と述べた。

 田村氏は、五輪の新型コロナ対策調整会議に感染症の専門家2人が入っていることを理由に「専門家の意見として反映している」との見解を示した。その上で、「(尾身氏らが)自主的にいろんなことをおっしゃっている。参考にさせていただくものがあれば、政府の中に取り入れていくことはある」と語った。

 田村氏の発言について、加藤勝信官房長官は4日午後の記者会見で「(尾身氏が)分科会の会長の立場と、そうではない立場でお話しになることがあり、その発信には違いがある。田村大臣は受け付けないと言っているわけではなく、当然しっかり受け止め、政府もそれを踏まえて判断させていただく」と釈明した。

 尾身氏は3日の参院厚生労働委員会で、五輪の開催について「パンデミック(世界的大流行)でやることが普通でない」と指摘。4日の衆院厚労委では、「仮にやると決めた場合は、一般の地域での感染のリスクがはるかに問題だ。市民の協力が必要なので、市民が納得できるような形での開催、市民への説明が大事だ」と強調した。(以下略)

【毎日新聞;元記事はこちらへ】


 ◆田村厚労大臣は質問に早口にとりあえず応える「即答力」が持ち味だと思うが、一見質問に答えているようでいて趣旨から外れた意味のない答弁も多い印象。まあこれはアベスガ内閣の中では当たり前で今や一般的な対応です。政治家に誠実な答弁を求めることはもはや虚しい望みなのかもしれません。

 この発言はよく読むと随分な“上から目線”のゼロ回答です。つまり政権側の本音を翻訳すれば「(好き勝手に)自主的に政府に不都合なことをいろいろ言っているだけであって『政府として取り上げることはある』とこの場では言っておくが実際はその可能性はまず無い」と言っているんですね。政治家の発言を文字通り受け取ってはいけない見本です。

 普段は「専門家」「専門家」と責任を分科会になすりつけるかのようにしているくせに、都合が悪くなると手のひらを返すように「自主的研究発表」と無視しようとする。YESと言っているようだけど実はNOだったり、政治って難しいんですねぇ。尾身氏のクビをかけた必死の訴えも官邸には通じないようです。





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最終更新日  2021.06.05 12:23:35
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