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2007年10月13日
カテゴリ：13日
―――ねぇ、いつまでそこにいるの？
・・・いいじゃないか。それとも、俺がここにいちゃ、いけないのか？ いてもいいけど・・ けど、なんだ？ けど・・・・ ・・・・ そこは、とても辛くない？ ・・・・ そこは、とても寂しくて、悲しくて、苦しい場所だよ。きっと、駄目だよ。そんなとこにいちゃ。 それは俺が決めるコトだろ。 でもっ！！ 俺は辛くない。俺はここに居たいんだ。何が悪い。 悪いとかじゃない、全然違うよっ！！ じゃ、なんだってんだ？ ・・んーん。なんでもない。 ・・・・ じゃあね？ボクのために、一緒に来てくれない？ ・・どこにだよ。 ここじゃないトコ。 それはどこなんだって。 えっと、んと、ココとは違うトコだよ。・・きっと。 きっと。ってなんだよ。わからないんじゃないか。お前にだって。 一緒に来てくれればわかるよ。だから、一緒にきて？ うわっ、ちょっと待て、引っ張んなって！！ 袖を引っ張られ、連れて行かれたその先に見たものは・・・・ どお？ボクの自信作っ！！ 暖かな場所だった。花が咲いていた。久しぶりに見る、野原だった。 ねぇ、どお？ その中に、俺がいた。 ボクが描いたの。うまいでしょ？ 野原に、一本ある大きな木。その木陰に、一枚の絵があった。 どお？ ・・・・ありがとう。 ありがとう？ ・・・・ うぁっ！？何で泣いてんの！？おなかが痛いの？！ 違う。違うんだ。ただ、ずっと・・・お前と一緒に居たいって思っただけなんだ。そしたら、涙が出てきたんだ。おかしな話だろ。なぁ？ 一枚の絵。色鉛筆で描かれたその絵には。 この大きな木の木陰で、寄りかかって、すやすやと寝ているお前と。 寄りかかられて。・・・・笑っている、俺がいた。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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