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晴ればれとBlog

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2020/10/29
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カテゴリ:カテゴリ未分類

青年部連続セミナー 専門家を招き気候変動問題学ぶ

 青年部が主催する連続セミナー「気候変動と私」が28日、オンラインで開催された。
  


 初めに、SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)で配信中の「『気候危機』を乗り越えゆくための挑戦」を視聴。その後、地球環境戦略研究機関主席研究員の松尾雄介氏が講演した。
  


 氏は、気候変動は環境だけでなく、食料不足や格差拡大など多岐にわたり影響を及ぼす危機であると指摘。温室効果ガスの排出をゼロに抑える「脱炭素」の実現に向けて、私たち一人一人が力を合わせて社会を変えていこうと語った。


 

『気候危機』を乗り越えゆくための挑戦 15:23

 近年深刻化している地球温暖化は、もはや人類の生存をも脅かすことから「気候危機」と称されています。国内でも深刻な事態が生じており、対応の取り組みが社会で進み始めています。 池田大作SGI会長はこれまで、ローマクラブ会長など有識者との対談を重ね提言を発し、SGIとしてもいくつか取り組みを進めてきました。 この動画では、国内各地の被害の様子や専門家へのインタビューを通して、気候危機の現状について紹介しています。また一般社会や学会のこれまでの取組みを踏まえつつ、一人一人にできる取組みも紹介しています。







Last updated  2020/10/29 12:27:03 PM


戦争・被爆証言集の発刊を受けて「未来部ピースミーティング」㊦

「未来部ピースミーティング」。戦争・被爆証言集の作成に携わった広島・長崎・沖縄の男女高等部員の代表が顔を合わせた(19日)
 広島・長崎・沖縄の高等部員の代表をオンラインで結んで行われた「未来部ピースミーティング」(19日)。22日付に掲載された㊤に引き続き、戦争・被爆証言集『75――未来へつなぐヒロシマの心』『私がつなぐ沖縄のククル(心)』(第三文明社刊)を巡って語り合った模様を紹介します。(長崎の証言集『大切な青年と――未来につなぐナガサキの声』は来月下旬に発刊予定)

平和のバトンを託された 「心の宝」を受け取った
 「胎内被爆」という言葉を、長崎で育った高等部員の美穂さんは生まれて初めて耳にしました。被爆証言集の作成に当たり、長崎市の婦人に聞き取りを行った時のことです。
 爆心地から3キロの地点で婦人の母親が被爆したのは妊娠3カ月の時。終戦の翌年に生まれてからは病弱で皮膚も弱く、虫に刺されるだけですぐに化膿して“うみ”が出てしまったそうです。小学校時代には、腕や足にいつも白い包帯を巻いていたといいます。その後も、難病などを次々と発症し、今も闘病中であることを打ち明けてくれました。
 原爆の影響かどうか分からない。それでも体調を崩すたび、“原爆のせいかも”と思わずにはいられない。不安はずっと、消えることはない――婦人の口から語られる胎内被爆の実態に、美穂さんはショックを隠し切れませんでした。“原爆が憎い!”。そんな感情が自然と胸の内からあふれてきたそうです。

長崎の女子高等部員が婦人の証言に耳を傾ける
 「核兵器も戦争も絶対にダメ。それを今の若い人たちに伝えてほしい」。婦人のその言葉を、美穂さんは“平和のバトン”を託されたものと受け止めました。被爆体験の“聞き手”から“語り手”となって、友人に婦人の証言を話そうと心に決めたのです。
 思い浮かんだ相手は、高校の同級生。今まで戦争について語り合ったことのない相手です。もしかしたら驚かれるかもしれない。それでも「胎内被爆のことを知ってほしい」。美穂さんは懸命に語りました。友人は何かを感じ取ってくれたのでしょう。婦人の痛みや苦しみに思いをはせようと目を閉じ、唇をかみ締めながら、うなずいたのです。
 戦争を直接知らない世代でも伝え合っていけることは、確かにある――それを実感した瞬間でした。

命こそ
悲惨を極めた沖縄戦の体験と記憶を、壮年が未来部員らに語る
 沖縄に生まれ育った裕さんもまた、証言の聞き取りを通して「聞き手から語り手に」と誓った一人です。
 将来、教員となって子どもたちに戦争の悲惨さを伝えていきたいとの思いを強くしたそうです。それだけではありません。「いじめをなくしたい。自分の命を絶とうと思う子を、一人も出したくない」――そう深く決意したといいます。
 その理由は、沖縄戦で筆舌に尽くせぬ悲しみを経験した壮年が最後に語ってくれた“一言”に、胸を揺さぶられたからでした。
 「自分を大切にしなさい」
 それが壮年の結びの言葉でした。“どうせ自分なんて……”と、自暴自棄になった経験のある裕さんにとって、その一言は“教訓”ではなく“励まし”として響いてきたのです。
 壮年は、「逃げることは悪いことではない」と強い口調で沖縄戦を述懐したそうです。時には誰の言うことにも従わず、自分の命を守ることが必要だ。親の言いつけに背いて死んだふりをして、集団自決から逃れた人もいたと聞く。「生きる力」を培っていくためにも、教育が大事。沖縄には「命どぅ宝」という言葉がある。命ほど大切なものはない。それを教えていかなければならない――と。
 それだけに「自分を大切に」という壮年の言葉は、裕さんにとって重みをもって感じられたのでしょう。この尊い命を何に使うか。「僕は子どもたちの未来のために使いたい」。彼は、そう語ってくれました。

広島の被爆者の話を聞きながら、メモを取る男子高等部員
 広島の徳華さんにも、心に残った“被爆者の一言”があるそうです。それは、「つらかったことは全部、宝になった」。しかし、被爆した婦人が語る原爆のむごたらしさは、とても“宝”と呼べるようなものとは、思えませんでした。


 ――馬も犬も人間も焼け焦げて、そこら中に転がっていた。白骨化した手が、同じく白骨と化していた別の小さな手に重なった状態でいる光景も見た。親子だろうか。わが子を助けようとしたのかもしれない。皮膚がちぎれた人がいた。手足がなくなった人もいた。むしろの上に寝かされて、水を求めていた人、人、人――。
 「思い出したら、今でも呼吸が苦しくなる」と婦人は言いました。戦後、広島平和記念資料館の展示を見た折には「こんなもんじゃない」とさえ思ったそうです。にもかかわらず、どうして婦人は「全て宝だ」と語ったのでしょうか。
 徳華さんは、婦人の「心の豊かさ」に触れたといいます。何があっても負けない強さ。人の痛みが分かる優しさ。目の前の一人を励まさずにはいられない温かさ――戦争や原爆を経験したからこそ、自らの意思で鍛え育んだその“心”を、婦人は“宝”と呼んだのかもしれません。


 そんな婦人を前にして、徳華さんは思わず自身が抱えている悩みを打ち明けました。婦人が笑顔で言った言葉は「大丈夫」――そのたった三文字に、心をそっと包まれるような安心感を覚え、徳華さんは大粒の涙をこぼしたそうです。
 大丈夫。未来部のあなたたちなら、どんな困難も、きっと乗り越えていける。平和な未来を、必ずつくっていける。大丈夫――。
 終戦75年の本年、未来部の友が聞き取りを通して受け取った「心の宝」は、今後その輝きを一段と増していくに違いありません。誰かを励ますたびに。平和への思いを語るたびに。

発刊された広島と沖縄の戦争・被爆証言集


 【出版案内】『75――未来へつなぐヒロシマの心』は1200円(税込み)。

『私がつなぐ沖縄のククル(心)』は1650円(税込み)。


 いずれも全国の書店で購入・注文できます。聖教ブックストアでの電話注文も受け付け中。電話(0120)983563(午前9時~午後5時、土・日・祝日を除く)。

※支払いは代金引換のみ。FAXでの注文はできません。


 コンビニ通販サイト「セブンネットショッピング」「HMV&BOOKS online」での注文、受け取りも可能です。







Last updated  2020/10/29 12:22:37 PM

〈青年想 Essay from Youth〉13 変毒為薬の信心

    男子部総合教学部長 高野秀行
    病をも仏の境涯開く契機に

 新型コロナウイルスの感染拡大により、社会が未曽有の困難に直面している。青年部の代表が仏法の視点から価値創造の使命を考える「青年想」。今回は、高野男子部総合教学部長が「変毒為薬(へんどくいやく)の信心」をテーマにつづる。


 
久しぶりの座談会
 「地区の皆さんと会えて、うれしかった」「久しぶりに顔を見ることができ、元気をもらった」
  
 9月19日の夜、私の地元の会館で行われた8カ月ぶりの地区座談会――。同志のはじけるような笑顔が印象的だった。
  


 座談会の模様はオンラインで同時配信され、過去最高となる27人が参加。いくつも語らいの輪ができているのを見て、改めて、直接会い、語り合う重要性を実感した。
  


 学会は本年、コロナ禍でもオンラインを使った励ましの対話を内外に広げてきた。友の悩みや不安に寄り添い、同苦する「励ましの輪」は、今や世界中に広がっている。
  


 特に、自分や家族が苦難に直面した時に、「励ましの一言」がどれほど心の支えとなるか――。


 
深夜の緊急手術
 8月16日の夜、母からSNSのメッセージが届いた。「お父さんが胸の痛みと息苦しさで救急搬送されました。お題目をお願いします」
  


 その日は、久方ぶりに実家を訪れ、両親とつかの間の団らんをすごしたばかり。突然の出来事に、しばらく思考が追い付かずにいた。
  


 運ばれた病院で、71歳の父は「急性大動脈解離」と診断され、深夜の緊急手術が決まった。私も病院に駆け付け、母と待合室で一夜を明かした。
  


 一報を受けて以来、ずっと題目を唱え続けていたが、動揺は激しかった。“何としても父を救いたい”と願う一方で、“もし助からなかったら……”との思いもよぎる。手術が終わる明け方まで、一睡もできなかった。
  


 幸い手術は成功したが、執刀医からは「一両日中は、何があってもおかしくない」と言われた。実際、手術の3時間後に父の容体は一時悪化し、集中治療室(ICU)で緊急の処置が施された。
  


 私は自宅に戻ってからも御本尊に向かい続けていたが、不安の闇(やみ)を消せずにいた。これまで聖教新聞の記者として、長年にわたって多くの同志を取材し、病を乗り越えた体験も聞いてきた。
  


 だが、病魔が自身の家族に降りかかってきた時、なかなか、「信心で必ず乗り越えられる!」との確信を持ち切れない自分に、もどかしさを感じていた。池田先生の指導を求め、御書を開く中で、ふと目に留まった御聖訓があった。
  


 「此(こ)の曼荼羅(まんだら)能(よ)く能く信ぜさせ給うべし、南無妙法蓮華経は師子吼の如し・いかなる病(やまい)さはりをなすべきや」(経王殿御返事、御書1124ページ)
  
 

「このやまひは仏の御(おん)はからひか・そのゆへは浄名経・涅槃経には病(やみ)ある人(ひと)仏(ほとけ)になるべきよしとかれて候、病によりて道心(どうしん)はをこり候なり」(妙心尼御前御返事、同1480ページ)
  


 これまで何度となく拝してきた日蓮大聖人の大確信の言葉が、この時ほど、強く自身の心に響いたことはなかった。
  


 同じ頃、父の病を知った地元の同志や、父の元同僚の方から、次々と励ましの電話をもらった。「絶対に大丈夫! 祈っているから」「必ず乗り越えられる。変毒為薬の信心だよ!」と。池田先生からも伝言と激励をいただき、“家族で病魔に立ち向かい、必ず打ち勝つ!”と腹が決まった。
 
男子部員の自宅を訪れ、確信を込めて励ます志賀青年部長(今月11日、東京・調布市内で)


周囲の励ましが
 池田先生は、「病魔を恐れず、侮らず、戦い挑む『強い信心』が、仏界を力強く涌現させるのです。病魔の『挑戦』に対し、『応戦』していくのが、私たちの信心です」(『創価学会 永遠の五指針』「健康長寿の信心」)と、つづられている。
  


 また、先生は先に挙げた「妙心尼御前御返事」の御文を拝してつづられた。「決定した信仰に立てば、病を契機として『道心』を起こして仏になれる。ゆえに病をも『仏の境涯を開くチャンス』と捉えて、『必ず信心で乗り越えてみせる』と覚悟を決めることです。そのためにも、周囲の励ましが大切です。励ましによって立ち上がることができるからです」(同)
 

 
父は手術の翌日には意識を取り戻し、ICUで1週間を過ごした後、一般病棟に移ることができた。ただ、退院までの残り3週間は、感染予防のため家族も面会することができなかった。
  


 唯一のつながりはSNSだけ。私たち家族は日々、真剣に回復を祈るとともに、励ましの言葉を父に送り続けた。多くの同志の励ましに支えられ、父は9月中旬に退院。「池田先生をはじめ、同志の祈りで命を救ってもらい、感謝しかない。元気になって恩返しの人生を歩んでいきたい」と語る父は、現在、自宅で療養を続けている。


 
不屈の信仰貫く
 熱原の法難の渦中、日蓮大聖人が南条時光に送られた「法華証明抄」には、「すでに仏になるべしと見へ候へば・天魔・外道が病をつけてをどさんと心み候か」(御書1587ページ)との一節がある。
  
  当時、時光は24歳。激しい弾圧の矢面に立って、同志を自邸にかくまい勇敢に戦い続けてきたが、その中で、命に及ぶ病を患ってしまう。その知らせに対して大聖人は、“時光が不屈の信仰を貫いたゆえに、最高の幸福境涯を開くのは間違いない。だから今回の病も起きたのであり、断じて負けてはいけない”と、励まされた。
 

 
師匠の大激励を受けた時光は、病を克服。その後、50年にわたり信心を貫き、広布に生き抜いた。私たちもまた、病などの苦難に直面した時にこそ、自身の信心が試される。だが、実際に直面すると、「頑張ってきたのになぜ?」「どうして自分が」といった思いを抱くこともある。
  


 池田先生は、「病気になることは、決して敗北などではない。信心が弱いからでもない。広宣流布に生き抜く中で起きた病気という苦難は、成仏を阻もうとする魔の働きである。ゆえに、怯んではならない」(「若き君へ――新時代の主役に語る」)と語られている。
  


 私自身、御書に照らし、また先生の指導を学ぶ中で病の意味を見いだし、病魔に立ち向かう勇気が湧いた。同志の励ましが、心の支えとなった。また、父の病は、これまで取材で聞いた同志の言葉の重みや、信心の大確信を、自分なりに一層深く知る、貴重な経験になったと感じている。


  


 学会には、苦難や試練に直面しても、その意味を捉え直し、「宿命を使命に変える」生き方を実践している同志が世界中にいる。その生き方がどれほど周囲に希望を与えていることか――。
  


 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによれば、新型コロナウイルスの感染者数は、世界全体で4371万人を超え、亡くなった人は116万人に上っている(10月28日現在)。
 

 
いまだに終息のめどは立っていないが、人類がこれまで何度も感染症を乗り越えてきたように、病に打ち勝ち、必ず乗り越えていけると確信している。いかなる病や試練にも負けない「不屈の信心」を持った私たち学会員の真価は、こうした困難な時代でこそ発揮されていくに違いない。







Last updated  2020/10/29 12:17:30 PM
カテゴリ:SDGs特集

〈SDGs特集〉UNHCR駐日事務所前副代表の小尾尚子さんに聞く
難民に“人間の尊厳”を――コロナ禍で弱者に より深刻な打撃が

 現在の難民・避難民の数は世界でおよそ8000万人に上り、地球上の97人に1人が紛争や迫害で故郷を追われている計算だ。その状況は戦後最悪といわれ、コロナ禍でさらに悪化している。国連のSDGs(持続可能な開発目標)が掲げる「誰も置き去りにしない」との視点は、危機の時にこそ求められる。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所の小尾尚子前副代表に、難民問題の現状などを聞いた。(聞き手=城戸正明)

 おび・なおこ UNHCRのケニア、フィリピン、タイ、スイス・ジュネーブ本部、そして日本などでおよそ30年間勤務。難民の国際保護、政策分析・評価などが専門分野。現在はいくつかの大学で人道アクション・難民の国際保護に関する講義を担当。

 ――コロナ禍は、難民・避難民の生活にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。
  
 難民・避難民の多くは、衛生環境が悪く、医療制度も整っていない場所で生活しています。狭い空間に人が密集しており、感染が広がれば、深刻な被害は免れません。きれいな水やせっけんが手に入らず、感染予防の基本である手洗いすら満足にできない場所もあるのです。
  
 また、感染症への対応には、正確な情報に素早くアクセスすることが不可欠ですが、言葉の問題などが重なり、難民にとっては容易ではありません。
  
 新型コロナウイルスの感染拡大が始まると同時に、世界中の人道支援団体は、難民を受け入れている国々と協力して感染予防のためのさまざまな取り組みを開始しました。そうした対応により、現在のところ、難民キャンプなどでの感染爆発は抑えられているようです。しかし、この先も予断を許さない状況が続くでしょう。
  
 さらに、世界各地でロックダウン(都市封鎖)が始まり、コロナによる経済の停滞・悪化が多くの難民の生活を直撃しています。避難先で非正規で働いている難民の多くは、真っ先に雇用契約を解かれてしまう対象となります。わずかに開かれた労働機会の中で、家族を守るために働き、何とか保っていた暮らしが崩れつつあるのです。

人道支援団体が難民に手作りマスクを配る(3月、ギリシャで。AFP=時事)

 ――いま注目されているのが、UNHCRなどの人道支援団体が進める現金の給付支援です。
  
 これは、支給された現金をATMで受け取ることができるため、3密を避けることが可能です。難民の家族は必要とする時に、また計画的に給付金を手にすることができるという特徴があります。
  
 従来、食糧、毛布、その他必要とされる身の回りの生活用品など、決められた「物」の配給は、難民の自立への意欲をそぎ、人道支援への依存を強めてしまうという指摘がありました。しかし、現金の支給は、難民の人々が自分自身で使い道を選択でき、それがより尊厳のある暮らしにつながる、という点で画期的なものです。
 実際、コロナ禍で現金支給による支援は大幅に拡大され、そのおかげで難民の生活が格段に改善されたと報告されています。
  
 ――避難の長期化に加えて、新型コロナの流行は、難民の子どもたちの教育にも深刻な危機をもたらしています。
  
 本年9月、UNHCRは「難民の教育に関する報告書」を発表しました。これまでも世界の難民の子どもの半数が学校に通うことができていませんでした。コロナの世界的大流行により、学校の授業がオンラインに切り替わったことで、コンピューターがない家庭や、インターネットへのアクセスができない環境にある子どもたちは、学業についていけなくなり、教育の機会がさらに奪われてしまうのではないかと懸念されています。
  
 教育機会の低減は、児童労働、人身売買、児童婚など、多くのリスクの増大につながることが分かっています。子どもたちの教育の機会、そして未来をも奪うことがないよう、早急な取り組みが必要とされています。

創価大学とUNHCRによる「難民高等教育プログラム」の協定書調印式。小尾氏(右端)が同席(2016年5月、同大学で)

 ――創価学会としても、難民の教育支援に取り組んできました。また創価大学では2016年、UNHCRと「難民高等教育プログラム」を締結し、難民の学生を受け入れています。
  
 創価大学で行われたプログラムの調印式には、私も出席させていただきました。現在では国内で13の大学がこのプログラムに参加してくださっています。
  
 また、日本政府によるシリア難民留学生の受け入れ事業にも、創価大学は参加いただいています。中には、日本でエンジニアとして就職した学生もいますね。難民の学生に学習の機会と、そのための素晴らしい環境を与えてくださり、本当に心強く思います。
  
 19年のデータによると、高等教育へのアクセスがある難民はわずか3%にすぎません。より多くの大学が、このような支援の輪に加わってくださることを願っています。

創価学会主催の「難民の子どもたちの絵展」。難民生活を送る子どもたちが描いた絵画等を紹介した(2018年、神戸市内で)

 ――難民問題に関する日本の課題について教えてください。
  
 喫緊の課題としては、近く法改正が検討されている収容と送還の問題があります。入管収容施設に長期的に収容されている人々の多くが難民申請者であることから、対応が求められています。
  
 詳細はまだ不明ですが、難民を保護するという視点を欠いた制度がもし導入されれば、日本の難民保護制度全体の信用性に悪影響を与えるのではないか、と危惧する声も一部にあります。
  
 日本も批准している難民条約はいくつもの重要な原則をうたっています。締約国は、難民(難民申請者を含む)をその生命や自由に危害が及ぶ場所には送り返さない、不法な入国・滞在に対して罰を科さない、などです。
  
 これらの原則を忠実に実行できる環境づくり、とりわけ難民認定制度において「誰を保護するのか」「どのような基準で認定するのか」などを明確化・透明化していくことが、むしろ状況の打開につながるはずです。
  
 さらに、収容期間の上限を設けること、国連人権組織から恣意的な拘禁に当たると指摘されている収容をなくすこと、なども大切な方策です。こうした努力によって、日本における難民保護の制度全体の質が向上することになると考えられます。また、難民として認定されなかった人にも、人道的に、尊厳をもって対応することが、「誰も置き去りにしない」社会の実現に向けて、大切なことではないでしょうか。

共助の精神で危機を打開
 ――そのために、私たちにできることは何でしょうか。
  
 まずは難民の人々が置かれている実情を、より多くの人に知っていただきたい。感染拡大で私たちの日常も変わりましたが、弱い立場に置かれた難民の人々も同様に苦労し、危機に直面していることに思いをはせていただきたいと思います。
  
 世界に目を向けると、難民の中には迫害から逃れた地で教育の機会を与えられ、医学を学び、医師としてコロナ対策の最前線で活躍している人などもいます。
  
 私たちが支援し、命を守ってきた人たちから、今度は私たちが守られる――“お互いさま”の視点に立つためにも、そうした事実を「知る」ことが大切だと思います。
  
 パンデミックにより、世界はあらゆる困難に直面しているにもかかわらず、難民や、その受け入れコミュニティーに対する国際社会からの支援は増えています。そこには、“お互いに苦しい状況だけれども、共に支え合いながら生きていこう”という人間の共感や連帯感が表れているのではないでしょうか。
  
 危機の中でも、弱者に寄り添おうとする人が多いことに、とても勇気づけられます。難民問題も、SDGsの推進においても、この共助の精神が重要な鍵になるでしょう。

11月からUNHCRの映画イベント
 UNHCRは11月1日から、世界の難民・避難民への支援の輪を広げるため、配信型の映画イベントを開催します。詳細はこちらからアクセスできます。

(2020年10月29日 聖教新聞)







Last updated  2020/10/29 12:01:37 PM
カテゴリ:ニュース話題

ブラジルSGI結成60周年を祝賀 郵便電信公社から記念切手が発行

記念切手の発行の式典には、郵便電信公社とブラジルSGIの代表が参加した(ブラジル池田文化会館で)

 ブラジルSGI(創価学会インタナショナル)結成60周年を祝賀して、同国郵便電信公社から記念切手が発行され、記念式典が19日(現地時間)、サンパウロ市のブラジル池田文化会館で開催された。これにはブラジルSGIと郵便電信公社の代表が出席した。
  
 国歌斉唱で開幕した式典では、初めに記念証印と記念切手について説明があり、ブラジルSGIの60年の歴史が紹介された。
  
 続いて、記念の証示印(消印)の儀が行われ、ブラジルSGIのシラトリ理事長ら代表5人の持つ記念切手に郵便電信公社のジエゴ・ガルボン・マンリケス氏が割り印。証印と、記念切手を収めた盾が贈られた。

記念切手にはブラジル池田文化会館の外観がプリントされている
贈られた記念盾


 マンリケス氏は「郵便電信公社にとって記念切手の発行は特別な意味が込められています。ブラジルSGIの皆さまが推進する平和の文化を、さらに広めていっていただきたい」と祝辞を述べた。
  
 シラトリ理事長は、60年にわたって平和・文化・教育運動を進めてくることができたのはメンバー一人一人の地道な貢献があったからであると強調。「何より、ブラジルSGIを築いてくださった池田先生に感謝をささげたい」と語った。
  
 会場では、ブラジル青年部によって収録された祝賀演奏が上映され、喜びの式典に花を添えた。







Last updated  2020/10/29 12:13:12 PM
2020年10月29日

 地区・ブロックこそ
 広宣流布の本舞台だ。
 全リーダーが率先して
 組織の最前線へ!
 希望の波動を起こそう!






Last updated  2020/10/29 06:19:20 AM
2020/10/28
カテゴリ:信仰体験

信仰体験 母の失踪、家族を襲った試練を越え
「一家和楽」をかなえた娘の祈り

 【北海道・森町】古澤美紀さん(44)=地区婦人部長=には長年、祈り続けてきたことがある。それは「一家和楽」。酒とギャンブルに明け暮れる父、両親の不仲、母の失踪(しっそう)……。真冬の嵐のような試練の中で、「創価学会 永遠の五指針」の一つ「一家和楽の信心」を心に描いて生きてきた――。

 父の知人の紹介で、一家が創価学会に入会したのは1981年(昭和56年)8月。宿命転換への長い戦いは、この時から始まった。
 父はトラックの運転手。パチンコ、競馬に興じ、毎月の稼ぎの大半は酒やギャンブルに消えていった。
 古澤(ふるさわ)さんは5人きょうだいの次女。姉と弟、2人の妹がいた。古澤さんが7歳の時、姉が脳腫瘍(のうしゅよう)に。


 母は看病にかかりきりで古澤さんが妹の保育園の送り迎えや買い物など、家事を手伝った。
 母の愛情がきょうだいの中で一番薄いと感じていた。姉は闘病、弟は一人息子でかわいがられ、2人の妹はまだ小さい。


 お使いなどを頼まれるのは“いつも私ばかり……”。それでも母に認めてもらいたい一心で頑張った。
 やがて姉の病状は回復したが、生活の困窮(こんきゅう)は変わらない。


 見かねた祖父母が食べ物など何かと援助してくれた。冬になっても灯油が買えず、服を重ね着して寒さをしのいだこともある。
 借金は膨(ふく)れ、金融業者からの取り立てに、おびえ続けた。


 聞くにたえない両親の口論に耳をふさぎ、思春期を迎える頃には“早く家を出たい”――そんなことばかり思っていた。

森町から望む駒ケ岳。内浦湾の磯の香りに包まれ、古澤さんは幸福への歩みを重ねてきた
 高校を卒業すると、両親の反対を押し切って結婚した。


 相手はアルバイト先で知り合った隆教さん(50)=地区部長。創価学会員だった。秋には長男・佑太さん(25)=男子地区副リーダー=が生まれた。
 当初は“親子の縁が切れたっていい……”と感情的になっていたが、隆教さんから「親に認めてもらえるように祈ろう」と背中を押され、題目を唱えるように。
 祈りが深まるにつれ、自身の気持ちと祈り方が変化していることに気付いた。


 “私も子を持つ母親となって、両親の気持ちとも向き合える気がする。仲良く親子の往来ができますように”
 ある日、電話が鳴った。


 「いろんなことがあったけど、正月には孫を連れて帰ってこい」
 父からだった。言葉少なだが、娘を思う父の愛情を感じた。同時に、一家和楽を願う信心の確信を深めることができた。
 古澤さん一家は、実家の隣に転居し暮らし始めた。

 1998年(平成10年)の夏――。


 母がいなくなった。父との不仲に耐え切れず、家を出たのだ。心当たりを探しても見つからない。


 1カ月、1年が過ぎても音沙汰(おとさた)は無かった。
 さらに母が生活費の足しにと借りた借金の請求が。連帯保証人の古澤さんに返済の矛先が向けられた。
 3歳と1歳の幼子を抱えたうえに、当時、中学生と小学生だった妹たちの母親代わりもすることに。授業参観や保護者面談にも出席した。
 苦しい胸の内を婦人部の先輩に明かした。「私たちは自ら願って宿命と戦っているの。だから宿命転換できないはずがないよ」。確信に満ちた励ましを胸に、真剣に祈った。
 借金は約10年で完済。その間、札幌にいた姉が脳腫瘍を再発、30歳で亡くなった。


 悲嘆(ひたん)に暮れても、古澤さんは前を向いた。弟、妹にも信心の大切さを伝えた。きょうだい全員で母の無事を祈った。

「元気だった?」と同志の元へ。いつも励ましてくれる出町県婦人部長㊧とともに
大きな悩みは、大きな喜びに
 2011年の夏――。音信不通だった母から突然、連絡があり、函館駅へ向かった。13年ぶりの再会。
 母が言うには東日本大震災が起きて、子どもたちや祖父母が心配になり、帰る決断をしたとのこと。
 古澤さんは、当面、函館で暮らすという母に幸せになってほしい一心で「御本尊をいただき、一緒に祈っていこう」と訴えた。


 だが母は「私には必要ないよ」と拒絶。古澤さんの脳裏に、幼い頃のつらい記憶が思い出され、いつしか母と距離を置くように。
 そんな中、父が末期の舌(ぜつ)がんと判明、13年11月に他界した。


 弟はバイクの事故で重傷を。苦難は続いたが、題目を唱え、一つ一つ宿命を乗り越えていく。


 17年9月、古澤さん夫妻は広宣流布大誓堂での誓願勤行会に参加した。題目を唱えるほどに、家族や母のことが浮かんでくる。
 

「不思議に両親への感謝の思いがあふれてきたんです」
 両親が入会したから自分が信心に巡り合うことができたこと。生活苦でも私たちきょうだいを育ててくれたこと……。
 “家を出なければならなかった母には、想像できない苦しみがあったはず”。そう思うと、心から母の幸福を祈れるようになった。
 久しぶりに母のもとへ。感謝の思いを伝え、「御本尊授与は、私たちきょうだいができる最高の親孝行です」と涙ながらに訴えた。
 母は笑みを浮かべて答えた。

「分かったよ。ありがとう」。同年12月、母は御本尊を受け、新たな一歩を踏み出した。
 「今までの苦難は、家族が信心で立ち上がり、一家和楽を築くために必要な試練だったんだと気付きました」と古澤さん。
 池田先生のスピーチが心に迫る。


 「大変な時こそ、大きく変われるチャンスなのだ。(中略)大事なのは、負けない心だ。勝つための祈りだ。宿命を使命に変える人間革命の劇を、断じて、ともどもに勝ち飾ろう!」


 古澤さんの姿を見てきた長女・山中みづきさん(23)=婦人部員、次男・佐斗さん(20)=学生部員=は、それぞれ札幌で広布の道を歩む。


 大きな悩みは大きな喜びに変えられる。信心で試練を乗り越えた確信を胸に、古澤さんは地域の友の励ましに駆けている。
 (北海道支社編集部発)

古澤さん夫妻の姿を見てきた子どもたちは、皆が広布後継の道に。右から長男・佑太さん、夫・隆教さん、次男・佐斗さん、古澤さん、長女・山中みづきさん、孫・山中いちかちゃん

( 2020年10月28日  聖教新聞)







Last updated  2020/10/28 10:04:04 AM

 連載ルポ「一滴――新しい日々の始まり。」
求めながらも、思いやれる自分へ――コロナ禍で夫婦が気付いたこと

 コロナ禍で、家族との時間が増えた人も多いはず。髙梨哲哉(たかなしてつや)さん(35)=区男子部書記長=はテレワークを行い、妻・妙子(たえこ)さん(37)=副白ゆり長=の育児休暇明けからは一人、自宅で2人の子を世話する生活に。夫は家で妻は会社へ――その経験は二人に何を気付かせてくれたのでしょう。(記事=橋本良太、金田陽介) 


 「ご家庭での保育が可能な場合には、登園を控えていただくなど、ご協力をお願いします」
  


 夫妻が暮らす横浜市港北区の認可保育所から“お知らせ”が届いたのは、娘たちの入園直後の、4月初旬。長女の聡美(さとみ)ちゃんは2歳4カ月、次女の美幸(みゆき)ちゃんは、1歳だった。


 税理士の哲哉さんは経営コンサルティング会社で、企業の合併・買収(M&A)案件に従事している。年明けまでは帰宅が深夜になることも多かったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、4月からテレワークが始まった。


 当初は心に余裕があった。


 妻の妙子さんは航空機の整備に関する仕事をしているが、コロナで育児休暇が延長される形になったからだ。哲哉さんが部屋で仕事をしても、走ってくる娘たちを、妻が“ブロック”してくれた。
 だが5月の大型連休後、妻の育休は終了。仕事用のノートパソコンをリビングに持ち込んだ日から、戦いが始まった。

 ある朝、妻を見送り、パソコンを開こうとした瞬間。


 「おとうさん、あそぼー」


 満面の笑みで、長女が足に巻き付いてくる。


 「うーん、お父さんね、ちょっとお仕事……」


 言っているうちに横から「ぶえーん」と次女の泣き声。


 “なぜ!? 何があった?”
 抱き上げ、ゆらゆらしていると仕事の電話が。次女のうなり声に包まれながら、なんとか、やり取りを終えた。


 一人で2人を見る――。次女の誕生時、哲哉さんは時短勤務で育児を分担したが、それとは「異次元の大変さ」だ。


 “ご飯と離乳食を食べさせ、2人をお昼寝させた後で、顧客と打ち合わせよう……”


 だが!
 長女が、食べようとしない。


 時計の針を見つめながら、妻にLINEを送る。“聡美ちゃんがおむつを替えさせてくれない。ご飯も食べない”


 焦(あせ)りもイライラも通り越し、頭の中は真っ白だ。

哲哉さんが妙子さんと交わしたメッセージ
 妙子さんは、オフィスの机上で夫からのLINEを受信した。メッセージと共に、そっぽを向く長女と、離乳食を食べる次女の写真がある。


 妙子さんは“どうしたらいいんだー、泣”と返信した。夫の気持ちがよく分かる。大変な状況を知ってほしい瞬間が、妙子さんにも、たくさんあった。


 育休中(今もだが)、それぞれのタイミングで夜泣きする娘たちをあやすと、数時間しか寝られなかった。


 睡眠不足が体にこたえて、心も追い詰められていく。


 夫が仕事に出ている昼間は、食事やおむつ替え、一人で2人の相手をしなければならない。そして夜のお風呂がまたやって来る。


 言葉では伝わりにくい苦労や気持ちを、今度は、夫が体験して、分かってくれた。


 妙子さんは、申し訳なくもあり、それ以上に、感謝の気持ちでいっぱいになった。
  


 育休中、希望を与えてくれたのは、創価学会の婦人部の先輩たちだ。


 「大変な時は、いつまでも続かないからね、大丈夫よ」


 難しくない言葉で希望を持たせてくれ、話を聞いてくれた。会館で、娘より少し年上の子どもたちが遊んでいるのを見ると、「未来を見せてもらえるようで」励まされもした。


 育休が終了してからも、仕事を終えて帰宅すると、ポストにメッセージカードなどが投函されていた。
 

「仕事にも復帰して忙しいと思うので体に気を付けて」


 頼れる人、声を掛けてくれる人がいるのはうれしい。だから祈れるし、力が湧く。
  


 さて、夫は大丈夫かな――。

髙梨妙子さん(中央)が、いつも励ましを送ってくれる日吉地区の婦人部の友と
 1時間後、哲哉さんはLINEで続報を送った。


 “食べた! そしてお散歩がてらお菓子を買ったよ”
 会議にも何とか間に合った。だが、これでは“1日1時間労働”になりかねない。企業買収の案件はコロナで止まっているが、社内業務の別プロジェクトもある。


 焦りを感じていると、不意に同僚から電話がかかってきた。
 

「ちょっと話を聞いてほしいんだけど……」


 彼が口にしたのは、家で仕事に集中できない状況、社内での評価が下がるのではという不安、社会の動きから取り残されたような孤独感――どれも共感できるものばかりだった。
  


 数日後、学会の男子部の仲間とオンラインで会合を開いた。


 「仕事があってありがたい」


 「悩みを話せる仲間がいるって、ありがたい」


 多くの人が感謝の思いを語った。かつては当たり前のように感じていたことの価値。哲哉さんも毎日の奮闘を話しながら、自らの心が軽くなっていくことを感じた。


 “共に頑張れる仲間がいるから、家庭とちゃんと向き合おうと思えるのかも”

港北躍進区男子部の友と語り合う髙梨哲哉さん(中央)
 会合終了後、哲哉さんの胸に男子部の仲間と共に制作した、ある映像が思い浮かんだ。


 〽母よ あなたは
 なんと不思議な 豊富な力を
 もっているのか
 それは春先、学会歌「母」を壮年・男子部のメンバーが歌った映像である。5・3「創価学会母の日」を記念して、港北区の婦人部に見てもらおうと、作られた。


 自分の体験を経て、一層、婦人部の先輩方への感謝と敬意が湧いてくるようになった。


 “子育てって本当にすごい。これからは、もう一重、自分ごととして担っていこう”

 6月に入り、哲哉さんの職場はオフィスワークが復活。子どもたちの登園も再開できた。


 朝、子どもを園に送るのは哲哉さんで、夕方、迎えに行くのは妙子さんの担当。


 仕事に復帰してから、妙子さんも、あらためて感じたことがある。


 どこにいても、娘たちが健康で元気に過ごせるよう、願っている。同時に、仕事で結果を出すプレッシャーを抱え、子どものこと(園からの呼び出し)で周囲に迷惑を掛けたらどうしようという不安もよぎる。



 “そういう空間で、夫も頑張り続けているんだなあ”

 最近、二人で「忙しい時ほど話をしよう」と決めた。何に悩み、頑張ろうと思っているのか、どうしてほしいのかも含めて語り合う。
 相手のことをよく知った上で“要求しながらも、思いやれる自分でありたい”と、それぞれに祈っている。

 池田先生は述べている。
 

「私は、『成長家族』『創造家族』という言葉が大好きです。家庭は、人生の基本となる『安心』と『希望』の拠点であり、『幸福』と『平和』の基地にほかならない。日々の生命と活力の『蘇生』の場であり、前進と充実を生み出す『創造』の絆であり、『和楽』と『成長』の城です」

 子どもたちも交えて、そうした家族へと、みんなで育っていきたい――夫妻は今、そう強く思っている。

(2020年10月28日 聖教新聞)







Last updated  2020/10/28 10:00:44 AM

〈世界広布の大道〉
小説「新・人間革命」に学ぶ 第24巻 解説編 
池田主任副会長の紙上講座    
今回の「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」は第24巻の「解説編」。池田博正主任副会長の紙上講座とともに、同巻につづられた珠玉の名言を紹介する。

池田主任副会長インタビュー 新・人間革命24巻 4:39

ポイント
 ①「冥の照覧」の確信
 ② 人間のための宗教
 ③「地区」強化の要点


 現在、女子部・白蓮グループが、「セレブレイト(祝賀)期間」(11月18日まで)として、励ましの輪を拡大しています。
  


 池田先生は各地で開催されているオンラインの集いにメッセージを寄せられ、「最高に福運あふれる白蓮のいのちで、何があっても朗らかに前へ前へと進み、友情を広げ、『新・人間革命の世紀』を照らしていってください」と万感の思いを述べられました。
  


 「厳護(げんご)」の章は、「白蓮グループ」をはじめ、男子部人材グループ「創価班」「牙城会」のメンバーにとって、任務の意義やグループの精神を深めるための重要な章です。
  


 各グループの結成の歴史は異なります。しかし、根本精神は共通しています。「『冥(みょう)の照覧(しょうらん)』を確信して、仏道修行に励むこと」(146ページ)です。
  


 そのことは、清掃に励む白蓮グループの姿を見て、山本伸一が詠(よ)んだ「かみくずを ひろいし姿に 仏あり」(142ページ)との句にも端的に示されています。誰が見ていなくとも、広布への無私の献身(けんしん)を貫(つらぬ)く――その心に、功徳・福運が積まれていきます。
  


 今月1日、日本の白蓮グループとブラジルの「セレジェイラ(桜)グループ」のオンライン懇談会が開催され、「厳護」の章に記された「冥の照覧」の精神、「自発の心」を学び合いました。「冥の照覧」の精神は、世界の青年部にも受け継がれています。
  


 また、「灯台」の章では、「社会部」「団地部」「農村部(現・農漁光部)」の友の奮闘が描かれています。
  


 三つの部は、1973年(昭和48年)10月に誕生しています。この時、学会は翌74年(同49年)の年間テーマを「社会の年」と掲げました。当時、中東戦争によって石油価格が急上昇し、世界は不況に覆(おお)われつつありました。また、異常気象による、深刻な食糧不足にも脅(おびや)かされていました。
  


 こうした状況の中で、創価の同志は、「社会のテーマに、真っ向から挑み、活路を開き、人びとを勇気づけていくことこそ、仏法者の使命」(291ページ)との誇りを胸に、職場や地域で信頼の輪を大きく広げていきました。
  


 仏法を社会に開いていくことは、私たちの使命です。その根本こそ、一人一人の「人間革命」なのです。

“世界のすべての母たちをたたえたい”――創価世界女性会館にある「母」の歌碑の前で、「母」と“大楠公”をピアノ演奏する池田先生。香峯子夫人が笑顔で見守る(2016年6月25日、東京・信濃町で)


創価の教学運動
 「厳護」の章に、教学は「民衆の日々の生活に根差し、行動の規範」(164ページ)となるものであり、「人生の確信、信念となり、困難や試練を克服する力」(同)とあります。
  


 伸一は、教学運動の潮流をさらに広げようと、77年(同52年)を「教学の年」とすることを提案します。仏法の法理を世界に展開するためには、“人間のための宗教”という視座に立ち、教学上の一つ一つの事柄を捉(とら)え直(なお)す必要性を感じていたのです。
  


 同年1月15日、伸一は大阪で開催された教学部大会で、「仏教史観を語る」と題して記念講演を行います。この中で、「現代において創価学会は、在家、出家の両方に通ずる役割を果たしている」(188ページ)、「寺院の本義からするならば、学会の会館、研修所もまた、『現代における寺院』というべき」(191ページ)と語ります。
  


 ところが、宗門の僧たちは、この講演を宗門批判と捉え、あろうことか、学会攻撃の材料としました。(第27巻「正義」の章参照)
  


 この背景について、佐藤優氏は、週刊誌「AERA」(10月12日号)の「池田大作研究」で論じています。「1977年に入ると日蓮正宗の宗門僧が創価学会に対する攻撃を始めた。多くの諍(いさか)いが生じたが、その背景には、僧侶が『上』、一般信徒は『下』とする宗門の宗教観と、そのようなヒエラルキーを認めない民衆宗教である創価学会の基本的価値観の対立があった」。そして、「創価学会が世界宗教として展開するために宗門との訣別は不可欠だった」と結論付けています。
  


 学会が世界宗教として飛翔(ひしょう)できたのは、「人間のための宗教」という視座に立ち返り、“生きた教学”を現代に蘇(よみが)らせたからにほかなりません。


  


 今、世界の教学運動は同時進行です。「大白蓮華」に連載されている池田先生の御書講義「世界を照らす太陽の仏法」は、世界中で学習され、SGIの前進の原動力となっています。仏法の哲理が、「創価学会員という市井の人びとのなかに、確固たる哲学、思想として、生き生きと脈打っている」(164ページ)のです。
  


 その源流には、「仏法を、時代の要請に応えた『希望の哲学』として、現代社会に復権させなくてはならない」(205ページ)との、師匠の並々ならぬ闘争があったことを、決して忘れてはなりません。


幹部同士の団結
 今月18日、香川・小豆島(しょうどしま)のサンフラワー地区(小豆島圏)のオンライン座談会に参加しました。
  


 初のオンラインでの開催でしたが、これまで参加できなかった方も集うことができ、歓喜あふれる座談会となりました。この大成功の陰には、地区部長・地区婦人部長が、担当幹部と連携を取り合い、感染防止に留意しながら、地区内をくまなく訪問激励に回った奮闘がありました。
  


 「人間教育」の章では、77年(同52年)の活動方針の一つが「大ブロック(現在の地区)」の強化であり、伸一自らが大ブロックに光を当て、リーダーを激励していく場面が描かれています。
  


 伸一は、大ブロック強化の最も重要な点として、「(担当で入る)幹部同士の団結」(211ページ)を挙げます。さらに、「幹部が力を合わせて、一人ひとりを徹底して励ますんです」(同)、「皆さんに声をかけ、悩みに耳を傾け、勇気づけ、元気づけ、抱きかかえるようにして励ましていただきたい」(212ページ)、「“会長だったら、どうするか。どういう思いで、どう励ますか”を考え、私をしのぐような激励をしてください」(同)と、何度も「励まし」を強調しています。
  


 ここに示されているように、「地区の強化」といっても、どこまでも「一人への励まし」に尽きます。「人間の心こそが、すべての原動力」(213ページ)だからです。
  


 「大白蓮華」10月号の巻頭言で、池田先生は「一隅(いちぐう)を 照(て)らす宝光(ひかり)の 励ましは 地涌(じゆ)のいのちを 未来の果(は)てまで」と詠(よ)まれました。
  


 今月から、「励まし週間」も再開しました。一人一人が真心の励ましに徹し、わが「誓願の地区」から希望の光を放ってまいりましょう。

緑輝く山形県の田園風景(1987年7月、池田先生撮影)。「灯台」の章には、山本伸一が74年9月、同県・東根市の果樹園を訪れ、農業に従事する友と懇談する模様が描かれている


名言集
●平和の原点
 わが子を愛し、慈(いつく)しむ母の心には、敵も味方もない。それは、人間愛と平和の原点である。(「母の詩」の章、47ページ)


●訓練の大切さ
 頭で理解し、わかっていることと、実際にできることとは違う。災害の時なども、知識はあっても、いざとなると、体がすくんで動けなくなるケースが少なくない。訓練を繰り返し、習熟(しゅうじゅく)していってこそ、教えられたことが、実際に行えるようになるのだ。訓練とは、体で、生命で習得していくことである。(「厳護」の章、157ページ)


●座談会
 座談会は、創価学会の大地である。この大地がよく耕(たがや)され、肥沃(ひよく)になってこそ、木々も生い茂り、花も咲き、果実も実るのだ。(「人間教育」の章、202ページ)


●人間教育の場
 創価学会は、自分を磨き高め、真の人間の生き方と、社会建設の道を教える、人間教育の場である。(「人間教育」の章、210ページ)


●創価の使命
 あきらめと無気力の闇(やみ)に包まれた時代の閉塞(へいそく)を破(やぶ)るのは、人間の英知と信念の光彩だ。一人ひとりが、あの地、この地で、蘇生の光を送る灯台となって、社会の航路を照らし出すのだ。そこに、創価学会の使命がある。(「灯台」の章、374ページ) 







Last updated  2020/10/28 09:44:07 AM
2020年10月28日

 磨けば磨くほど
 心は輝きを増していく。
 自身の可能性を信じて
 「日夜朝暮に又懈(おこた)らず」
 題目を唱えゆこう!







Last updated  2020/10/28 07:30:38 AM

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