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NEKO@ Re:ロータスラウンジ 法華経への旅 ​第7回 信解品第四 ​下​(07/30) 『法華経の智慧』を読みました。素晴らし…
2017/01/23
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大山 18

 山本伸一は、1952年(昭和27年)4月、日蓮大聖人の宗旨建立700年慶祝記念大法会の折の出来事を思った。
 ──学会の青年たちが、僧籍(そうせき)を剝奪(はくだつ)されているはずの笠原慈行(ささはらじこう)を総本山で発見し
た。
 笠原は、戦時中、時局に便乗(びんじょう)して神本仏迹論(しんぽんぶっしゃく)の邪義(じゃぎ)を唱え、保身のために大聖人の正法正義を踏(ふ)みにじった悪僧である。彼の動きが契機(けいき)となって軍部政府の弾圧(だんあつ)が起こり、牧口常三郎の獄死(ごくし)の遠因(えんいん)ともなったのである。
 青年たちは彼を牧口の墓前に連れて行き、神本仏迹論の誤りを認めるように迫り、
それが騒(さわ)ぎとなったのだ。この時、既(すで)に宗門は、笠原を密かに僧籍復帰させていた。
 正法を根本から歪(ゆが)める邪義(じゃぎ)を不問に付したのである。
 宗門は宗会を開き、戸田城聖が笠原に「加害暴行」し、法主を悩ませ、登山した
檀信徒に信仰的動揺を与えたとして、「開山以来、未曾有(みぞうう)の不祥事(ふしょうじ)」としたのだ。
そして、戸田に対して、謝罪文の提出、大講頭の罷免(ひめん )、登山停止という処分(しょぶん)を決議した。
 神本仏迹論を主張し、宗祖の教えを踏みにじった悪僧を、宗会は庇(かば)いたて、その悪を正した戸田を厳重処分(げんじゅうしょぶん)にしようというのだ。
 「宗会の決議取り消しを要求する!」「断じて戸田先生を守れ!」──伸一をは
じめ、弟子たちは決然と立ち上がった。宗会議員一人ひとりと直接会って、笠原事
件の経緯と真実を語り、決議の理不尽(りふじん)さを訴え、撤回(てっかい)を求めていったのである。
 伸一は、礼を尽くして対話していったが、胸には憤怒(ふんど)の火が燃え盛っていた。
 “宗会は、戸田先生の大講頭罷免や登山停止など、お一人だけを処分するつもりだ。
これは、会長である先生と会員との分断策(ぶんだんんさく)だ。
 戸田先生なくして、いったい誰が広宣流布を進めるのだ! 何があろうが、私た
ちが戸田先生をお守りする。正義を貫(つらぬ)かれた、なんの罪もない先生を処分などさせ
るものか!”
 それが伸一の胸中の叫びであり、当時の学会首脳、青年部幹部の決意であった。
広布破壊を狙(ねら)う魔は、常に師弟(してい)の分断(ぶんだん)を画策(かくさく)する。

 小説『新・人間革命』語句の解説
 ◎神本仏迹論/仏と神の関係について、神が本地で、仏は神の垂迹(仮の姿)で
あるとする説。元来、仏教では“仏が主、神が従”であるのに対し、国家神道のもと
に国論を統一しようとした軍部政府に迎合した邪説。
(2017年 1月22日付 聖教新聞)







Last updated  2017/01/23 01:39:07 PM
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