御書と歩む
池田先生が贈る指針
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学会活動が最高の回向に
今(いま)日蓮等(ら)の類(たぐい)い聖霊(しょうりょう)を訪(とぶら)う時法華経を読誦(どくじゅ)し南無妙法蓮華経と唱(とな)え奉(たてまつ)る時・題目の光(ひかり)無間(むげん)に至(いた)りて即身成仏せしむ、廻向の文此(もんこ)れより事起(ことおこ)るなり (御義口伝、712ページ)
〈通 解〉
今、日蓮およびその門下が、故人(こじん)を追善(ついぜん)する時、法華経を読誦(どくじゅ)し、南無妙法蓮華経と唱えたならば、題目の光が無間地獄に至(いた)って、即身成仏(そくしんじょうぶつ)させることができる。回向(えこう)の文はこのことから事起こるのである。
同志への指針
題目の大功力(だいくりき)は亡くなった方々の生命にも厳然(げんぜん)と届く。悲しい別れであったとしても、妙法の光明で赫々(かっかく)と照(て)らし、必ず成仏の境涯(きょうがい)へ導(みちび)いていける。
なかんずく自行化他(じぎょうけた)の題目を唱え、広布に邁進しゆく学会活動には、「生も歓喜、死も歓喜」という永遠の生命の凱歌(がいか)が轟(とどろ)く。この偉大な功徳を故人に回らし向けるのだ。ここに回向(えこう)の本義(ほんぎ)がある。
(2017年3月22日付 聖教新聞)