歌声高く 誕生40周年の学会歌
18 凱歌の人生/誓いの友/広布の鐘
夏の暑さが盛りを過ぎ、秋の気配が近づくと、北関東の同志の心は、むしろ、一段と熱を帯びてくる。
池田先生が茨城、群馬、栃木の3県に、相次いで県歌を贈った記念の日を迎えるからだ。1978年(昭和53年)のことである。
茨城県歌「凱歌の人生」の歌詞が発表されたのは、10月21日、東京で行われた本部幹部会の席上だった。その歌詞には、池田先生の「”すべてに勝利の茨城であれ!”との、強い、強い、期待が込められていた」(小説『新・人間革命』「常楽」の章)。
第1次宗門事件の渦中である。けなげな学会の同志を守るため、間断なき激闘のさなかにあった先生は、ペンを執り続けた。
11月2日、「栃木の日」記念総会を翌日に控えていた県の幹部のもとに、「県歌ができたよ」との先生の伝言が届く。
総会当日、会場に県歌「誓いの友」の歌声が響きわたった。池田先生が恩師・戸田城聖先生の戦後初の地方指導に思いをはせて命名した「戸田合唱団」の友も躍動した。
同月21日には、群馬センター(当時)で協議会を行っていた県幹部に、群馬県歌「広布の鐘」の完成が伝えられた。さらに、「歌は時代を変えていく。群馬の同志が、この歌を声高らかに歌いながら、大きく成長して、新しい時代を築かれることを楽しみにしています」との先生の万感こもる伝言も――。
11月23日、東京・信濃町の創価文化会館(当時)で第1回「関東支部長会」が行われた。開会に先立ち、各県のメンバーが県歌を合唱する姿は、さながら”広布の歌合戦”のよう。「皆が、21世紀の峰をめざす決意を託しての合唱であった」(小説『新・人間革命』「力走」の章)
そして今、「直通(ひたみち)の茨城」「人材の王国・群馬」「広布源流の栃木」には、堂々たる人材
の城が築かれた。
各県の同志は本年6月、県歌誕生40周年を記念する関東総会(本部幹部会)を見事な弘教拡大で勝ち飾り、広宣流布大誓堂完成5周年の秋へとひた走る。師と共に、歌声も高らかに!
(2018年9月3日 聖教新聞)
県歌「凱歌の人生」誕生30周年 | 茨城創価学会
茨城県歌「凱歌の人生」
群馬県歌「広布の鐘」
栃木県歌「誓いの友」