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2018.11.03
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​「人間革命の歌」特集​

 小説『新・人間革命』が完結した今、全国・全世界の友が、自身の新たな人間革命に挑んでいる。その創価の友の勇気を鼓舞してきたのが、「人間革命の歌」である。ここでは、同歌誕生の淵源がつづられている『新・人間革命』第23巻「勇気」の章をもとに、歌に込められた精神を確認する。(本文中の太字は、「勇気」の章からの引用)
 
人間革命の歌 作詞・作曲 山本伸一


一、君も立て 我も立つ
  広布の天地に 一人立て
  正義と勇気の
  旗高く 旗高く
  創価桜の 道ひらけ
 
二、君も征け 我も征く
  吹雪に胸はり いざや征け
  地よりか涌きたる
  我なれば 我なれば
  この世で果たさん 使命あり
 
三、君も見よ 我も見る
  遙かな虹の 晴れやかな
  陽出ずる世紀は
  凜々しくも 凜々しくも
  ※人間革命 光あれ
     (※くり返し)
 
「地涌の使命」を果たし抜け
 創価学会の「確信」の原点は、「われ地涌の菩薩なり」との第2代会長・戸田城聖先生の「獄中の悟達」にある。
 第2次世界大戦中の1943年(昭和18年)7月6日、戸田先生は初代会長・牧口常三郎先生と共に、不敬罪と治安維持法違反の容疑で、当時の軍部政府に逮捕・投獄される。
 翌44年(同19年)11月18日、牧口先生は獄死。戸田先生は、2年間の獄中生活で法華経を読み切り、「われ地涌の菩薩なり」と悟達したのである。
 池田先生が「人間革命の歌」の制作に当たって、最も心を砕いたのは、この恩師の「われ地涌の菩薩なり」との魂の叫びを、いかに表現し、伝えるかであった。
 小説『新・人間革命』第23巻「勇気」の章には、こう記されている。
 「『地涌の菩薩』の使命の自覚とは、自分は、人びとの幸福に寄与する使命をもって生まれてきたという、人生の根源的な意味を知り、実践していくことである」
 「『地涌の菩薩』の使命に生き抜くなかに、人間革命の大道がある」
 この思想を、先生は「人間革命の歌」の2番にある「地よりか涌きたる 我なれば 我なれば この世で果たさん 使命あり」との歌詞で表現した。
 
後世へ永遠に
 池田先生が「人間革命の歌」の制作を決めたのは、1976年(昭和51年)6月末のこと。
 当時、学会に対する誤解と偏見から、一部のマスコミによる非難・中傷が激しくなりつつあった。また、宗門の悪侶たちが、いわれなき悪口を学会員に浴びせ始めていた。
 こうした嵐の予兆の中で、池田先生は「愛する同志が、何ものにも負けぬ闘魂を燃え上がらせる、勇気の歌を作らねばならない」と歌の制作を開始した。それは、戸田先生を偲び、心で対話しながらの師弟の共戦譜でもあった。
 歌の制作には、「7・17」の意義も込められていた。7月17日は、57年(同32年)のその日、事実無根の公職選挙法違反の容疑で、大阪府警に不当逮捕された池田先生が、出獄した日である。
 小説には「7・17」について、「権力の魔性との闘争宣言の日であり、人間革命への誇らかな旅立ちの日」とつづられている。
 池田先生が歌詞を作り終えたのは、76年7月16日。日蓮大聖人が1260年、「立正安国論」をもって、実質的な最高権力者・北条時頼を諫暁した日である。


 出来上がった歌詞は、1番が5行からなる、3番までの歌詞だった。
 翌日、先生は朝から歌詞を推敲し、手を加えた。さらに、曲のイメージを練り上げていった。
 本部幹部会が開催される18日は、作曲に力を注いだ。昼からは作曲経験のあるメンバーと共に、曲作りに取り組んだ。
 当初は本部幹部会の席上で発表する予定だった。だが、曲は仕上がらなかった。
 「彼(山本伸一)は、後世永遠に歌い継がれる、最高の歌を作りたかった。だから、安易に妥協したくはなかった」
 本部幹部会では、いったん、歌詞のみが発表された。その後、先生は音楽大学出身の2人の女子部員にも協力を依頼し、再び作曲に取り掛かった。
 皆に意見を求めながら、曲作りを進める中、五行詞の歌詞が作曲を難しくしていることが分かった。
 熟慮に熟慮を重ねた歌詞である。一言一言に深い思いが込められている。
 だが、先生は「新しいものを創造するには、時には、これまで作り上げてきたものへのこだわりを、躊躇なく捨てる勇気が必要な場合もある」と、それぞれ2行目の歌詞を削り、四行詞に作り直した。
 
“戦人”の哲学
 四行詞として新たにできた「人間革命の歌」は、学生部の富士学生合唱団の歌声で録音された。
 その後、海外のメンバーの代表との打ち合わせに臨んだ池田先生は、そこで録音したテープをかけ、「人間革命の歌」を紹介した。
 だが、まだ完成ではない。先生は再び、歌詞の推敲を始めた。曲についても、検討が重ねられた。
 「一つ一つの事柄を、徹して完全無欠なものにしていく――それは、広宣流布の“戦人”ともいうべき彼(山本伸一)の哲学であった」
 そうして、18日午後8時40分、遂に「人間革命の歌」が完成した。
 先生は、各方面・県などのリーダーに、次々と電話を入れた。電話口がカセットデッキの前に置かれ、新たに録音し直した「人間革命の歌」がかけられた。
 歌詞と譜面は、翌19日付の聖教新聞に掲載された。
 歓喜の波動が、列島を包んだ。その日、「人間革命の歌」の歌声が、全国で高らかに響いたのである。
 「人間革命の歌」が誕生した1976年は、8月から10月にかけて、各地で文化祭が開催された。それぞれの会場で、「人間革命の歌」が歌われた。


 また76年は、学会精神を継承していくために、「男子部の日」(11月5日)、「女子部の日」(11月12日)、未来部各部の結成の日など、数多くの記念日が制定された年でもあった。
 「8・24」が「壮年部の日」と決定したのも、この年である。
 同年88月24日には、「部の日」を記念する壮年部の集いが、各地で盛大に開催された。創価大学で行われた集いでは、参加者全員での「人間革命の歌」の合唱が行われた。
 今、「人間革命の歌」は、日本のみならず、世界でも歌われている。
 「新しき文化の創造も、未来の建設も、そして、人類の宿命の転換も、一人ひとりの人間革命から始まる。この歌は、創価学会のテーマともいうべき、その人間革命運動の推進力となっていったのである」
 「『人間革命の歌』は、師弟の共戦譜である。そして、生命の讃歌である」
 
「一対一」の絆
 「君も立て 我も立つ」
 「君も征け 我も征く」
 「君も見よ 我も見る」
 「人間革命の歌」の1番、2番、3番の冒頭には、いずれも「君」と「我」との歌詞がある。
 創価の師弟の絆とは、いついかなる時も、この「君」と「我」という「一対一」の関係である。
 ほかの誰かではない。
 わが胸中に、師への誓願は燃えているか。
 師の激闘に連なる自らの実践はあるのか。
 師と共に立ち上がる「一人」から、広宣流布の拡大は始まる。
 『新・人間革命』第23巻「勇気」の章の連載が終了したのは、2010年(平成22年)6月2日である。
 その翌日に開催された本部幹部会。池田先生は、万感の思いをメッセージに託した。
 「君たちに万事を託していく総仕上げの『時』を迎えている」
 「師匠の薫陶に応えて、弟子が今一重の深い自覚をもって立ち上がる時に、未来を開く新しい前進と勝利の息吹が生まれるのであります」


 いよいよ広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を迎える。
 大誓堂の敷地内には、「人間革命の歌」の碑がある。この碑が建立されたのは、1976年の暮れ。小説には「地涌の使命を果たし抜かんとの、弟子一同の誓願によって建てられた」とつづられている。
 「地涌の使命」に奮い立ち、誓いを果たし抜くのが弟子である。
 さあ、「創価勝利」へ、弟子としての自覚を今一重深くし、広布の旅路を勇んで進み征こう。
誓願の歌声を高らかに響かせながら!

SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)で「人間革命の歌」のコーラス入り映像を配信。VODが利用できる会館等や「SOKAチャンネル モバイルSTB」で視聴できる。

  (2018年11月3日 聖教新聞)







最終更新日  2018.11.04 01:19:19
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