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遠藤ひろし@ Re:栄光の日々 5 旭日の千葉(02/19) 参考になりました。ありがとうございます。
2019/08/02
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カテゴリ:信仰体験

​信仰体験 祖父の代からホタテ養殖50年 
北の海に生きる漁師父子  

信念・努力・忍耐で苦難を越えて

   

沖での仕事を終えた藤野さんと息子の海さん。ひと息つくと翌日の準備、籠や網の修理など陸での作業が待っている



【北海道・洞爺湖町】祖父の代から50年続く養殖ホタテの漁師一家。3代目の藤野満裕さん(58)=虻田支部、地区部長=は、息子の海さん(21)=男子部ニュー・リーダー=と漁に出る。日本有数のホタテ産地・内浦湾(噴火湾)。炎天下の日も風雨の日も雪の日も、変わらぬ愛情をホタテに注ぐ。「手塩に掛けた分だけ応えてくれんだ。そこにウソはねえ。生き物が相手だもの。手を抜けば、しっぺ返しを食うのはこっちだ」。自然の厳しさも優しさも知る海の男は、そう言って沖の方へ視線を向けた。


風と潮と波を読め


 潮風が香る港町。海の先は、まだ漆黒の闇の中。漁師親子の船は風を切って、目的の漁場へと向かった。


 「もうちょっと右だべ」。藤野さんは息子に指示を出した。天候によって、海は全く違った顔を見せる。風と潮目と波。それを読み、ホタテをつるしたロープに沿って漁船を横付けするのだが、これがなかなか難しい。経験がものをいう。


 稚貝を入れた何層もの籠をロープにくくり付ける。作業を終えると、移動して別の養殖場へ。成育するにつれてホタテの入った籠は重さで沈む。そのため、大きな浮き球を付ける。夜明け前から始まった作業は、昼まで続いた。


 ホタテ養殖は収穫まで最低2、3年。「陸に上がってからも、やることは山ほどある。陸7割、沖3割だ」。漁師に休みはない。その中で時間をつくり、父は地区部長として奮闘する。息子も男子部、牙城会の活動に挑む。


 息子に舵を任せたのは漁師1年目の夏から。

「まだ早えと言う人がいる。でもよ、場数なんだ。体で覚えるしかねえから」。息子は教えを請おうとするが、船上での父は口数が少ない。息子は父の一挙手一投足を目で追い、感覚をつかんでいく。3年目の今では、父子は“あうんの呼吸”になった。



胸に迫った言葉


 藤野さんの祖父は海に生きた。小児まひで足の悪かった父もそうだった。藤野さんも、幼き日から漁師になると決めていた。父を支えたかった。


 「祖父も父も金もうけが苦手でよ。おらも、そこは似てしまったな」。隙間風が身に染みる家に暮らした。高校を卒業し、目指す道に進む。だが、藤野さんには致命的な悩みがあった。股関節の亜脱臼。歩くたびに痛みが走った。痛み止めの薬を飲み、だましだまし漁をした。


 漁師仲間と共同作業で漁に出ることもある。無理を重ねた体では揺れる船上での踏ん張りが利かない。「何、ぼさっと突っ立ってんだ!」。熟練の先輩漁師に怒鳴られ、悔しい思いを何度したことか。“もう辞めようか”と悩んだ時期もあった。


 同級生から仏法の話を聞いたのはそんな頃。十界論の話に心が引かれた。「でもよ、臆病だったんだ。なかなか、うんと言えなくてな」。対話の末に1984年(昭和59年)、創価学会に入会。23歳の春だった。


 それからは愚直に純粋に、信心に励んだ。


 忘れ得ぬ師匠との原点がある。静岡で行われた牙城会の柔剣道大会に北海道代表で出場。それに先立ち行われた牙城会の会合に、池田先生が出席した。「どうか忍耐強く、一歩も退することなく、わが信念の道を悠々と歩んでいただきたい」と、先生は青年に呼び掛けた。


 「池田先生のご期待が胸に迫ったんだ。だからよ、負けらんねえべ」


名前に込めた思い


 「海っていうのはよ、穏やかな、なぎの日もあれば、荒れ狂う、しけの日もある。人生と同じだ。どんな状況でも負けずに強く生きてほしい」。そんな願いを込めて、息子に「海」と名付けた。


 息子が5歳の時、妻が家を出て行った。後を追おうとする息子を、藤野さんは泣きながら抱き留めた。


 やがて藤野さんの両親との4人暮らしが始まった。

「海につらい思いをさせたな。だからよ、おらには海を幸せにする責務があるべ」


 ある時、漁場で急に吐き気を催し、何度も嘔吐した。当然、船酔いではない。すぐに病院へ。検査の結果は脳動脈瘤。6ミリ大。小学生の息子の顔が浮かんだ。

「死ぬわけにはいかねえ」


 医師から「放っておいたら破裂していた」と言われ、脳裏をよぎったのは、牙城会で教わった「陰徳あれば陽報あり」(御書1178ページ)の一節だった。「守られたんだ」


 長年苦しんだ股関節の痛みも、その後、片足ずつ2度にわたる人工関節の手術に耐え、痛みなく歩けるようになった。


 そんな藤野さんを近くで見てきた両親が14年前に入会。一家和楽の家庭を築く。


 高校生になり、将来を考えていた息子に、藤野さんは「海の人生だ。好きにすればいい」と告げた。


 食卓を囲んだ、ある日。息子はぽつりと言った。「父さん、俺、漁師やるよ」。藤野さんは声を詰まらせ、「そうか」と言うのが精いっぱいだった。


 息子は息子で“父さんの力になりたい。楽をさせたい”と願い腹を決めたのだった。


信用と信頼が残る


 東日本大震災の大津波。3年前の台風10号。幾たびも自然災害に見舞われた。加えて温暖化による海水温の上昇や、外来種の発生と、想定外のことが次々に起こった。


 容赦なく苦難の嵐が漁師一家に吹き荒れるが、藤野さんは言い切る。「御本尊を疑ったことは一度もねえ。真冬の海に落ちたこともある。数え切れねえほど命さ守られたんだ。疑う余地はねえべ」年前には、ホタテの大量死が港町を襲った。原因は不明。藤野さんのホタテも8~9割がダメになった。収入源が断たれれば、死活問題。それを知った信心の先輩が励ましに来てくれた。池田先生の指導を読んでは、歯を食いしばった。漁師を継いでくれた息子のためにも、負けるわけにはいかなかった。


 御本尊に祈る中で「ホタテ自身の生きる力を強くするしかねえ」と思えた。試行錯誤を重ね、昨年は、出荷できるホタテを大幅に回復することに成功。同業者の間でも話題になった。「信心のおかげだ。また守られたべ。でも、うちだけじゃダメなんだ。町全体が繁栄しないとよ、みんなで乗り越えねえと意味がねえべ」と、同業者にも惜しみなく情報を提供する。


 「もうけはなくていい。生活できればな。そう思って育てればよ、金は残らねえが(笑い)、信用と信頼が残るんだ。それは間違いねえ」。隣にいる息子に語り掛けるように、父は目を細めた。


(2019年8月2日  聖教新聞) 
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Last updated  2019/08/02 10:16:47 PM
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