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晴ればれとBlog

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2020.11.23
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インド・創価池田女子大学 第21回入学式
池田先生ご夫妻が祝福のメッセージ

オンラインで行われた創価池田女子大学の入学式。新入生をはじめ在学生らが、仲間と共に鍛えの青春を送る宣誓を
 南インドのチェンナイに立つ創価池田女子大学の第21回入学式が6日、オンラインで開かれ、新入生をはじめ教職員や在学生の代表らが出席。これには、同大学名誉創立者の池田大作先生と名誉学長の香峯子夫人がメッセージを贈り、向学の精神を胸に、誓いの青春を歩む乙女たちを祝福した。
 


 同大学は、池田先生の長編詩「母」に深い感銘を受けたセトゥ・クマナン議長の尽力で2000年に開学。世界有数の経済大国に発展する一方、貧富の差が深刻なインドにあって、女性に教育の機会を与えることが家庭を変え、社会を変える大きな力になるとの信念のもと、多彩な人材を育ててきた。
 


 5学部でスタートした同大学は現在、全17学部に発展。卒業生は約5000人に上り、学生時代に培ったイケディアン(池田先生の哲学の実践者)の精神を胸にたぎらせ、コロナ禍にあって、地域や社会を一段と照らす存在と光っている。
 


 晴れの式典では、M・サムシャット学長の歓迎の辞に続き、クマナン議長が池田先生の哲学に出合った喜びを語りつつ、「創価」の名を冠した大学を創立した経緯を紹介。「友と励まし合い、鍛えの青春を送る中で、人々に貢献していく生き方を学んでもらいたい」と呼び掛けた。


池田先生ご夫妻のメッセージ

自身の可能性を無限に開き世界に平和・幸福・希望の花を


 一、栄光の21期生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。
 


 世界的なコロナ禍の拡大という試練の中で、尊い向学の情熱を燃やして勇み集われた新入生の皆さん方に、私も妻も、最大の賞讃の拍手を送っております。
 


 厳しい社会状況の中、深い深い志で、大切な宝のご息女を送り出されたご家族の方々にも、心からの感謝とお祝いを申し上げます。
 


 「女性教育」「人間教育」の宝城たる創価池田女子大学の誕生から20年――。一段と目覚ましい発展を遂げる中、インドの輝く宝であり、人類の未来の希望である求道の若き乙女たちを迎えて、尊敬するクマナン議長、サムシャット学長はじめ、すべての教職員の皆さま方の喜びは、いかばかりでしょうか。
 


 一、時代の闇が深ければ深いほど、輝きを放つのが、教育・文化の次元における魂の連帯であります。



 私は、貴国インドの国父マハトマ・ガンジーとロシアの大文豪トルストイとの親交を思い起こします。その交友は、まさにトルストイが書き記した言葉さながらでありました。
 


 すなわち、「過去、現在、未来に渡って、人間がその全生涯を賭けるに値する仕事がただ一つだけある。それは人々との愛による心の交流であり、彼らとのあいだに作り上げた障壁の打破である」(北御門二郎訳『文読む月日<中>』筑摩書房)と。
 


 二人のやりとりは、書簡によるものであり、期間も1年余りでした。しかし、人類の不滅の友情と光っています。
 


 たとえ直接会えなくとも、善き魂と魂は共鳴し、互いを高め合って、生命の光彩を限りなく増していきます。
 


 皆さんには、不思議な縁で結ばれた学友がいます。素晴らしい姉妹がいます。そして、教育の聖業に全身全霊を注がれる先生方がいます。
 


 いつでも、どこでも心は一つです。いかなる状況でも励まし合い、触発し合っていける。これが私たちの誇りです。私と妻も、その誉れあるスクラムに連ならせていただいております。
 


 思いもかけぬ壁に直面することがあるかもしれません。しかし、マハトマは語られています。
 


 「忍耐強く、そしてくよくよしないことだ。何があろうとも、朗らかに受け止めていくべきだ」
 
 「あなたは、難事を成し遂げるために生まれてきたのだ」と。
 


 どうか、自身の可能性を、無限に開きながら、地域に、社会に、世界に、平和と幸福の希望の花を咲き広げていってください。
 


 一、終わりに、古代タミルの英知の箴言を贈り、メッセージとさせていただきます。
 


 「蓮の[茎の]長さは水深に比例する。人の大きさは、心にあるもの[の大きさ]に比例する」(高橋孝信訳注『ティルックラル』平凡社)


 
 私と妻は、皆さん一人一人が、日々健康で、最高に充実した、勝利の学生生活を送られますよう祈り、見守ってまいります。
 


 どうか、お元気で!(大拍手)

(2020年11月23日)







最終更新日  2020.11.23 09:44:15


2020.11.20
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〈ライフスタイル〉 Colorful やっかいな人間関係で疲れ果てないために 

あの人を絶妙にかわす力をつけたい!
臨床心理士の園田雅代さんに聞く


 その人の顔や声を思い浮かべるだけで胸が塞ぎ、心がどんより重くなる。ついつい「あの人さえいなければ」とすら思ってしまう――そんなあなたに朗報です。少し冷静になり、自分と相手を見つめ直すことで、苦手なあの人を絶妙にかわすコツがあるという。悩みを抱えるアラフォー女子・りりやんが、『明日も会わなければいけないやっかいなあの人を「絶妙にかわす力」』(PHP研究所)の著者で、臨床心理士・公認心理師の園田雅代さんにその方法を聞きました。

 そのだ・まさよ 
臨床心理士・公認心理師。創価大学教育学部ならびに大学院教授。東京大学教育学部教育心理学科卒業、教育学研究科教育心理修士課程修了。大学で教鞭を執るほか、日本・精神技術研究所や各種のワークショップで「アサーション・トレーニング」などの講師を務める。著書に『「私を怒らせる人」がいなくなる本』(青春出版社)など多数。

 りりやん(38)


 営業マンの夫(36)と小学1年生の娘の3人家族。幼い頃からの作家への夢を今も胸に秘めつつ、地味な書店で週2日パート勤務。社会でもっと活躍したいと思いつつ、第2子出産も捨てがたい悩み多きアラフォー。


 【りりやん】ご著書のタイトルの「絶妙にかわす」というフレーズがひときわ新鮮ですが、どんな思いを込められているんですか。


 【園田先生】もちろん、しっかりと向き合わなければならない人間関係は少なくありません。だからといって、どんな相手にも全力で関わってエネルギーを消耗する必要はありません。攻撃的だったり、陰険だったり、おせっかいの押し付けだったりというような、やっかいな相手と上手に付き合う方法はないだろうか。そんな視点で、やっかいな人の心理を分析し、対策を考えています。


 【りりやん】私は真正面から向き合わないと、人を軽んじているようで罪悪感を覚えてしまいます。


 【園田先生】やっかいな人をかわす力を身に付けるとは、例えると、和食が得意だけれど、洋食もできる。時間をかけた煮込み料理もできるけれど、レンジでチンの時短料理もできる。そんなふうに選択の幅が広がるイメージです。毎回いつでもどんな時でも腕によりをかけた料理を作っていると誰だって疲れてしまいますよね。


人に振り回される状況を変えたい
 ケース①
 あれこれ詮索されたとき

 【りりやん】気が付くとやっかいな人に振り回されていると感じることがよくあるんです。なぜ私ばかりが?と感じます。


【園田先生】「嫌だ」「憂鬱」とやっかいな人のことを考えるのはいったんやめて、少し自分のことを振り返ってみましょう。もしかすると無意識のうちに自分自身を追い込んでいる可能性も。人付き合いで勘違いをしていないかチェックしてみましょう(下【りりやん】向き合う相手か、かわすべき相手かはどう見極めたらいいのでしょうか。


【園田先生】やっかいな相手をじっくり観察して、「自分にとって大事な人か」「時間とエネルギーをかけてもいい人か」などを見る必要があります。その上で、向き合うか、かわすかの判断をしましょう。かわすといっても、ただ相手から逃げるとか、うやむやにごまかすのではなく、「絶妙にかわす力」を使う点がミソです。その方法や心持ちを皆さんに身に付けていただくことで、人付き合いへの自信が育ち、ストレスが少なくなると考えています。


 【りりやん】実は今、お隣の奥さんに、わが家のことをあれこれ聞かれ、困っています。「オタクのご主人、毎晩、帰りが遅いけど大丈夫?」などと顔を合わせるたびに言われます。どうしたら、絶妙にかわせますでしょうか。


 【園田先生】ご近所さんとは、なるべくことを荒立てたくないもの。「ええまあ、ちょっと」などと言葉を濁すとかえって相手の好奇心をあおることも。「最近、仕事が忙しくて残業続きなんですよ。何か物音がしてご迷惑をかけていませんか?」と手短に事情を説明しておくといいでしょう。その際、相手の好奇心やライバル心を刺激しない言い方ができるといいですね。

 「あなたの言葉に傷ついた」と言われた
 ケース②
 友人との思わぬトラブル発生

 【りりやん】先日、友人から、「この間、あなたの言葉に傷ついたの」と言われてしまいました。私の率直に言う性格がいけないのでしょうか。とりあえず、謝っておきましたが、今後、言い方を変えた方がいいでしょうか。


 【園田先生】心理学で「傷つくのはその人の自由」という言葉があります。人間はそれぞれ価値観や受け止め方が違います。必要以上に自分を責めたりしないで、「どこが嫌だった?」と相手に聞いてみましょう。例えば、私は、声が大きめなのですが、「うるさい」と言う人もいれば、「はっきりしていていい」と言う人もいます。昔は相手に合わせて声の出し方を調節していましたが、それは結構ストレス。それと同じで相手によって感じ方は違うのですから、それに合わせてあなたをコロコロと変える必要はないのです。

 【編集】カラフル編集チーム
 【イラスト】前田安規子
 【レイアウト】室積英雄


 ●ご感想や取り上げてほしいテーマをお寄せください
 

[メール] life@seikyo-np.jp


( 2020年11月20日  聖教新聞)







最終更新日  2020.11.20 21:23:21
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〈 池田先生の連載エッセーから〉

忘れ得ぬ旅 太陽の心で ―― ネパール


あかね色の空に浮かぶヒマラヤ山脈。マナスル峰をはじめ、七、八千メートル級の山々が連なる(1995年11月、ネパール・カトマンズ郊外から。池田先生撮影)


 月刊誌「パンプキン」誌上の池田先生の連載エッセー「忘れ得ぬ旅 太陽の心で」を紹介する本企画。今回は「ネパール――母は世界の宝 子は未来の宝」〈2013年9月号〉を掲載する(潮出版社刊の同名のエッセー集から抜粋)。世界で最も高い山・エベレストを仰ぎ、精神の最高峰の人・釈尊が生まれたネパール。相手を敬い、「ナマステ!」とあいさつを交わし合う同国には、釈尊の慈悲の心が今も息づいている。学会創立90周年から栄光の100周年へ!――人間主義という世界一の哲学を抱き、慈愛の連帯を広げながら、堂々とそびえる山々のような偉大な人生を築きたい。
 

 
 山は 人間を高みに導く


 そして 高みに達すれば


 視野は広がる


 視界をさえぎるものなき


 最高峰の座において


 すべての人は「友」となる
 

 


 この地球上で最も天空に近く、人類を結び合う最高峰の座――それが、ヒマラヤ山脈です。


 アジアの中央に位置する国、ネパール一帯には、白銀に輝く八千メートル級の山々が、王者たちの舞のごとく並び立っています。


 なかでも最も高いエベレストは、ネパール語では「サガルマータ」(大空に届く頭)と呼ばれています。この大王の頭は、まさしく、天にも連なる高さを誇り、太陽も月も星々も親しき友としながら、厳寒に耐え、烈風にも勝ち、そして堂々と気高く、世界を見晴らしているのです。
  


 ネパールの詩人デウコタが、詩歌に留めた、こんな問答があります。


 ――あなたと一緒に歩むのはだれですか?
 

「私と一緒に闊歩してくれるのは勇気です」


 ――あなたはどの国から来たのですか?


 「私の故郷は地球全体です」


 ――行き先はどこで、どんなメッセージをもっていくのですか?


 「心の都に、私は一つのメッセージを届けるのです。『人類の仲間に奉仕しなさい』と」


 私たちも、自らの人生の使命の登攀(とうはん)にあって、「勇気」を道連れとし、「地球全体」を故郷とするような広々とした心で、自分らしく「人類の仲間」へ奉仕しゆく日々を、重ねていきたいものです。


人々のために
 〈池田先生は、ネパールの人々との心の交流を通し、慈悲の心が脈打つ“釈尊生誕の国”に思いを馳(は)せる〉
 

 
 最高峰エベレストを、チベット語では「チョモランマ」(大地の母)と言います。


 母の慈愛は、まさに山のごとく、幼い生命のなかにそびえ立って、一生を導いてくれるものです。


 私が幾たびもお会いしたネパールの駐日大使で、名門トリブバン大学副総長(学長)も務めたマテマ氏は語られていました。
 

「私に人生の最高の価値観を教えてくれたのは、母です。私は母を、偉大な先生だと思っています」と。
 氏の両親をはじめ親族は、独裁政権下の時代、民衆のために戦い、おじは処刑され、財産は没収されました。ご一家は、インドへ約30年も亡命を余儀なくされ、この苦難の渦中に、氏は生まれたのです。


 しかし母上は大いなる楽観主義者でした。苦労が絶えないなかで、祖国からの亡命者の面倒も見ました。口ぐせは「自分の幸せを考える前に、人の幸せを考えなさい」「他人の犠牲の上に、自分の幸せを築いてはいけない」でした。いつも忙しく働きながら、「権力やお金の力に、屈してはいけない」と励まし、氏を立派に育て上げたのです。


 その後、ネパールの民主化が実現すると、氏は、世界銀行の職を辞して祖国建設の大事な使命を担ってくれるよう、リーダーから要請されます。それは、あえて試練の道を選ぶことでもありました。


 けれども氏の母も、妻も、「国のため、人々のためになる仕事なのだからやりましょう。家庭のことは大丈夫です。安心して任せてください」と、力強く背中を押してくれたといいます。
 人間の位の高さは、心にいかなる信念を抱き、人のため、社会のために、いかなる人生を生き抜いたかで決まるのではないでしょうか。


自分自身に生きよ
 〈池田先生は、1995年のネパール初訪問の思い出を述懐。わが「希望」を高く掲げて、ヒマラヤのごとく偉大な人生を生き抜こうと、呼び掛ける〉
 

 
 ネパールでの諸行事の合間、陰で尽力してくれていた友が、「条件がよければヒマラヤが見えるかもしれません」とカトマンズ近郊に案内してくれました。友の祈りに応えるように、荘厳な夕映えに雄姿を現してくれたヒマラヤに、私は「ナマステ!」と合掌する思いでカメラを向けました。


 すると、近所の村の子どもたちが近づいてきました。30人ほどいたでしょうか、初めは遠くから、不思議そうに見ているだけでしたが、私が招くと、瞳を輝かせ、人なつこい笑みを浮かべて集まってきます。
 私は語りかけました。


 「ここは仏陀(釈尊)が生まれた国です。仏陀は、偉大なヒマラヤを見て育ったんです。あの山々のような人間になろうと頑張ったのです。堂々とそびえる勝利の人へと自分をつくり上げたんです。皆さんも同じです。すごい所に住んでいるのです。必ず、偉い人になれるんです」


 通訳の方が伝えてくださり、心と心が通い合う、和やかな語らいが続きました。皆、元気に手を振って、見送ってくれました。

ネパール伝統の儀式で池田先生ご夫妻を歓迎した少女たち。後に皆で成長を誓って、世界を舞台に学びの道、社会貢献の道を歩み、人々の希望となった(1995年11月、カトマンズで)
 子どもは未来の宝です。母は世界の宝です。そして、「希望」は、ヒマラヤのごとく、自分自身の人生をどこまでも高く、大きく広げていける生命の宝でありましょう。


 ネパールのことわざに「息ある限り希望がある」とあります。「人生は希望、希望は人生だ」と語られているといいます。


 子どもは、母の姿を見て育ちます。母が自身を信じ、皆を信じ、わが子を信じる生き方を貫けば、子どもの心から希望が消えることはありません。周囲や他人がどうあろうと、未来のため、子どものために、堂々と、快活に自分自身に生き切っていきたいものです。


 私は、ネパールの若き友に贈りました。
 

 
 偉大なる


  ネパール国に


     永遠の平和を!


  ネパールの友に


     栄光と和楽の日日を!


  父母さまに


     よろしく!


  
 (『忘れ得ぬ旅 太陽の心で』第2巻所収)
 

 
 ※ネパールのことわざは、蓮見順子「ネパールのことわざ」、柴田武/谷川俊太郎/矢川澄子編『世界ことわざ大事典』所収(大修館書店)


(2020年11月20日 聖教新聞)







最終更新日  2020.11.20 20:51:57
2020.11.19
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創価教育90周年 東西の創価学園で「英知の日」記念の集い

卒業指針




 11・18「創価学園創立記念日」を祝賀する「英知の日」の集いが17日、東京・関西の高校、中学校、小学校でそれぞれ、ビデオ会議システムなどを活用して開催された。
 


 創立者の池田先生はメッセージを寄せ、今年度の卒業予定者には卒業指針を贈った。

東京・創価高校の集いでは、中川東京学園長が登壇。生徒たちは未来に羽ばたく決意に燃えて(小平市で)


 学園創立の精神を学び深める「英知の日」は、7・17「栄光の日」、10・10「情熱の日」と並ぶ一年の重要な節目。
 


 特に本年は、創価教育の淵源である牧口常三郎先生の『創価教育学体系』第1巻が1930年(昭和5年)11月18日に発刊されてから90年。学園生は、「11・18」の意義を胸に刻みながら、友と励まし合い、読書や勉学に挑んできた。

関西創価中学校・高校の集い。生徒の代表が誓いを述べ、谷川学園理事長がオンラインであいさつした(大阪・交野市の関西創価学園で)
 各校の集いでは、互いの前進をたたえ合うとともに、明年3月の卒業式、そして2030年の創価教育100周年へ、さらなる成長を約し合った。
 


 また同日、札幌創価幼稚園でも記念の集いが行われた。



創価学園「英知の日」への池田先生のメッセージ

​    学びの大海原を進め! 希望の未来を発明せよ​


 「創価教育」90周年を勝ち飾る11・18「学園創立記念日」、そして伝統光る「英知の日」、誠におめでとう!
 


 偉大な教育者であられた牧口先生と戸田先生は、創価の学びやから「平和」と「人道」の地球を創る正義の世界市民が陸続と躍り出ることを夢見ておられました。今、わが学園生が、コロナ禍の猛威に直面しながらも、互いに励まし、支え合って、勉学や読書の高き「英知の峰」に挑む奮闘を、両先生もどれほど喜ばれていることでしょうか。みんな、よく頑張ってくれている。本当にありがとう!
 


 今日は、愛する皆さんに一点、「学びの大海原をたくましく進め! 大いなる希望の未来を発明せよ!」と申し上げたい。
 


 私が忘れ得ぬ語らいをした、世界的な医学・細菌学者のルネ・デュボス博士は、感染症をはじめ人類を苦しめる病を克服するために、不滅の探究と行動を貫いた知性の闘士です。創価教育にも深い信頼を寄せてくださった一人であります。
 


 博士は、「未来を発明する力は人類の特権である」(長野敬・中村美子訳『人間への選択』紀伊國屋書店)と語られました。いうなれば、世界にどのような変化や逆境があろうとも、人間はその試練に立ち向かうことによって、それまで眠っていた可能性を発揮して、新たな未来を発明することができるという希望の宣言です。
 


 博士は、その原動力は「学習」、つまり学ぶことであると強調されていました。それも受け身の学習ではなく、積極果敢に、創造的に学び続ける努力であります。まさしく、学園生の皆さんが思うにまかせぬ日々にあって創意工夫して学び、忍耐強く積み重ねていく努力からこそ、無限の価値創造の知恵と力が生まれるのです。
 


 牧口先生は、長い間、人々が往来できなかった大海原を、互いに往来できる道に変えたのは、「羅針盤の発見」「冒険家の胆力(恐れない勇気)」「蒸気船の発明」などの力であると洞察されていました。
 


 学園生には「何のため」という羅針盤と「負けじ魂」という勇気がある。さらに「深き友情」という前進のエンジンがあります。
 


 どうか、不安の霧も、苦難の波浪も突き抜けて、たくましく朗らかに学び進んでください。そして、何ものにも負けない地球民族の「平和と希望の新航路」を切り開いていただきたいのであります。
 


 不二の命である一人一人の健康と成長を、毎日毎日、真剣に祈っています(大拍手)。

東京・創価中学校の集いでは、音楽系クラブが記念の演奏・合唱。オンラインで参加した谷川学園理事長が挑戦をたたえた

関西創価小学校の児童たちは、勉強や読書などに挑戦。その努力の結晶として、全校で貼り絵を制作した

好奇心や探究心を燃やして学びの道を伸び伸びと前進する東京創価小学校の児童たち

“太陽の子”の笑顔がはじけた北海道・札幌創価幼稚園の集い

(2020年11月19日  聖教新聞)







最終更新日  2020.11.19 19:47:59
2020.11.17
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東北青年部が証言会 復興10年へ震災の教訓を継承

 青年部が取り組む平和運動「SOKAグローバルアクション2030――青年の行動と連帯の10年」の一環として、東北青年部主催のオンライン証言会が15日に行われた。

 明年3月で東日本大震災から10年となるに当たり、震災の教訓を風化させることなく後世に伝えていくために開催されたもの。
 
 宮城県石巻市在住の丹野信一さん(副総県長)が、被災体験を語った。2011年3月11日、丹野さんは、自宅にいた時に親族と共に被災。その後、地域の学会のリーダーとして復興に尽力してきた。
 
 証言会では、避難所生活で池田先生のメッセージや聖教新聞が支えとなったことや、かたし隊や「希望の絆」コンサート、図書贈呈など、学会が取り組んできた活動に言及。こうして語り継いでいくことで、“つらい経験”も、東北から世界に発信していける“財産”に変わっていくとの思いを述べた。
 
 最後に大沼東北青年部長があいさつした。







最終更新日  2020.11.17 09:59:36
2020.11.16
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学会創立90周年記念 世界広布新時代第47回本部幹部会から(要旨)

原田稔会長  わが地域から世界平和の基盤を


    一、「世界広布新時代第47回本部幹部会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。池田先生に見守られ、励ましていただきながら、私どもは、こうして90周年の11・18「創価学会創立記念日」を迎えることができました。先生への感謝、そして、陰に陽に広布推進に尽力してくださる同志の皆さまへの感謝は、言葉では言い尽くせません。本当にありがとうございました(拍手)。
 また、コロナ禍の影響により経済的にも大変な中、真心の財務に取り組んでくださる広布部員の皆さまに、心から御礼を申し上げます。


 日蓮大聖人は「凡夫は志ざしと申す文字を心へて仏になり候なり」(御書1596ページ)と仰せです。「心こそ大切」であります。無事故で、幸福境涯を開きゆく財務となりますよう、私も真剣に祈ってまいります。よろしくお願いいたします。


2021年のテーマは「希望・勝利の年」
  一、さて、グローバル化やネットワーク社会の拡大が目覚ましい進展を遂げた現代にあって、人類は現在、新型コロナウイルスという未聞の試練に立ち向かっています。あらゆる差異を超えて万人に仏性を見いだし、「自他共の幸福」を大目的とする日蓮大聖人の仏法、創価の人間主義が、分断を協調へ、孤独を連帯へと転じゆく希望の光源として、今ほど、願い求められる時はありません。


 池田先生は私たちに呼び掛けられました。


 「創立90周年から100周年への10年は、一人一人が『人間革命』の勝利の実証をいやまして打ち立て、いかなる『大悪』も『大善』に転じて、いよいよ人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時であります」と。
 勝負の10年――その中でも「聖教新聞創刊70周年」「大阪の戦い65周年」、さらに「壮年部結成55周年」「婦人部・男女青年部結成70周年」を迎える明2021年は、今後10年の勢いを決する最重要の一年です。


 希望あるところに勝利があり、勝利あるところに希望があります。「地涌の使命」という無限の希望に生き抜く、私たち一人一人が、わが本舞台で勝利し、地域を、社会を、希望の光で照らしてまいりたい。そこに広宣流布があり、立正安国があります。
 そこで、2021年はテーマを「希望・勝利の年」と掲げ、新たな活動様式も取り入れながら、広布を断固前進させゆく一年にしてまいりたい(拍手)。

 一、思えば、池田先生が広布の全責任を私たち門下一同に託されてから10年がたちました。2010年6月の本部幹部会で先生は、こうメッセージを寄せられました。
「君たちに万事を託していく総仕上げの『時』を迎えている」
「創価学会は日蓮大聖人に直結して、末法万年尽未来際まで広宣流布を成し遂げていく仏意仏勅の教団であります。師匠の薫陶に応えて、弟子が今一重の深い自覚をもって立ち上がる時に、未来を開く新しい前進と勝利の息吹が生まれる」
 そして迎えた80周年の「11・18」、先生が示された目標は、90周年を超えて、2030年――創立100周年でありました。「創立100周年へ、いよいよ『今から』、いよいよ『これから』です。我ら創価の師弟は、無限の信力・行力を奮い起こし、無量の仏力・法力を湧き出しながら、新たな広宣流布の躍進を開始しよう!」
 仏意仏勅の「創価学会仏」に脈打つ、師弟不二の信力・行力こそ、偉大なる仏力・法力の源泉です。新たな広布躍進の原動力です。すなわち100周年への10年は、私たち池田門下の「真価」が問われる10年であります。
 大聖人が「よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず」(同900ページ)と御断言の通り、私たちの勝利こそ、池田先生の勝利なのであります。


 何がどうあろうと、一切を、広宣流布のために、人間革命のために変毒為薬しながら、勝利と幸福の実証をもって創立100周年を荘厳し、先生への報恩の証しを、打ち立てていこうではありませんか(拍手)。


 一、先生が示された「七つの鐘」の構想にあって、私たちは今、“世界平和の基盤をつくる”と先生が展望された、「第2の『七つの鐘』」を打ち鳴らしています。
 2001年からの最初の鐘は、池田門下が師弟不二の精神で、実質的に、広布推進の中核を担い立つ時代の到来を告げる7年でした。そして、2008年からの2番目の鐘は、広宣流布大誓堂の落成をはじめ、「大法弘通慈折広宣流布大願成就」とお認めの学会常住御本尊のもと、全世界の池田門下が一致団結して、世界広布新時代の開幕を告げる7年でした。
 さらに、2015年からの3番目の鐘では、「創価学会会憲」の制定など、世界宗教としての体制を確立するとともに、今まさにコロナ禍という未曽有の困難に直面する中で、全人類への貢献を、世界同時進行で開始しております。


 創立100周年への道のりとは、まさしく学会が、名実共に世界宗教として、地球民族主義の時代の地平を切り開く10年なのであります。
 いうまでもなく「希望」とは、“こうなったらいい”といった人任せの「願望」ではありません。“こうするのだ”という一人立つ「信念」であり、“こうなるのだ”という不動の「確信」です。私たちは、「世界の平和の基盤」を断じてつくるために、自身の足元から、立正安国への行動に打って出てまいりたい。
 さあ、「勝負の10年」を決する「希望・勝利の年」、異体同心の団結を根本に、必ずや、全ての戦いを勝ち飾っていきましょう(拍手)。



西方光雄男子部長  青年部幹部会を拡大のリズムに

 一、「新・人間革命」世代プロジェクトは、小説『新・人間革命』を心肝に染めて戦う、青年部の新たな広布拡大と人材育成の取り組みです。
 その大きな柱として、明年上半期から、「青年部幹部会」を盛大に開催します。“青年幹”のテーマは、『新・人間革命』の内容と連動させて企画し、一人一人が、『新・人間革命』を学び、戦い、集う、新たな拡大のリズムを築いてまいります。


 一、各地では今、「男子部体験談大会」がたけなわです。その中で、人間革命のドラマが次々と生まれています。
 千葉の五十嵐さんは3年前、腎臓の難病を患いました。この時、心に刻んだのは、『新・人間革命』第26巻「法旗」の章の一節、「信仰とは、不信、すなわち揺らぐ心との精神の闘争である」「心の迷い、弱さを打ち破り、胸中の妙法を涌現させ、絶対的確信を打ち立てる戦いである」とのご指導でした。
 自身の弱い心に負けまいと、勇んで折伏に挑み、本年9月には15年連続、20世帯目の弘教を達成。その中で、治療も功を奏し、寛解を勝ち取ることができたのです。


 一、第25巻「福光」の章には「学会の後継者として、青年時代に必ず身につけてほしいのは折伏力だ」と記されています。


 この章で、山本伸一が青年部に託したのは「折伏精神」であり、苦戦の中で勝利をもぎとる「開拓力」、そして、わが郷土を愛し、広布に生き抜くという「強き一念」でした。
 まさに、私たち「新・人間革命」世代が刻むべき指針です。男子部は、この「山本伸一」の一念に立ち、全ての戦いの先駆を切っていきます。
 「此の法華経の題目を弘めんと思うばかりなり」(御書1558ページ)との御聖訓のままに、圧倒的な折伏・対話拡大で、新たな青年学会の大城を堂々と築いてまいります(拍手)。


大串博子女子部長 「新・人間革命」世代が次の10年へ
 一、全世界で130万人以上の青年が集い合った世界青年部総会。私たちは、新たな師弟の原点を胸に、2030年の学会創立100周年へ出発を切りました。「『新・人間革命の世紀』を創る『山本伸一』のスクラム、万歳!」と、池田先生がご期待を寄せてくださった今、全国各地で、新入会の友も続々と誕生しており、多くのメンバーが小説『新・人間革命』を学びながら前進しています。


 一、大阪の地で昨年入会した大川さんは、職場の上司の薦めで読み始めた『新・人間革命』が入会のきっかけでした。なかなか実現しない夢、自分の人生をどう開いていったらいいのかと悩み、もがいていた時、『新・人間革命』を渡されたのです。
 第9巻「鳳雛」の章で山本伸一が一人の女性の使命を信じ抜き、「何があっても、負けてはだめだよ。強くなれ!」「あなたは一人じゃないんだ」と力強く励ました言葉に、大川さんは涙があふれました。
 この学会の中で私も変わりたいと決意。入会してから今日まで約1年、感銘を受けた言葉は心に刻むようにノートに書き留め、『新・人間革命』を読み進める中、全30巻を読了。あげてきた題目も290万遍を超えました。この信心と、世界中の同志がいれば、どんな悩みも乗り越えられると、勇気が湧いてくるのを感じています。そして、一番の功徳は、これまで疎遠だったお母さまに、素直に「ありがとう」と言える自分になれたことだと、はつらつと前進しています。


 一、御書に「日輪・東方の空に出でさせ給へば南浮の空・皆明かなり」(883ページ)とあるように、太陽が昇るがごとく、妙法を持った私たち女子部が、使命に燃えて立ち上がり、一家、地域、社会へ、希望と幸福の光を広げてまいります。


 まずは来月から明年1月までを、女子部「マイ ロマン総会」期間として、内外共に大きく対話を広げ、勝利の門を開いていきます。
 「新・人間革命」世代の私たちは、新たな青年学会建設の10年へ、出発します!(拍手)


(2020年11月16日  聖教新聞)

本部幹部会での海外代表あいさつ(アメリカSGI ケビン・モンクリーフ壮年部長

励まし語り合えば前進の力に
 一、本年、アメリカは、かつてない脅威にさらされました。今も猛威を振るう新型コロナウイルスには全米で800万人を超える人が感染し、多くの尊い命が失われました(10月17日現在)。経済は停滞し、1カ月間で2200万人以上が失業。さらには人種間の対立も先鋭化し、人々の心は、不安や恐れ、怒りや絶望にさいなまれました。
 アメリカを襲った試練に、いかに立ち向かうべきか。リーダーで真剣に話し合いました。「今こそ唱題を根本に、同志を励ます時だ」――この結論に至るまで、時間はかかりませんでした。私たちは7月から、全壮年部員を励ますことを目標とした「誰も置き去りにしない」運動を開始しました。
 運動の決着点は8月24日の「壮年部の日」を記念する、オンラインによる壮年部総会でした。電話、メール、オンライン、手紙、そして感染症対策を万全にしての訪問激励と、あらゆる手を尽くして一人一人と連絡を取りました。
 連絡をする側も、される側も、皆が苦境の中だからこそ、互いに励まし合い、語らいから新たな希望が生まれました。そして、誰もが現状に危機感を抱いているからこそ、まるで渇いた喉を水が潤すように、皆が立正安国の仏法哲理を求め、池田先生のご指導を吸収していきました。


 こうして迎えたオンライン総会では、再就職を勝ち取った支部長、コロナウイルスのワクチン開発に取り組む地区部長、病を克服したメンバー、8年ぶりに会合に参加したメンバー等々、分割された画面には、それぞれの勝利の笑顔が映し出されました。
 全米で実施した108の総会には、結集目標7000人に対して、昨年までを大きく上回る1万人が集い合えたのです(拍手)。信心歴40年のメンバーは、信頼と尊敬にあふれ、何の分け隔てもない励まし合いの集いに、今まで参加した活動の中で一番、歓喜できたと語っていました。


 一、本年は池田先生のアメリカ初訪問から60年の節目です。1960年10月、立ち寄られたシカゴのリンカーン・パークでは、差別を受けたアフリカ系アメリカ人の少年へ“君が本当に愛し、誇りに思える社会を、きっとつくるからね”と、先生は誓ってくださいました。奇しくも私は、その年に生まれました。
 尊敬する脳外科医の父、賢明で優しい母のもとで育ちましたが、成長するにつれ、社会には理不尽な差別があることを学ばざるを得ませんでした。暴言を浴びせられ、暴力を受け、住宅の契約や就職等で不当な扱いを受けてきました。
 高校生の頃には、友人たちとグラウンドで遊んでいる時に、暴徒から銃撃を受けたことまでありました。数々の不正に直面するたびに、私は傷つき、失望し、人としての尊厳が踏みにじられたと感じました。
 そうした中で、仏法に巡り合いました。1984年、空軍に入隊していた頃でした。仏法の生命哲学を学び、私も含め、全ての人は無力などではなく、尊極の価値ある存在なのだと深く理解できました。
 軍を除隊後は大学院で経営学修士号を取得。いくつかの会社で実践を積み、世界的なコンサルタント企業に就職することもできました。


忘れ得ぬ池田先生との出会い
 一、信心の上で何より私を変えたのは、2007年11月、常勝・関西の地での池田先生との出会いでした。私たちの可能性を信じ抜いてくださる先生の限りない慈愛と信念を、私は決して忘れません。かつてない歓喜と感動の中、先生のもとで生涯、戦い抜くことを誓いました。
 信心強盛な私の妻は「あなたは私が出会った中で最も傲慢な人だったけど、先生とお会いしてからは、謙虚に現実を見つめられる人に変わったわね」と、今も話しています。


 一、順風満帆だった仕事のキャリアにも転機が訪れました。2008年に起こった世界的な金融危機で、突然、会社を解雇されたのです。以前は複数の住宅を所有していましたが、数年で住んでいたアパートの立ち退きを命じられるまでに、経済的に追い込まれました。
 それでも、先生への誓いのままに、徹底して祈り抜き、懸命に職を探しました。幸い実務経験を買われ、いくつかの大学の教壇に立つことができました。今こそ、自身の錬磨の時と決め、論文作成にも挑戦。苦闘の末、以前から夢だった博士号を取得することができました(拍手)。
 この頃、少ない資産からいくつかの会社を起業しましたが、順調に成長し、経済的な困難を乗り越えることができました。
 しかし16年、今度は突然の病魔が私を襲いました。サルコイドーシスという原因不明の多臓器疾患によって昏睡状態に陥り、5日間も死線をさまよいました。それでも家族や同志の懸命な祈りで奇跡的に回復。今では完全に健康を取り戻し、医師からは「医学的には、あなたは実年齢よりも15歳は若いです」と言われるまでになりました(拍手)。
 思いもかけず、本年7月には、池田先生が創立されたアメリカ創価大学の副学長に任命していただきました。経済界、学術界で積んできたこれまでの経験も、全て意味があったのだと感謝は尽きません。先生が示してくださった創立の精神を実現していくため、全身全霊で、使命を果たしていきます。


 一、この60年間で、池田先生は人類史の壮挙ともいうべき世界広布の大道を切り開いてくださいました。一人の人間が、ここまで成し遂げられるのであれば、後継の私たちがつくり上げる未来も、人類の価値創造も、その可能性は無限大です。先生が開かれた、この大道を、限りない感謝をもって堂々と歩み抜いていきます。
 そして、愛するアメリカ壮年部と共に、父として、夫として、きょうだいとして、それぞれの使命の場所で、皆が安全に、自信を持って広布のために戦えるように、黄金柱の使命を果たしゆく決意です(拍手)。







最終更新日  2020.11.19 19:31:09
2020.11.15
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〈スタートライン〉長崎・活水学院吹奏楽団音楽総監督 藤重佳久さん

​    「再現」ではなく「表現」できる人を育てたい

 音楽を通して人間をつくる。長崎・活水学院吹奏楽団の音楽総監督である藤重佳久さんは、“全ては楽しむことから始まる”との信念で、生徒の人間性を育み、同校を全国トップクラスの吹奏楽団へと導いてきた。どんな思いで生徒たちと向き合ってきたのだろうか。話を聞いた。
 ​


曲のストーリーに思いを重ねる
――生徒を指導する際に心掛けていることは何でしょうか。


 

 
 音楽は本来、人間の心を表現したものです。一音一音に意味があり、作曲家の思いが込められています。私がよく生徒に語るのは、曲に描かれるストーリーに想像力を働かせ、自分なりの思いを音に響かせようという点です。
 


 例えば、悲哀がテーマの曲であれば自身の悲しい体験を重ねる。明るい曲なら、うれしかった出来事をイメージして奏でるのです。楽譜を間違えないようにビクビクしながら演奏する音楽とは、音の質が全く異なります。
 


 つまり、「再現」するのではなく「表現」できるかどうかです。最初からきれいな音を出そうとしなくたっていい。音楽をするから豊かな心になるのではなく、豊かな心だからこそ、いい音楽ができると思うのです。
 


 コンクールでいい成績を残すことも大事ですが、何より大切なのは、“演奏者と観客が一緒になって楽しむ”こと。これこそ、芸術のあるべき姿だと思っています。
 


決まった正解はない
――かつては指導方針が違ったそうですね。
  

 
 40年前の私は、輝かしい結果ばかりを求め、厳しさは当然と考えていました。自分の経験から「ああしなさい」「こうしなさい」と、生徒たちに押し付けるような教育でした。生徒と向き合うというよりは、生徒の音とだけ向き合っていたのです。
 


 ある時、そんなやり方を見た私の恩人から、「部活の雰囲気が暗いよ」と言われて、ハッとしました。音楽は本来、楽しむもの。決まった正解があるわけでもない。子どもの可能性を引き出すのが大人ならば、摘み取ってしまうのも、やはり大人なんですね。
 


 以来、指揮台の上から指導するだけでなく、時には生徒に目の前で向き合い、「君はどう思うの?」「何を伝えたいの?」と、その子の感受性に訴えることを第一に考えるようになりました。子どもの感受性を磨くことこそ、指導者がやるべき仕事だからです。
 

  
音楽は瞬間芸術
――藤重先生が目指す人材像とは?
   


 私の教育のポリシーは、音楽を通して人間をつくることです。「音楽は瞬間芸術」という言葉があります。音楽は演奏したら消えてしまい、やり直しができない。その瞬間が本番なんです。
 


 ですから、いい演奏家とは、集中力があって、忍耐強さがある人です。そして、決して自己満足にならず、調和や団結をしようと努める人です。そんな人間に育てたいと考えています。
 


 とりわけ、生徒同士の触発、声の掛け合いが成長に大きく影響します。あいさつやコミュニケーションもその一つです。私だけが指導するのではなく、パート別で練習する際は生徒が互いに教え合い、指摘し合う。
 


 片付けや楽器移動にしても、後輩だけが動いているのを見掛けた時は、私はあえて先輩に厳しく語り、何があるべき姿なのかを考えてもらいます。礼儀は大切。しかし音楽の世界では、皆が平等なのです。切磋琢磨する仲間がいるからこそ、チームになる。“相手を思いやる”精神は、社会に出れば必要になりますからね。


 
1分の動画に込められた情熱
――このコロナ禍で、コンクールの中止が相次ぎました。
 

  


 確かにコンクールが開催されなかったことは残念でしたが、大変な時こそ“何かできないか”と考えて、やり続けることが大事です。
 


 学校に登校できない日が続いた時は、生徒に練習動画を送ってもらって指導をしていました。すると生徒は動画を送るために20回くらい練習して、一番いい映像を送ってくるんです。


 私は生徒に日誌を付けてもらっているのですが、それを見ると、1分の動画のために、何時間も練習して撮ったことが書かれてましてね。感心しました。
 


 また8月には、YouTubeのライブ配信で、ファミリーコンサートも行いました。初の試みでしたが、学んだことも数多くありました。まずはやってみないと失敗もないし、成功もない。人間としての成長もないですよね。
 

  
笑顔は心のビタミン
――活水学院の吹奏楽団では、地域のフェスティバルやコンサート、定期演奏会など演奏機会が多いそうですね。
  

 
たくさんの人に喜んでもらう活動に力を入れています。なぜなら、自分が音を楽しんで、それを聞いた観客が感動する――その観客の姿を目に焼き付けてほしいからです。
 


 「笑顔は心のビタミン」。いつも生徒に語っている言葉です。いい顔、いい声、いい心が、音楽を一段と魅力あるものにする。音楽は勉強すればするほど奥が深いですし、私自身が音楽が好きなんだと再認識します。
 


 「何かに真剣に打ち込むことは美しい」。これが私の信条です。若い人たちには、自分が没頭できる何かを見つけてほしい。そして、心に秘めた「思い」が表現できれば、個性は必ず輝くはずです。
  

 ふじしげ・よしひさ 活水女子大学音楽学部特別専任教授であり、同大学と活水高等学校・中学校を含めた活水学院吹奏楽団音楽総監督。武蔵野音楽大学卒。精華女子高等学校(福岡県)で36年間、教諭を務めた。全日本吹奏楽コンクールで金賞10回、全日本マーチングコンテストで金賞16回。2015年から現職。就任1年目で全国大会へ導いた。「長年出場指揮者表彰」(全日本吹奏楽連盟)や「文部科学大臣優秀教員表彰」など多数受賞。著書に『奇跡の指導法』(ポプラ社)等がある。
 


【記事】田中正博 【写真】種村伸広
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 ファクス 03-3353-0087

(2020年11月15日 聖教新聞)







最終更新日  2020.11.15 13:19:57
2020.11.13
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〈ライフスタイル〉自分らしく生きたい女性にエールを送る 『おとめ六法』を執筆

弁護士 上谷さくらさん

 出版と同時に各メディアに取り上げられ、話題の『おとめ六法』。女性が遭遇し得るトラブルについて、恋愛、SNS・インターネット、学校、暮らし、仕事、結婚の六つのカテゴリーごとに、事例や法律が分かりやすく解説されていて、親世代の購入も多いそうです。著者で弁護士の上谷さくらさんに、この本に込めた思いを聞きました。


新聞記者から弁護士に
■上谷さんは新聞記者から弁護士に転身されましたが、きっかけは?



 理由は一つではなく、就職した1990年代初めは終身雇用の考え方が崩れ始め、仕事量も多く、一日20時間くらい働く日もありました。日々、メディアスクラム(集団的過熱取材)する側で、事件後のフォロー取材をする時間もない。犯罪被害者の権利がない時代で、傷ついている人たちに追い打ちをかけるようなことをなぜしなきゃいけないのか、という疑問も抱いていました。



 一方、取材で知り合った弁護士たちは、被害者の代理人など、やりたい仕事を切り開いている。その姿を見て、長時間働くなら自分で選んだ仕事をしたい、トライしてみるかと。……司法試験に受からなきゃいけないんですけどね(笑い)。



■そして今、女性に寄り添う弁護士として『おとめ六法』を発刊。



 特に女性をという意識はなく、男性の依頼者もいます。「弱い人の味方を」と思っていたら結果的に女性が多く、やはり女性の方が置かれている立場が弱いのかなと思うことは多いですね。



 書籍は、女性の編集者さんが普段感じている疑問などを元にディスカッションを重ね、「最低限これだけは知っておくべき」ということをまとめました。



■トラブルが起きたら、証拠を残すなど初動が大切ですね。



 法律を知ってさえいれば、ということは結構あると思います。少しでも知識があれば生活の中で心構えができ、危険を避け、困っている友人に適切なアドバイスも行えます。法律や制度は、それを知っている人しか守ってくれません。知らないと「どうしよう」で終わってしまう。



 法律があっても何も対処できないときもありますが、それを分かって諦めるのと、よく分からず諦めるのは違いますよね。人によっては「対応する法律がないのはおかしい」と、運動につなげることも。今はSNSなどの発信から世の中が動く可能性があります。



 法律を知らずに間違った対応をして、状況を悪化させる人も多くいます。例えば、被害者が自分から加害者に接触してしまい、相手には弁護士が付いていて、素人だと足元を見られコテンパンにやられて終わるとか。



 誰もがトラブルなしに一生を終えることはできません。何かに遭う可能性があることを前提に暮らすことが大切だと思います。


誰にでも起こり得る
■SNSで気を付けるべきことは?



 誹謗中傷や名誉毀損的なものは、法律が追い付いていないので、対応が難しいことが多いのが現状です。初期の手段で今言えるのは、保存すること。スクリーンショットし、プリントアウトを。次に運営先に削除要請。応じてもらえないときは警察か弁護士に相談してください。



 個人情報の公開も注意が必要です。「明日から海外旅行でーす」などの投稿は「長期間留守にします。空き巣さん、いらっしゃい」と言っているようなものです。



 また、家の中で撮った写真を投稿して、瞳に映る風景から自宅を割り出され侵入された事件も起きています。ネット情報を駆使した特定能力はすごいので、例えば制服姿を載せれば学校が判明し、学校行事や近くのカフェなど大体の行動範囲も分かってしまいます。被害を避けるためには、SNSには極力、個人情報を上げないよう気を付けてほしいです。

 



■職場などでのセクハラは、対応が難しいものです。



 社会人になると、相手に「あなたのそれが嫌!」という露骨な態度はなかなか取れません。職場の雰囲気が険悪になるのも避けたいでしょう。



 なので「やめときましょう。こんな時代ですからね」と、相手に仕事感覚で伝え、事実を記録に残しましょう。


 例えば複数の同僚や上司に“悩んでいる”とメールしておくと、加害者から「嫌がってなかった」と言われたときに反論する証拠になります。人に言いたくなければ自分宛てにメールを。後からいつの出来事か分かります。



 会話の録音も有効。いざとなれば職場の対応窓口で聞いてもらい「これだけ言ってもダメです。この先は会社で対応してください」と訴えられます。



 いじめの証拠などもそうですが、相手の許可なく録音しても違法ではありません。正当な目的がありますし、民事上は仮に違法な場合も証拠としては有効です。



■性被害やストーカーについて。



 性被害に遭ったら、すぐ110番通報を。警察の性犯罪被害相談専用電話「#8103(ハートさん)」もあります。気持ち悪くつらいと思いますが、有力な証拠になるので、シャワーを浴びたり着ていた服を捨てたりしないでください。記憶にあることはメモしておきましょう。



 SNSによるストーカー被害は返信しないのが鉄則。「やめてください」というのも「反応が来た」と相手は喜び、関係性を続けることになってしまいます。電話やSNSなどのブロックも厳禁。拒否されたと逆上し、家に押し掛けることもあり危険です。既読スルーして全部スクリーンショットで保存し、警察に行きましょう。



 警察はストーカー規制法に当たらなくても、任意で注意してくれることがあり、それだけで9割は止まります。それでもやめない1割がいることを考えても、警察に行くことが重要です。

セカンドオピニオンOK
■ささいなことでも、警察で対応してもらえるのでしょうか。



 相談は行った方がいいです。対応は人によるところがありますが……。普段、警察官は犯人と対峙するので、どうしてもこわもてで威圧感があり、声も大きい人が多い。良い人で根は優しくても、普段のまま「今日はどうした!」と大声で言われると、相談者は萎縮してしまいます。



 私が警察の研修に呼ばれた時は「申し訳ないですけど、皆さん顔が怖いから自覚してくださいね(笑い)」と、女性被害者への対応についてアドバイスをしています。



 犯罪が発生していなくても相談できる「#9110」という専用ダイヤルもあります。自然災害と同じで、何もない時から備えとして知っておくと安心です。

■弁護士としてのメッセージを。



 気軽に弁護士に相談してください。相談料は、大体30分5000円という弁護士がほとんど。「この人、ちょっと違うな」と思ったら、セカンドオピニオンOKです。いったん契約した弁護士を解任する際、他の弁護士に代えることを伝える必要もありません。



 法テラスの場合、相談者の資力によっては3回まで相談無料なので、最初に相談した弁護士が合わなそうだったら、別日に予約をすれば他の弁護士に出会えます。



 体調が悪い時、病院で早めに検査すれば、何もなければ安心できるし、大きな病気が潜んでいてもすぐに対応できます。トラブルも病気と一緒。時効もあるので、早めに相談すれば後で取り返しがつかなくなるのを防ぐことができます。法律を自分を守る武器として、使っていただきたいと思います。


困ったときは相談を
 ○気軽に相談してOK!


 ・弁護士相談料……30分5000円(税別)が一般的


 ・法テラス……3回まで無料(ただし資力制限あり)



 ○セカンドオピニオンを求めてOK



 ○相談のコツ


 ・関係のある書類や資料は全て持参する


 ・可能であれば、出来事を時間順に書いたメモを作っておく


 ・事実をありのまま話す



 ○民事・家事事件を依頼する場合、犯罪被害にあった場合、それぞれ扶助制度や援助制度がある(ただし資力制限あり)

 『おとめ六法』(KADOKAWA)
 著者:上谷さくら、岸本学
 かみたに・さくら 弁護士(第一東京弁護士会所属)。犯罪被害者支援弁護士フォーラム事務次長。第一東京弁護士会犯罪被害者に関する委員会委員。元・青山学院大学法科大学院実務家教員。福岡県出身。青山学院大学法学部卒。毎日新聞記者を経て、2007年弁護士登録。保護司。


 ご感想をお寄せください
 life@seikyo-np.jp
 【編集】加藤瑞子 【上谷さくらさんの写真】宮田孝一 【イメージ写真】PIXTA


(2020年11月13日 聖教新聞)







最終更新日  2020.11.13 21:27:22
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「世界が求める創価の人間教育」に収められた実践記録3事例を紹介


 子どもたちの幸福の未来を開くために、一人一人の可能性を信じ抜き、どこまでも寄り添い、励ましを送る――教育本部の友が、それぞれの教育現場での奮闘と挑戦の日々をつづった教育実践記録。このほど発刊された『世界が求める創価の人間教育』には、その代表16事例が収められている。ここでは、そのうち3事例の要旨を紹介する。


〈静岡〉保育士・幼稚園教諭 鈴木咲喜さん

連絡ノートで保護者と協力
 保育士として働く中、ある年、年長児クラスの担任になりました。
 


 しかし、机の上に乗りながら遊んでしまう子、自分の思い通りにならないと部屋を飛び出していってしまう子などがいて、一人では対応し切れない状況でした。
 


 そのような中でしたが、関わり続けていくと気付いたことがありました。それは、「自分のことをもっと見てほしい」という思いが、問題行動に表れているということでした。
 


 保育園だけの対応では不十分だと感じていた時、お母さんたちと話をする機会を持つことができました。「わが子の成長のためなら」と親御さんも協力してくれ、私とお母さんたちとの間で、連絡ノートのやりとりが始まりました。
 


 ノートには、子どもが保育園で頑張ったことなどを書くようにしました。保護者からも頑張っている姿を具体的に褒(ほ)めてもらうことで、子どもたちの自信につなげてもらいたかったのです。
 


 さらに、三つの具体的な支援策も実践しました。一つ目は、得意なことを自由に取り組める場所と時間を確保し、子どもの力を引き出せるよう心掛けました。二つ目に、スキンシップを取りながら、気持ちを伝えるようにしました。三つ目は、子どもたちに「自分の感情を言葉で表現しよう」と伝えました。
 


 連絡ノートを始めて数カ月がたった頃、子どもたちの姿に変化がありました。自らの言葉で感情や思いを表現できるようになったのです。嫌なことがあっても、何が嫌だったのかを言葉で表現するようになりました。また、親御さんの声掛けも、より肯定的なものに変化していきました。
 


 卒園式では、子どもたちが笑顔で卒園証を受け取ることができ、そのやり切った顔を見て成長を感じ、胸に迫るものがありました。
 


 池田先生は、次のように語られています。
 


 「いかなる道であれ、最初から名人、達人と言われる人などおりません。皆さんは若いのです。失敗を恐れず、明るく、たくましく、前へ前へ進んでいけばよいのです」
 


 これからも徹底して目の前の一人を大切にしながら、子どもたちの幸福のために頑張ってまいります。
  


〈福岡〉美術館館長 弥永隆広さん

芸術の力で創造力を伸ばす
 中学校の美術の教員だった頃、私は生徒の問題行動という悩みに直面しました。その時、教育本部の先輩から池田先生の“私は「どの子も必ず伸びる」と確信している”との言葉を通して励まされ、信頼される教師になろうと決意しました。これが私の教育者としての原点です。
 


 ここから私は、美術教育を通して、生徒が自らの「描ける力」「つくれる力」に気付き、個性や創造する喜びを発見していけるよう、努めてきました。
 


 子どもが自分の可能性を信じるには、それ以上に教師が生徒の可能性を信じなくてはなりません。どんな子にも備わっている「観察する力」などを信じ、引き出していくことは、私自身の挑戦でもありました。
 


 デッサンの授業では、モノの特徴や構造を徹底して観察するように伝えました。そして、陰影の理解、立体表現の技法を繰り返し描かせることなど、生徒の取り組みをきめ細かく具体的にして、授業を進めました。
 


 生徒は作品を上手に描けるようになると、少しのアドバイスでも絵が変化していきます。その変化は本人以上に周囲の生徒にも刺激を与えていきました。さらに美術に対する学習意欲の向上とともに、他教科の学習態度にも良い影響を生んでいったのです。
 


 また、生徒の個性や創造力を引き出すために「学校美術館プロジェクト」を実施しました。生徒が選んだ芸術家の作品を学校で展示、紹介するという授業です。生徒は芸術家に出展依頼をし、実際に会って交流します。そこで、芸術家の方の作品に込めた思い、人生の哲学を聞くことで、子どもたちへの触発になっていきました。
 


 学校美術館の当日、作品への“思い”を熱弁する生徒の姿が見られました。本物の芸術家と触れ合い、作品のことを来場者に伝えることは、生徒の心の成長につながっていったのです。このプロジェクトは、第1回から反響を呼び、その後、市の教育委員会、PTA、学校で一緒に取り組む行事になりました。
 


 私は現在、美術館館長という立場で美術教育に携わっています。「どの子も必ず伸びる」――この確信はこれからも変わりません。
 


〈青森〉中学校教諭 本道利枝子さん
一人一人に合わせた支援を
 長年、特別支援教育に携わってきました。ある年には、中学2年生と3年生を合わせて、7人の学級の担任をすることになり、その中に「どうせ、俺たちはだめなんだ」と自己否定する生徒がいました。そんな姿を見るたびに、私は胸が痛みました。
 


 悩みながら生徒と向き合っていたある日、池田先生の言葉が頭に浮かびました。
 


 「教師が生徒を信じること――それこそが教育の根幹です」
 


 「最大の教育環境は教師自身である」


 
 試されていたのは、教師である私自身だったのだと気付きました。
 


 それからは、子どものありのままの姿を受け入れようと決意。私の率直な思いを伝えるようにすると、生徒たちも徐々に心を開いてくれるようになりました。その中で、生徒から「俺の気持ちを分かってくれている」との言葉をもらったこともありました。そして、クラスからは「うざい」「めんどくさい」などの否定的な言葉が少しずつ減っていきました。
 


 学習内容も工夫しました。個別学習の時間を設け、一人一人の学習能力に合った課題を作成すると、ほとんどの生徒が、勉強に真剣に向き合えるようになりました。最終的に、3年生は全員、希望した進路に進むことができました。
 


 またある時、一人の生徒が通常学級の学習についていけないこと、家族関係の悩みがあることなどを打ち明けてくれました。私は、「一人一人が違うからこそ個性が輝く」「必死に努力する人には、必ず応援してくれる人が現れる」と伝えました。それ以来、2人で昼休みや放課後を使い、学習に取り組みました。その結果、この生徒は無事、希望の進路に進むことができたのです。
 


 教師として、生徒の力が存分に発揮できる教育環境を整えることが、私の使命であると思っています。
 


 現在は、特別支援教育コーディネーターとして、校内の支援体制の構築、他校や社会とのつながりを生かした移行支援がしやすい環境づくりにも取り組んでいます。
 


 これからも努力し続けていきます。どんな時も、生徒に温かな励ましを送れる教師への成長を目指して――。


(2020年11月13日 聖教新聞)







最終更新日  2020.11.13 21:18:10
2020.11.12
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「法華経の智慧」に反響 13言語で発刊   
    ウクライナ キエフ国立貿易経済大学 アンドレイ・モロゾフ教授が書評
 法華経の現代的意義を分かりやすく語る池田先生の『法華経の智慧』は、日本語をはじめ、英語、ドイツ語、中国語など13言語で出版され、反響を呼んできた。このほど、ロシア語版の第4巻、第5巻を読んだウクライナ・キエフ国立貿易経済大学のアンドレイ・モロゾフ教授から書評が寄せられた。その要旨を紹介する。

池田氏が語る普遍的世界観は新たな人間主義の夜明けを示す
 本書の著者である、卓越した仏教思想家であり作家であり、教育者でもある池田大作氏は、1975年に国際的な仏教団体である創価学会インタナショナルの会長に就任されました。氏は、東洋哲学研究所や戸田記念国際平和研究所、東京富士美術館をはじめ、総合大学、短期大学、文化施設等の創立者でもあります。
 

 アーノルド・トインビー、アウレリオ・ペッチェイ、チンギス・アイトマートフ、ヴィクトル・サドーヴニチィ、ライナス・ポーリングといった文化人や芸術家、著名な政治家や識者らと対話を重ね、人間主義と慈悲の精神、平和と平等、慈愛と寛容の重要性を訴え続けてきました。そして、国連平和賞や名門大学からの名誉博士号、国連難民高等弁務官事務所からの人道賞などを授与されています。
 

 この偉大な日本人思想家が、世界へ向けて積極的な平和運動を展開して以来45年――氏の活躍は、今なお続いています。
​​
           
    『法華経の智慧』ロシア語版の第4巻         『法華経の智慧』ロシア語版の第5巻
​​
「永遠の生命」を説く
 本書の語らいで取り上げられるテーマは、実に多岐(たき)にわたります。永遠で普遍的なテーマである「老いと死」「臨終(りんじゅう)」「永遠の生命」、そして「輪廻(りんね)」や「業(ごう)」などです。
 


 何のために人は生きるのか、この世での使命は何か、敬愛(けいあい)する人との別れや身近な人の死をいかに乗り越えていくか、他者が自殺などの後戻りできない歩みへと向かう前に、どのような言葉を掛けるべきか、幸福や安穏(あんのん)、心の調和を得るには何をすべきか等、ここでは言及しきれないほどの広範なテーマについて語られています。
 


 いにしえの仏教書を丹念に調査し、同時に膨大な量の注釈書や解説書などにも基づきながら、池田氏は私たちにも理解できるように易しく、それでいて極めて深遠なる真理を語っています。
 


 氏は、対極の事象に見える「生」と「死」は、変化をしながら「永遠の生命」のリズムを奏でているのだと訴えます。これは非常に楽観的かつ前向きな思考です。
 


 誰しも「死」について思いを巡らせたことはあるでしょう。本書は、永遠の生命を固く信じて生き抜くことを、私たちに呼び掛けてくれます。
 


 その視座に立ち、苦難や病、死の悲しみを乗り越えようとするとき、私たちには真の同苦の心が生まれ、自身の人間性が深まっていくのです。それが、普遍的な道徳基盤となります。そして、人生の試練に打ち勝っていくことを通して、永遠の生命の壮大さを実感できるのです。
 


 本書を読む人の中には、キリスト教との類似性を見いだす人がいるかもしれません。


全ての人が偉大で尊い
 仏教とキリスト教には多くの共通点が見受けられます。とりわけ倫理的側面や隣人への愛や慈悲を強調している点が挙げられるでしょう。
 


 一方で、キリスト教を含むその他の世界的宗教との相違点もあります。仏教では、最も尊いものや安穏の根源が、超自然的な不死の神のような存在に宿るのではなく、全ての人の胸中にあるとする点です。
 


 つまり、全ては私たち次第ということになります。
 


 いかに多くの人々が、自身の生命という絶対的価値について、そして人間の尊厳について無知でいることでしょうか。いかに頻繁(ひんぱん)にその無知が、戦争や紛争、暴力や弾圧などを引き起こしていることでしょうか。
 


 池田氏は、全ての人が最も偉大であり、尊い存在であることを認識し、自覚することの大切さを訴えています。こうした仏教の智慧は、人権の重要性をより深く認識するための卓越した精神基盤となり得ます。
 


 日本が生んだ巨匠のこの最高傑作は、全世界の文化界における特筆すべき出来事であり、同時に、本書を読む多くの人々の心に、人間の尊厳性を敬う確固たる精神基盤を築き、人生の転機をもたらしていくことでしょう。
 


 池田氏が語る普遍的世界観は、人々に信じる心と希望、そして慈愛をもたらし、真の「蘇生」と、いまだかつて人類が見たことのない人間主義の夜明けを示しております。
 


 池田氏は、いかなる誇張(こきょう)も抜きにして、全世界におけるヒューマニズムの宣揚(せんよう)と平和構築に、多大な貢献をされている方であると言えるでしょう。


(2020年11月12日 聖教新聞)







最終更新日  2020.11.12 20:19:08

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