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カテゴリ:発見事項
職場の緑化センターで落し物があった。
近くに大きな公園があり、そこにテント村(ホームレスの溜まり場)があるため、かなり盗難が多いのだが、そんな中、奇跡的に盗まれずにいた大きなバック。 中身はカメラとビデオ。 説明書みたいなのも入ってて、けっこう高価な感じ。 住所と名前が明記されていたので、落とし主ははっきりしているが、電話番号がないため(番号案内にも登録されてなかった)、連絡のつけようがない、といえばない。(住所まで送ってあげればいいけど、そこまでする…ということで) 結局警察に持っていくことになったのだが、ここで見逃せない事件があったことを思い出した。 先週、センター向かいの公園で、自殺があった。 もしかして、これは「その人の遺品では説」が急浮上。 「ビデオ再生したら、遺書的なメッセージとか入ってるかもよ!!」 と言った同僚に、私はきつく釘を刺した。 「遺書ならいいけど、ダイイングメッセージだったらどうする?」 当初、自殺と思われていたのは、実は偽装殺人で、プロの仕業による「口封じ」だったかもしれない。 身の危険を感じたA(便宜上、自殺した人をAと呼ぶことにした)は、 「事件を闇に葬っていはいけない」 と、その真相のヒントをビデオに向かって話し、一か八かでセンター前に置き去りにした…。 「だめ、絶対にビデオを見たらだめ!!」 私は声を大にして言った。 もし、このビデオをみたことがバレれば、組織が黙っているはずがない。 出入り自由な緑化センターに潜入することは、子どもにもできることで、ドサクサにまぎれて、園内の人気のないところでさらわれたりしても不思議ではない。 国家レベルの裏事件。 真相は藪の中…。 藪はむやみにつついてはいけない。 そう、ビデオにはきっと何らかの手がかりが記されている。 それは、知ってしまったからには、素通りすることができないくらいの、大きな陰謀である。 一刻も早く、手元からこのカバンを手放すべきだ! 私の多大なる推理力のおかげで、何とか難を逃れた緑化センターではあるが…。 もし、万が一、火事とかなんとか事件が起こったら、すぐにこのブログの内容を警察に伝えて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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