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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の　　　　　　　　　逆説的よろず考現学

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飲酒死亡事故に極刑を！

みなさん、こんにちは。　福岡でまた痛ましい事故がおきてしまいましたね。　東名の追突事故もそうですが、目の前で我が子が亡くなっていくのを助けられなかった親の気持ちを思うと、言葉がありません。　乗っていたのがクロカン４駆（ランクル70プラドのようですね）だったため、20cmある歩道との段差を容易に乗り越えてしまったことと、ガードレールが無く耐加重の低い歩行者用フェンスだったという不運もありますが（これはこれで問題が大きいのですが）、それで飲酒運転をした加害者の罪が軽くなる訳ではありません。　現在、危険運転致死罪が適用できるかどうかで捜査が進められているとのことですが、危険運転致死罪でも、せいぜい懲役は１５年。しかも、実際には数年で仮釈放されてしまいます。これでは甘すぎるとは思いませんか？　クルマというのは、運転を誤れば人を殺す可能性があることは、ドライバーなら誰でも認識しているはずです。しかも飲酒運転は、ドライバーの意思で避けることができます。すなわち飲酒運転は「故意犯」であり、飲酒死亡事故は故意の結果の致死である以上、少なく見積もっても「未必の故意による殺人」と見なされるべきなのです。　安藤は死刑の犯罪抑止力には懐疑的なのですが（「人を殺すほど思い詰めているものが、自分がどうなるかなど考えないだろう」と思うので）、飲酒死亡事故は別です。飲酒死亡事故には問答無用で死刑を適用するようにすれば、必ずや絶大な抑止効果があるでしょう。　というわけで、飲酒死亡事故には極刑が適用できるよう、法改正を願います。

Aug 31, 2006

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「お膝元」のレクサス

　みなさん、こんにちは(^^)/。　レクサスLSの取材で、トヨタ本社まで行ってきました。　で、豊田市駅からタクシーに乗ったのですが、途中にレクサスのディーラーがありました。名前は「レクサス挙母（ころも）」。豊田市だし本社の近くだから、「レクサストヨタ」なのかと思ったのですが、さすがにこれじゃ、わけわかんなくなっちゃいますからねぇ(^_^;。（ただし「レクサス豊田土橋」というのはあるらしい）　取材結果は９月２６日発売「レクサスLSのすべて（三栄書房）」にて。

Aug 26, 2006

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亀田興毅の取るべきだった態度

みなさん、こんにちは(^^)/。　標題の件、まるでジャンル違いなんですが、ひとこと。　試合前からいろいろ言われていた亀田興毅選手ですが、判定勝ちで世界チャンピオンになってしまったのは周知の通りです。　ぼくもそれなりに関心はあったのですが、わが家にはテレビが無いので（正確には「アンテナが無いため、電波放送を見ていない」ですが）、最後の２ラウンドだけラジオを聞いていました。　で、解説者のコメントを聞いていたら「これが世界なんです。１回にダウンしながら12回まで戦って、まだあんなパンチが出せるだけで素晴らしい。ここからまた頑張ればいいんです」みたいなことを言っていましたので、「あ、こりゃ負けるのか」と思っていたら、まさかの判定勝ちでした(^^;（解説者のひとりが初代「疑惑の判定」チャンピオンの鬼塚勝也だったのが泣かせます(^^;）　まあ、日本のボクシングが真剣勝負だったのは、具志堅さんの時代あたりまでだったのでしょうし、エンターテイメントなんだから仕方ないとはいえ、その「疑惑の判定」に喜んで号泣しちゃったのは大きなマイナスでしたね。　どちらが強いかは、グローブを交えていた本人が、いちばん良くわかっていたはずです。もし、あそこで、「俺に勝ちを付けてくれたジャッジはありがたいけど、こんな勝ち方　は納得できん。ランダエタは強かった。タイトルは返上するから、　ランダエタさん、もう１回やってくれ」　と言っていたら、大いに男を上げたでしょう。「亀田は具志堅さんの言う通りまだまだ未熟だったし、態度に品位は無いが、根底のところで立派なスポーツマンシップを持っている」と、スター性は一段と上がったんじゃないでしょうか。　ともあれ、「１ラウンドでダウンしながら12ラウンドまで持ちこたえた」という体力と根性は立派ですし、19歳だからまだまだ強くなる余地はありそうなのに、ふるまいひとつで多くの国民を敵に回したのは、エンターテイメントとしても失敗だったと言わざるを得ません。　ま、TBSがシナリオ書くのが下手だったということでしょう。（勝者コールの不自然な演出には辟易しました）

Aug 3, 2006

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ETC他業種展開の幻・２

みなさん、こんにちは(^^)/。　前回の書き込みをした後、一息ついて考えていたら、あることに気付きました。「これって、とっても危険なシステムじゃないか？」　車載機で決済を管理するシステムですから、例えばホームセンターなんかでサービスで貸してくれる軽トラックの車検証をコピーして、それを使って車載機のセットアップを行い、そのクルマの所有者になりすまして各業者とETC決済の契約をしてしまえば、支払いをクルマの所有者に押し付けることができてしまうのではないでしょうか？　あるいは、中古車を買うふりをして、車検証の内容を盗みだすとか、駐車中のクルマのキーを開けて車検証の情報だけ盗みだすとかでも「なりすまし」は可能でしょう（情報を盗むのは、携帯カメラがあれば簡単ですね）。　まあ、ETC決済を導入する業者があるとは思えませんけど、関係者の方でここを読んでいる人があったら、そういうケースへの対応も考えておいたほうがいいと思いますよ。

Aug 2, 2006

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ETC他業種展開の幻

みなさん、こんにちは(^^)/。　すっかり時間が経ってしまいましたが、３月30日に行われたETC他業種展開の業者向け説明会のご報告をします。　国交省はETC活用の一環として、ガソリンスタンドやファーストフード店など、異業種でもETC車載機とカードで決済できるようにする計画を進めており、実施を始めるに当たっていろいろな業者を集めて説明会を行ったんですね。　で、異業種で決済可能なETCの仕様について説明を受けたのですが、いやはやぶっ飛びました(^^;。　まず、現在のETCは、カードの持ち主に請求が行きますが、このシステムでは車載機で情報管理を行うため、車載機の登録名義人に請求が行くことになります。　次に、このサービスを利用するには、ETC車載機の登録名義人が、このサービスを実施しているそれぞれの事業者ごとに、利用申請を行う必要があります。要するに、マクドナルドならマクドナルドと契約し、ローソンならローソンと契約し、TimesならTimesと契約しなければ、それぞれのサービスは受けられないということになります。　さらに、車両を手放す際には、それぞれすべての事業者との契約を、ETC車載機の登録名義人が解除しないと、車両の所有権が移ってもETC車載機の登録名義人に請求が行ってしまうというシステムになっているそうです。　なぜこんな面倒なことになったのかというと、本来はすべてカードで決済する仕様にするはずだったのが、それでは車載機が高価になりすぎて、高速道路だけでも早く使えるようにしたいのに障害になってしまうため、仕様を落として見切り発車しちゃったからなんですね。　ここまでの説明を終えた段階で、会場（シビアなビジネスの世界に生きている経営者が大勢いたと思われる）は、ため息とひそひそ話と、凍りついたような顔でいっぱいになっておりました(^^;。　最後に質疑応答の時間があったので、手を上げようと思ったのですが、この日は業者向けの説明会だったので、対象者を優先してしばらく遠慮していました。しかし、みなさんうんざりした顔をしているだけで、さっぱり手が上がりません（この段階で、すでに「うちじゃ導入しないから関係ない」と思った人が多かったからでしょうか(^^;）。　そこで僕が手を上げて、経営者にとって最も重要なポイントを聞いてみました。「このシステムのもっともミニマムな初期投資は、いくらなんで　すか？」　すると、なんと言い淀んで答えないではないですか(^^;。そこで、「答えにくいのなら、数百万か数千万かという単位でいいから教　えて下さいよ」　と突っ込むと、聞こえないくらいの小さな声で、「1000万ぐらい……」　と答えました（ホントに聞こえなかったので聞き返した）。で、その後、何かごにょごにょ言いながら、「ミニマムでしたら数百万ぐらいでどうのこうの……」と、歯切れの悪い言い訳をしているうちに、ゴングに救われてしまいました（閉会の時間になってしまった）。　まったく、呆れて物が言えません。ビジネスツールの話を、経営者を集めてしているのに、初期投資がいくらかという最も根本的なことを、胸を張って言えないとは、来場者に失礼ではありませんか。　コンビニにしてもガソリンスタンドにしてもファーストフード店にしても、止まって待つ時間があるのですから、「ノンストップ」にメリットはありませんし、「キャッシュレス」だってクレジットカードですでに対応可能です。ETCで決済が可能になったところで、集客増が見込めるものではありません。（駐車禁止取り締まり強化でウハウハの駐車場業では、回転効率を　上げるために有効ではないかという見方は否定しませんが）　ペイする見込みがないものに、いったい誰が投資するでしょうか。その程度のことさえわからないから……いや、わかっているから言い淀んだのでしょう。　ともあれ、その後、このシステムを導入すると発表した異業種の話は聞こえてきません（三菱グループの駐車場を除く）。知っている人がいたら、どなたか教えて下さい。

Aug 2, 2006

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後退した高速道路行政の情報公開

みなさん、こんにちは(^^)/。　今日は久々に新霞が関ビルに行ってきました。高速道路の設備に関する情報を見せてもらおうと、東日本高速道路会社に情報公開申請を出すためです。ここはもともと、日本道路公団が入っていたビルなのですが、分割民営化に伴って、そのまま東日本高速道路会社が使用しているのです。　道路公団時代は「公団」でしたから、公官庁と同様に情報公開法が適用され、情報公開窓口を設けなければならないことになっていました。が、民営会社になれば、この法律の適用範囲外になりますから、情報公開窓口は設けなくても法に触れることはありません。　で、受付に行ってみると、案の定、「情報公開窓口は無くなりました」とのこと（入札に関する情報は、閲覧コーナーができていましたが）。「では、情報公開を申請したいときはどうするのか？」　と聞いたら、広報部門で対応するようになったとのことだったのですが、今日は総務の方が出てきて対応してくれました。　でも、従来のような専用の用紙に申請内容を記入するでもなく、ただ話を聞いて「担当者に伝えます」というだけでしたから、システムとしてきちんと機能するのかどうかは疑問ですし、何より「公開する義務はない」と言われてしまったら、こちらとしては対抗措置があありません。　しかも、僕のようにひねたジャーナリストであれば、相手がどこであろうとずけずけと要求を出すことに躊躇はしませんが、一般市民にとっては、「公開窓口がなくなった」というだけで、敷居が高くなったと感じるのではないでしょうか。　そんなわけで、道路公団が民営化した結果、情報公開に関しては後退してしまったと言わざるを得ません。　そういや国会議員の国政調査権は及ぶのでしょうかね？民間会社で「国政」じゃないから、法的には無視しても構わないのかしら？

Aug 1, 2006

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ガソリン高騰と国交省の交通需要予測の妥当性

みなさん、こんにちは(^^)/。　ガソリンが８月出荷分から値上げということなので、昨日の夕方、給油をしてきたのですが、予想どおりどこも混雑していました。で、ふと思ったのが「ガソリンにも『売りきれ』ってあるんだろうな」ということ。一度も遭遇したことはありませんけど、ガソリンスタンドの貯蔵タンクが有限である以上、「すいません、今日はレギュラー終わっちゃったんですよ。ハイオクならありますけど…」ということがあっても不思議ではないはずですよね。　さて、国交省の交通需要予測では、ピークは2020年ということになっているそうですが、その理由は先日も書いた通り「中高年女性の免許保有率が増加するから」という、小学生の言い訳以下のものでしかありません。この程度のことしか思いつかないのであれば、恐らく「2020年の原油価格がどうなっており、社会全体の状況がどうなっているか」など、まったく考慮されていないだろうことは容易に想像できます。　一方、原油生産量のピークは「悲観的観測で2005年、楽観的観測で2020年」と言われており、ピークの数年前から価格は上昇に転じるとされています。　原油は自家用車の燃料のみならず、物流や製造・発電の燃料でもあり、さらには化学繊維やプラスチックの原料でもあり、原油価格の上昇は、単に「ガソリンが値上がりする」ということには止まらず、社会全体のコストを押し上げることにつながるはずで、2020年には、気軽に自家用車に乗れるような社会状況では無くなっており、交通量が減少している可能性は大いに考えられます。　国交省は相変わらず道路建設に熱心ですが、機会があれば、ぜひ問いたい。「2020年の原油価格をいくらと見積もっておられますか？」　と。

Aug 1, 2006

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