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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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Jan 19, 2012
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みなさん、こんにちは。

 昨日は幕張でトヨタの試乗会があり、新型ハイブリッド車のAQUAに乗ってきました。いやビックリするほどいいです、このクルマ。

 まず、みなさんが最も興味を持っていると思われる実走行燃費から報告しましょう。ルートは幕張ニューオータニからメッセのまわりを回って検見川浜の市街地を走る約15km。外気温は8℃で、エアコンの設定温度は21℃にしておきました。

 まず、標準装備の175/65R15タイヤを装着したSグレード。完全冷機状態からのスタートで、35.3km/lを記録。続いてオプションの195/50R16タイヤを装着したGグレード。こちらは暖気状態からのスタートで、34.2km/lを記録しました。メーカーの公道試乗会では、自身初の30km/l超えです。(いずれも排気熱回収器装着車)

 実はこの日、プリウスのG'sも用意されており、AQUAと同じコースを走ってみたのですが、26.0km/lに止まりました(暖気スタート)。三栄書房「AQUAのすべて」には「10・15モード燃費でプリウスから5%しか伸びていないのは物足りない感あり」という旨を書いたのですが、実力では35%も上回りました。プリウスは燃費に不利なG'sでしたが、AQUAの15インチタイヤ車はコールドスタートですから、ハンディはあまり無いと言えるでしょう。ちなみにダイハツのミラ・イースでほぼ同じルートを走ったときには24.9km/lでした。

 実際にクルマを走らせていても、AQUAのほうがモーター走行領域が広いです。プリウスではエンジンがかかってしまうようなアクセルの踏みかたをしても、AQUAはモーターだけで粘ってくれることが多いんですね。

 それなりにエコドライブはしましたが、「エゴドライブ」にならないように気をつけました。発進加速はエンジンがかかるのを気にせず、周囲の流れに合わせられる程度にアクセルを踏み(パワーゲージは”POWER"ゾーンに突入する)、素早く巡航速度に載せてから、アクセルをいったん完全に戻し、モーター走行モードに入れる、という感じですね。

 トヨタのハイブリッド車は、ともすれば「LCA(製造から使用~廃棄まで含めた環境負荷)で考えれば、コンパクトカーに乗ったほうがエコ」と言われてきましたが、AQUAに関して言えば、この指摘は当たらないのではないかと思います。何より、クルマが軽いので加速感も乗り味も軽く、プリウスで感じられる「燃費がいいのはわかるけど、こんな重たいもの動かしてて、ホントにエコなのかなぁ」という感じが無いのがいいですね。

 さて、そんな超絶燃費性能のAQUAですが、燃費だけのクルマでは決してありません。走りもすごくいいんです。ノーマルの15インチタイヤ車でも、減衰感が高くて、ちょっと欧州車テイストなんですね。それでいて本物の欧州車ほど硬くはなく、日本の市街地でも不快ではありません。

 操縦性能も、想像以上にキビキビしていました。バッテリーを床下配置としたことで低重心となったのが奏効したとのことですが、チーフエンジニアの小木曽さんがシャシ設計出身というのも、大きな理由ではないかと思います。操舵力も適度にしっかりしており、クルマとのやりとりが行いやすいステアフィールです。

 16インチタイヤは”ツーリングパッケージ”とセットオプションとなり、サスペンションのチューニングも専用となりますが、こちらはより欧州車テイストが強くなります。操縦性能は高まりますが、乗り心地は「一般ドライバーには硬すぎるかな」といった印象があるので、積極的にはお勧めしません(^^;。最小回転半径も5.7mになっちゃいますんでね。

 そんなわけで、お勧めはSグレードで、低温時の燃費改善に効く排気熱回収器をオプション選択(シートヒーターとセットで21,000円)するのが良いのではないかと思います。

 ともあれこのクルマ、そうとう売れるのではないでしょうか。生産は関東自動車工業の岩手工場なので、フル稼働して雇用力が高まり、震災失業者の受け皿になってくれることを期待したいところです。 

 

 そうそう、この日はアルファードのHV仕様も用意されており、AQUAと同じコースを走った燃費は13.8km/lでした(外気温5℃、コールドスタート、エアコン21℃)。こちらも優秀ですね。うちのエクストレイルでも、同じコースを走ったら13km/lは出せないと思います。  


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Last updated  Jan 19, 2012 02:22:15 PM
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