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痛い思いをしたとき、とても苦しいとき それは、何かに気付くためのチャンスです。 その出来事は、タイミングが悪かったから、とか、つい、いつもの癖が出てしまったから、とか、運が悪かったとか、後からいかようにも解釈することができますが、そのことよりもそこから何を自分のものとして学び取るか?なんですね。 そういうときこそ、最高に学ぶチャンスなのですね。 岩のある海辺でシュノーケルをしていたときのことです。 はじめての体験なので、深い海底を見下ろしながら海に顔をつけていることが怖くなり、顔を上げました。 折りしも風の強い夕方、満潮に向かう頃でした。 とたんに強い波に体をさらわれ、ごつごつとした岩肌に背中を打ち付けられてしまいました。 波が高くなっていましたし、たまたま一人でそこにいましたので、痛くて、怖い体験でした。 痛い、怖い。と思いながら、そうか。。と思いました。 海に顔をつけているとき、体は波の動きと一体化しています。 流れに乗っているときは、ゆらゆらと体は揺れますが、決して岩に体を打ち付けられることはないのです。 ところが、その流れに抵抗しようとしたとたんに、力を要するし、抵抗し切れない強い力に押されてしまいます。 人生の流れや波に乗るということに置き換えると、あるいは自然のいとなみに従って生きるということに視点を転じると、なるほど、と謙虚な気持ちになりました。 環境や状況の変化の早い時代ともいわれますが、変化していく波や流れに乗って生きることの大切さも感じました。 自らに差し出された人生の流れに抵抗しないことの力も感じました。 力を抜いて、今を楽しみなさい、といわれたように思いました。 一つのことを体験したときに、どれほどたくさんのことをそのことから学べるか?実は痛い思いや苦しい思いだけではなく、何気ない日常から何に気付いて何を学ぶか? この気付く力が、成長の違いであるのだろうなと思います。 そんな違いが、生きることの深みや厚みを増してくれることのように思います。 最近はそのアンテナをもっと磨いていきたいものだと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年01月27日 14時49分04秒
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