あねろぐ。　～俺、ちゃんとしようぜ～　―Rapturous Blue

カ：「お、おい、見てくれよこれ！」
キッチンに戻ると、カニが興奮した表情でオーブンの中を見つめていた。
「何だい？」
「信じられねぇ、初挑戦のシュークリーム、膨らんでやがる……」
「おー」
俺も中を覗き込む。
「お、微妙にだけど膨らんでるじゃん」
絞り袋で大さじ１杯半分くらいのサイズだった生地は、何とか膨らみを見せて、
ガチャガチャのカプセルより少し大きい程度になっていた。
「なんとかなるもんだな……」
「普通、初めて作った場合膨らまなくてもおかしくないよな」
「ツいてたとしか言いようが無いな」
「いや、大したもんだ。次はどうするの？」
「クリーム２種も今さっきパッと作っちまった。生地が焼けるまで向こうで遊ぼう」
俺は手伝いというより、実況役だねｗ

「ところで、コイツを買っちまったんだ」
エプロンを外すなり、カニはバッグから箱を取り出した。
姉：「あっ！いいな！ディケイドライバー！」
「ギミックがカッコいいよな……システム音もいい」
カニはシステム音好きですｗｗｗ
「じゃあさっそく私が」
「えっ！何ナチュラルに……！」
「やっぱダメですか」
「ダメでしょう」
「知ってたよ」
残念そうだけどｗｗｗｗｗｗ
「よし、いくぞ……」
５分後。
「ソウビデキタヨ」
※サイズ：全長 約210mm/胴回り：約48～68cm
「おい、お前の胴体途切れてるぞ……」
「フー…フー……ダイジョウブダヨ」
「呼吸が……」
「ヨシ、ヘンシンダ」
付属のカードをスッと前に差し出した。
「ヘンシンッ」
１：「声甲高っｗｗｗ」
『カメンライド』ガション、『ディケェェェイド』
「ハァ……ハァ……通りすがりの、カメンライダーダ」
４：「ぶはっはっは！惜しい！途中まで行けた！ｗｗｗｗ」
「ハキソーダ」
「外せ外せ！！！ｗｗｗｗｗ」
３：「今思い出したけど、そのネタ、2年前のデンオウベルトの時もやってたよな？」
「ネタとか言うな……」
その日記書いたっけ？ｗｗｗｗｗ
２：「おーい、シューが焼けてるよ～」
「あっ……くそ……まぁいいや。筆おろしは済んだから、みんなで仲良く遊びなさい」
「私の変身を見せてやる」
「ヘンシンｗｗｗｗｗヘンシンｗｗｗｗｗｗ」
受けすぎで可哀想ｗｗｗｗｗ


ちょっとカッコよく見えてきたから不思議ｗｗｗｗ

明日も間違いなく更新ｗｗｗｗｗ