2009/05/09(土)01:21
さぁ!休日だ休日だ!
4月29日夜。
「ただいまー」
姉:「おかえりー。祝日なのに大変だったね」
「連休を長く取るためだしね」
土曜日から水曜日の連休のうち、どこか1日を出勤日にしなければならなかったのだが、
29日昭和の日に出勤する事で5連休にしてもらったのだった。
(社長は出勤するのかなぁ……)
いや、そんな情をかけてはいかんwwww
「何しようね!5日もあるよ!」
「そうだなぁ、遠出は混みそうだけど」
「みんなで運転かわるがわるなら疲れないよ!」
「なるほど」
「5日あれば北海道まで車で行けるよ!」
「行けないよ」
「うー!冷静!」
青函トンネルwwwwww
「とにかく、みんなと相談しないとね。これから遊びに行こうか」
「みんな待ってるって。会議会議、世界一楽しい会議♪」
この時の俺達は知らなかった。文字通り、死神が迫っていた事を。
家で夕食を食べて、2人で家を出ようとした時、家の電話が鳴った。
母:「はい……えっ?どうしたの?ちょっと、落ち着いて……うん、分かった。お父さんに伝えます」
電話を切った。
父:「どうした?」
母:「【親戚】が亡くなったって」
父:「あー……そうか。先週からヤバいっていってたもんな」
母:「喪服、用意しなきゃね」
父:「そうだ、お前らも喪服着れるかどうか確認しとけよ。久し振りだろうからな」
「あ……俺達も行くのか」
「お葬式は悲しいから嫌だな」
父:「何言ってんだ。近い親戚だからちゃんと出るんだよ」
「ん……まぁ、そうだね……お通夜、お葬式両方?」
父:「そうだ」
まぁ、こればっかりは仕方ないね。
ということは……
(明日……木金は会社行けないな……)
(一足先に連休かぁ……)←と、思っていたと思う
「じゃ、会社に明日明後日休むように連絡しなきゃ。まだ誰かいるかなぁ」
母:「あ、ちょっと待って」
「ん?ああ、そうか。明日は休まないで、早退でもいいんだ」
母:「お寺とお坊さんの予定が取れなかったから、土日でやるんだって」
「…………あ……あ……」
「ドニーチョ」
ちょっと何言ってるか分かんないwwwwww
「はっはっはっはwwwwww」
「フッヒッヒッヒwwwww」
父:「……気持ちは分からないでもないが、大人だから仕方ないぞ。喪服、合わせとけ」
まぁ……こればっかりは……仕方……ないね
そして、死神は再度その鎌を振うのであった。