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姉:「あちゅいよぅ、もー!湿気!湿気!」
俺:「エアコンかかってるんだから文句言わないの」 姉友宅のエアコンは快適ですw 姉:「でも外はひどいよ」 ここしばらく、曇ってるんだか、雨降るんだか、晴れるんだか、よく判らない天気だ。 1:「こりゃプールだね」 俺:「買わないでくださいよ……」 メジャーで庭の長さまで計りやがって。 1:「あーあ、夏らしい事してぇよ。この変な天気にストレス溜まるわ」 2:「この近辺はほとんど遊びきっちゃったもんねぇ」 天気が定まらないため、車で行ける近辺の大型ショッピングセンターには行きつくしてしまっていた。 4:「やっぱゲームくらいだよねぇ」 ちなみに今はイナズマイレブンw 3:「まぁ、やっぱ体は動かしたいよな」 1:「うわ、カラダだって……やらしい……」 3:「お、おまえっ……!」 カタカナにすると確かにやらしいw 姉:「何か、ガッとテンションが上がるような事無いかなぁ」 俺:「早く梅雨明けするといいねぇ……」 姉:「うー、やぁねぇ……」 カ:「そうそう、デザート持ってきてたんだった」 お昼の洗い物を済ませたカニがそう言い出した。 (ちなみにお昼は彼のお手製牛丼。お店の味と変わらなかったw) 姉:「ほぅ?」 カ:「ふふん」 ニンマリと。 姉:「自信がおありで?」 カ:「納得の行かない食い物には金を払いたくない……そうでがんしょ?」 姉:「受けてたとう」 そういう話だった?w カニは人数分の器・スプーンと紙箱をテーブルの上に置いた。 カ:「まぁ……お中元ッス。食ってくださいよ。6個入りだけど、オレは一度食ったので」 紙箱を開けて、中身を配る。黒い半球状の物が6つ。 姉:「ほー、黒わらび餅」 1:「わらび餅ねぇ」 2:「黒って、珍しいねぇ」 3:「でもわらび餅はわらび餅だろ」 4:「こう言っちゃなんだけど、地味っちゃ地味ね」 俺:「これを器に出して食うのか?」 ゼリー容器状にパッケージされているので、ムニムニともんで皿の上に出す。 カ:「で、黒きなこを振り掛けるんだ」 同封されている小袋を開けて中身を出す。 姉:「おお、黒い……きなこだ」 わらび餅ときなこに黒蜜が練りこまれているようだ。 カ:「それではどうぞ。召し上がれ」 「「「「「「いただきます」」」」」」 カニの勝戦だった…… 姉:「う、うまい……この絶妙な甘み……」 1:「絶妙な弾力……柔らかすぎず、口の中で楽しい……」 2:「お、おいひぃよぅ……」←とてつもなく感動してらっしゃった 3:「落ち着いたお菓子だね。いいね」 4:「うん、上品だねこれ。よく出来てる」 俺:「美味いわ。どこで見つけたの?」 カ:「ヤクルトのお姉さんがサンプルで1個くれてさ。そしたら美味くてさぁ」 ヤクルトのお姉さんが何故……?よく判らんけどまぁいいかw 姉:「あー、これマジうまい……クリームみつ豆食いたくなる……」 俺:「お、いいねぇ」 カ:「オレも最初食ったときまったく同じ事思ったッスよ~」 姉:「だよねぇ~」 カ:「だからこういうのも持ってきたんですよ」 キッチンへ戻ったカニが冷凍庫から取り出したのは―― 姉:「分かってるじゃないか、キミぃ」 カ:「光栄でございます」 レディボーデン。これは嬉しいw カ:「おっ中元でやんすからねぇ~。じゆーにやりやしょー。あっしもアイスだけいただくかね」 姉:「いただきます!」 全員、大スプーンでひとさじづつ移して、黒わらび餅と同時に口にする。 姉:「神だね」 1:「アンタの思考内で踊らされてるみたいでホントムカつくわぁ」 2:「美味しいって事だよね?w」 3:「黒蜜とバニラは合うからな」 4:「ほれ、ボウズ。あ~んだ」 俺:「……!?あ、俺!?あー……ん」 不意をつかれてしまった。 姉:「あーん」 1:「あーん」 2:「ふふ、あーん」 3:「じゃあ、あーん」 カ:「(スプーンをベロベロと舐めてから)あーん」 俺:「ちょ、ちょぉ~っ!」 皆様もお中元にどうぞw 夜―――― 5:「…………」 カ:(やべっ!箱捨てときゃよかった!) ローキックの嵐wwwwwww お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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