姉男(あねお)のワインやっちまった?

2012/07/12(木)23:18

今日のワイン(アトゥラ・ブラン)

フランスワイン(41)

 うぅ、なんだか今日の札幌。 曇っているせいか、気温はさほど上がらなくてもすっきりしない...。「こんな時は爽やかにイケる、ウマーい白ワインだな~」 と、選んだのはコレ。『ATURA BLANC(アトゥラ・ブラン)』。 コチラは、 南フランスのスペインとの国境近くにあるトゥールーズの西、オーズという村で栽培されるオーガニックワイン。 南仏の地ブドウを使用した白ワインです。でも、姉男がこのワインを気に入っているポイント。 そんなところでは、ないんです。実はこのワイン、ご存知の方もいらっしゃると思いますが インポーター(輸入元)さんが京都の会社「ディオニー株式会社」。 コチラの会社は、ビオ(※1)などの自然派を中心としたワインばかりを扱う会社。 外部評価に惑わされない、自分たちが本当に美味しいと思うものを厳しい目で選び、   「安くて旨いワイン」 を私たちに届けてくれる素敵な輸入会社さんなんです。姉男は数年前からこの「ディオニー(株)」のファン! ココのワイン達はビオなどの「自然派」といっても、どれも雑味のないキレイな味のものばかり 透明感のある美しい自然派ワインで、経験上、悪酔いしたことがない! (ビオなどの自然派の中には、ちょっと悪酔いするものがあったりします)。 決して決して ディオニーの営業さんがイケメンだから、ファンなのではありません(※2)。 で、このワイン。 ディオニーが南仏・ラングドックの優良生産者にビオの葡萄のみで造ってもらって、開発した自信作なんです! (ちなみに2008年ヴィンテージは、雑誌『dancyu2009』12月号で"即買い大賞"を受賞)ネーミングは「Natural」の前後を取ったもので、阿修羅と間違われないように 「アトゥラ」と読むんだそう。ちなみにもう一つ! 以前のブログでもお話した、余談ですが...。 生産地表示は「コート・ド・ガスコーニュIGP(※3)」。 以下詳細情報。●ATURA BLANC   (アトゥラ ブラン )  収穫年:2010年  生産国:フランス(ラングドック・ルーション地方)  格 付:コート・ド・ガスコーニュIGP  生産者:ジョセフ・ロッシュ/アラン・グリニョン  輸入元:ディオニー(株)  購入店:丸井今井札幌  購入価格:1260円  アルコール:12%  ブドウ品種:コロンバール 50%、ユニブラン 20%、          ソーヴィニヨン・ブラン 20%、グロマンサン 10%  色: 明るく淡いレモンイエロー。輝きあり、ディスク厚め。粘性は中。香り:レモン、青りんご、洋ナシ、白桃、アプリコット、つげ、フレッシュなハーブ、青い茎などのグラッシィなニュアンス、スイカズラなどの白い花、ミネラル。 フレッシュで明るい果実香とグリーン系の爽やかさが混じり合い、夏の早朝のようなすがすがしい香り。味わい:ふわりとした柔らかい口あたり。 ドライで、ライト寄りのミディアムボディ。 フレッシュなグレープフルーツなどの凝縮した柑橘系の果実味。 イキイキとした突き抜けるような豊富な酸を感じるが、刺すような鋭いものではなく、レモンスカッシュを飲んだ後のような爽快感。 飲み込んだあと、唇を舐めるとソルティ・ドックを飲んだ後のようなミネラルの塩味を感じる。 抜栓1時間で、さらに果実味はふっくらと丸みを帯び、酸が全くダレないので、とてもいいバランス。 厚みもそこそこあり、温度が上がっても酸はキレイなままなので、飲み飽きしない。今回合わせたのは、少し酢を多めにしたゆずポン酢でいただく 「鶏ごぼうシュウマイ」。 シュウマイの旨味とゆずポン酢の酸味がワインと引きあって、 ピッタリ! また、シュウマイを蒸す時に下に敷いた薄切り大根! コレをポン酢につけたものとワインを一緒に味わうと、大根の甘味とワインの甘さがちょうど同じ質量で、この上なく合います! ただ、鯖の塩焼きは魚の生臭さを助長してバツ。 冬にタラチリと合わせて飲んだ時もよかったけれど、 改めて、夏にもピッタリのワインだとしみじみ。 まぶしい太陽の下で飲みたくなるワインですよ。 ※1ビオ~EUでは法律で「オーガニック認証」を受けたものがビオ。ただ、日本では化学肥料や農薬などを極力使わない農法で作られたものを指します。 ビオディナミ(有機農法+天文暦に従い種まき・植え付けなどを行う農法)ビオロジック(無農薬・有機栽培)などあり。 また厳密には違いますが、リュット・レゾネ(減農薬)もこの仲間として語られることあり。※2ディオニーの営業さんがイケメン~確かにディオニーの営業・Nさんはエキゾチックなイケメン。 百貨店などの試飲会では女性が群がります(笑) ※3 IGP~フランスの以前の分類、地酒クラスの「Vin de pays (ヴァン・ド・ペイ)」のこと。 2009年からEUワイン共通市場制度(OCM)が施行されたため、Vin de paysは消滅。 代わりにIGPと表示され、2009年ヴィンテージから適用中。 略さないで書くと「Indication Geographique Protegee(地理的表示保護)」。 この辺の詳しいことに興味のある方は、以前の私のブログをご参考ください。ちなみに「コート・ド・ガスコーニュ」はフランス南西部のオート・ガロンヌ県からジェール県の地域。 海洋性気候の影響を受けた、主にあたたかな雰囲気のワインが生産されます。参加してます「ポチしてやってもいいぞ」という方お願いします  

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