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2011.11.28
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カテゴリ:東日本大震災
なぜに久々の遠出をしてきたかというと,会社の同期会があったからのでした。
東北六県の新入社員が,仙台の社員寮で1ヶ月の研修を受けたのですが,
それ以来,はや25年の付き合いとなりました。

ホボ毎年やっていた同期会が,なんとなく自然と中断・・・
今年は震災のこともあってか,「いま会わないと,いつ会える?」
という気持ちに,みんながなったんでしょうか。
でも・・・14年ぶりて,あなた(爆)

20111126田沢湖

ひとり旅にしたくて,こまちに乗って行きました。
秋田市には雪が無かったのに,角館を過ぎ田沢湖では普通に積雪雪

20111126仙台

仙台では,別世界のような青空晴れ
この好天も手伝い,泊まりがけでノドの乾くまでビールワイングラス旧交を温めた私たちでした。
アラフォーから一部の人はアラフィフとなり,相当にエラ~イ肩書きの人も。
だけど,この夜だけは気持ち20年前で。

大好物。

社員寮では,福島の子と同室。
その子も同期会に来てくれました。

「福島のモノだと,気を使わせると思って・・・」と,手土産は東京の珍しいお菓子。
「あっ,コレ美味しいよね~♪久しぶり~♪」と皆で喜びながら,
ココロに,なにか小さなトゲが刺さったような気持ちになりました。

会場に来る前,私は大好きな福島のお菓子を,福島駅で買ってきました。
「ままどおる」と「エキソンパイ」。

このお菓子は,秋田市でも買えるお店がありまして,
手土産のほかに,自宅用でもよく使っていました。

ところが,震災のあと,取り扱いは一旦休止・・・
お店での他の取り扱い品「仙台笹かま」や「東京どらやき」などは復活したのに,
このメーカーのお菓子の復活はありませんでした。

福島のその子に,自宅のお土産に「ままどおる」を買ってきた話をしたら,
嬉しそうに笑ってくれた後,話した言葉。

「みんな,普通に普通に,って思って暮らしてるの。
今までどおりに,普通の日常生活を送ってるんだって,
そう『意識』しながら,暮らしてるんだ・・・」



美しい吾妻連邦の山々から,冷たくて気持ちいい風が吹き抜けていく,
私の住む街よりもずっと大きくて,人がたくさん住む街の片隅を歩きながら,
あふれてくる涙がどうしても止まらなかった私。


駅に近いビルの上から,通り過ぎる新幹線を喜んでみていた親子連れ。

小学校のグラウンドで鬼ごっこしていた子どもたち。

制服のまま,外のベンチでぴったり寄り添っていた高校生カップル。


切に望むのは「普通の日常」なのだと。





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最終更新日  2011.11.28 17:15:31
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