カテゴリ:故 郷
夕ご飯の下ごしらえをしながら
音楽を流していましたが。。。 その曲を聞くと思い出す人、風景、その時の感情。。 幸せ、喜び、淋しさ、悲しさ、切なさ。。。。 半世紀も生きていると一通りの感情、場面を経験しました。 幸せに胸を膨らませて、希望に満ちた日々に聞いた曲。 それは今聞いても胸が高鳴り、ワクワク感が甦ります。 沢山の出会いもありましたが、同時に別れも。。 その時に聞いた曲は、思い出と共にいろんな場面を思い出し。。 苦しかった頃に聞いてたものは、ほろ苦さを。。 家と実家を行き来する頃には今までにない感情に包まれたことも。 里帰りといっても、街の様子や人は見事に変化していました。 昔あった店。。ない。。。 あの懐かしいおじさん、おばさんは? 遠くの子供さんのところへ身を寄せていたり、 両親と同じように亡くなったり。。 鹿児島の人は相変わらず温かいのですが。。 心の中に残っているほのぼのとした風景なんて すっかりなくなって、どこもかしこも都会の一部を 切り取ったような景色に様変わり。 それはそれで、現在の鹿児島の普通の風景なのですが。。。 私にとっては、それは別の世界。。。 行き来している頃は、常に切なさと隣り合わせの状態。。 ある時、タクシーに乗っていたら目の前にドーンと桜島が! どんなに街や人が変化しても、 「私はここにいるよ!」と言ってくれているような。。 そんな温かさを感じた桜島の姿に、思わず涙がこぼれていました。 それで直ぐに母校に向かってもらったら。。 そこも変わらないマリア様の像が両手を広げてて 学園からまっすぐに見える桜島も錦江湾も昔のままで。。。 そこでひとしきり泣かせてもらいました。 そっかぁ。。。 自然は変わらずにそこにある。 こんなに豊かな自然に育まれているんだ。。今も。。と。。 その時に聞いた曲は、未だに涙がこぼれます。 それが篤姫(吉俣さんと鹿児島のオーケストラ) アラフィフ世代なら、必ずや体験しているであろうこういう思い。。 そして忘れられない故郷の景色、自然。。。 だからNHKのこころ旅という番組にあんなにも惹かれるのかぁ。。 また、鹿児島の友人達が素晴らしくて 懐かしいでしょうと、霧島や指宿や 昔、あれがあった場所やこんな素敵な場所もあるんだよと あちこち連れて行って、泣き笑いしながら自然と戯れて。。 音楽を流しながら、あんなことや、こんなこともあったなぁ。。。 一人で思い出しながら料理を作るのであります。。 だからこそ音楽は人の心に深く残るんだ。。。なぁんてね 日々感じつつ、今は会えない人とも心でゆっくり会話し、 ひとときを過ごすアラフィフであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.09.13 02:41:07
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