たかのっちの部屋

組織変更の関係でまた引越しすることになった。

私たちの部署は人数が多すぎて、私の担当は半年前に4階を追い出されたのである。

しかし9月1日からまたもどれという。
舌を噛みそうな長い部署名と担当名とともに。

経費削減をうたっているわりに、半年に一回くらい名刺がかわり、人事異動をしているのはいかがなものか？？

前にも言ったが、4階は朝礼のスピーチがある。
人前で話しをするのは好きな私だが、なぜだかこのスピーチは緊張してしまうのだ。

部長も変わることだし、なんとかこのスピーチをなかったことに・・・といろいろ計画をたてていざ4階へ。

「あ～スピーチ？とっくになくなってますよ」
え～！私を5年間も悩ませてきたスピーチが、私がいない半年の間になくなっていたなんて・・・

うれしいような淋しいような気持ちで引越ししたのだった。

さて4階にはいろいろな人がいる。
その中の一人、自分だけ「ヅラ」だとばれていないと思っている人がいる。
私は入社当時から、先輩方に聞かされてきた話だが、夏にはむれて暑いらしく、皮膚とヅラの間に定規を入れてかいているのだ。
まぁそれでばれてないと思うほうが難しい。

時には花形満のように前かぶりに、時にはヅラの意味がないほど後ろにかぶり、また時にはどうしたんだそのパーマ？というように毎日髪形が変わっているという人だ。

9月公開の映画でモト冬樹主演の「ヅラ刑事」というのがあるらしい。

なによりびっくりしたのは、チケット売場でヅラをすべてはずした人はチケット代が無料となる「ヅラ無料制度」があるらしい。

そんな勇気のある人、いるのかな～と思わず考えてしまった私だった。

（ちなみにヅラの人を中傷した文章ではありません）