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カテゴリ:新たな旅立ち~里親さんの元へ~
この子の名前は「がっちゃん」と言います。 がっちゃんは、5月の下旬私の所へやって来て、7月の上旬に無事里親さんのもとへ 旅立ちました。 その里親さん(S様)ですが実は、翔くんの里親になるはずだった方なんです。 がっちゃんが私の所へ来たのは、たまたま翔くんの面会の日で募集用の撮影をするためでした。 もちろん面会にお越しいただいた方々は、翔くんを見に来ていたのですが せっかくなので、がっちゃんやこの時保護していた他の猫たちも皆さんに見ていただきました。 そんな事もあり、この日は面会と言うより里親会状態となってしまったのですが 無事面会も終わり、後日私は面会にお越しいただいた方の中から里親さんを選びました。 それがS様ご夫婦です。 私がS様を選んだ一番の理由はS様ご夫婦のお人柄でした。 S様に里親が決定したことを知らせると、大変喜んで下さいました。 しかしS様は「面会した子(翔くん)はお問い合わせも多かったようだし、もし里親さんに なりたい方が他にいるならば、その方にお譲りします。」とおっしゃいました。 そして更に「この間いた子(がっちゃん)を迎え入れようかと考えている」とも 言って下さったのです! S様は面会の日、生まれたばかりの小さな子猫(がっちゃん)を気に掛けていてくれたのです。 翔くんの里親になってくれる人は他にもいる、ならばまだ里親の決まっていない別の子を 迎え入れよう、とがっちゃんを選んでくれたのです。 それはS様ご夫婦の「不遇な猫を1匹でも多く救いたい」というお気持ちがあったからだと 思います。 S様ご夫婦は本当にお優しい方です。猫達が幸せになることを一番に考えてくれる方でした。 今回のことで私は、S様はやっぱり素晴らしいお方だったと改めて実感しました。 S様のお宅には、この頃ミーちゃんと言う生後2ヶ月くらいの三毛の女の子がいました。 やはりミーちゃんも里親募集で来た子なのですが、とても甘えん坊で寂しがり屋さん。 そんなミーちゃんが寂しい思いをせず楽しく暮らせるようにと2匹目を探していたそうです。 「アタチこれからどうなるの?」といった感じの哀愁たっぷりなミーちゃん。 譲渡の日、S様のお宅に到着しキャリーから出たがっちゃんは、一瞬躊躇したものの 直ぐに探検し始めました。。。。と思いきや、ミーちゃんを発見したがっちゃんは 「追いかけごっこ」を開始。 と言っても、必死で逃げるミーちゃんをひたすら追い掛け回すがっちゃんですが。。。 でも、いきなり追いかけごっこにはビックリです。 私はしつこく追い掛け回すがっちゃんを、顔を引きつらせヒヤヒヤしながら見ていたのですが S様ご夫婦はニコニコしながら「これなら大丈夫!大丈夫!」と言って下さいました。 しばらくすると走り疲れたのか、がっちゃんは突然追いかけるのを止めて 思い出したようにまた探検し始めました。 そして面白いことに、あれだけ必死になって逃げていたミーちゃんが、 「どこ行っちゃったの?」って感じでがっちゃんを探し出したのです。 それを見て私もこれなら大丈夫だと安心しました。 今では超仲良しな2人です。 ミーちゃんは今でもがっちゃんがいなくなると探すのだそうです。かわいいです。 やっぱり寂しがり屋さんなのかな?それとも心配性な弟思いのお姉さんなのかな? そんなミーお姉の心配をよそにがっちゃんは、こんなことをしちゃってます。 ↓↓ ↓↓ S様から送っていただいた写真ですが、私が大好きな写真の1枚です。何度見ても面白いです。 がっちゃんはトイレの流れていく水がどうしても気になるらしく 毎回流す度に流れる水を覗き込んでいたらしい。。。。 そんながっちゃんを見ていたミーちゃんも、何故か同じように覗き込むようになったそうです。 不思議です。2人は流れていく水を見て何を想っているのでしょう? 猫語がしゃべれるなら是非お二人に聞いてみたい。 譲渡の際、S様に沢山のご寄付をいただきました。本当にありがとうございました。 保護した猫たちのために大切に大切に使わせていただいております。 S様、これからもがっちゃんをよろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 26, 2009 07:55:40 PM
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