前世の自分

「前世、って信じますか？」 魂は新しい人間に生まれ変わった瞬間に過去世の記憶を忘れてしまうのだそうだが、過去に習慣としてやっていた事などが結構そのまま残っていたり、今世で大きな関わりがある場所は過去世でも同じように関わりがあった場所だったりするのだそうだ。 例えば、 私の友達はアフリカ人だったと思う。 彼女は日本人だが、アフリカが大好きで、ファッションやアクセサリーもアフリカン、それがまたびっくりするくらいしっくりきて似合っている。 付き合う彼氏も必ずアフリカ人で、またすごく気が合うのだそうだ。 そんな彼女はまさにアフリカンスピリットの持ち主。 私の父は武士だった気がする。 機械はめっぽう苦手でアンモナイトと呼ばれるが、日本史になると人格が変わる。 家族が集まると｢家の家系は代々なぁ・・・」と講義が始まる。 日曜には大河ドラマに涙。 最近はまっているらしい太極拳では、母に「またそんなもん買って！！！」としかられながらも、自分の部屋でこっそりお気に入りの刀を振り回しているのを時々見ちゃったのだが、その姿はまるで武士。 私は・・・ なに人だったかは分からないけど、何となく奈良にご縁がある。 神戸っ子だというのに奈良なのだ。 小さい頃から｢好きな場所は？」と聞かれては、｢寺」と私。 幼稚園まで家の都合で奈良で過ごした。 そして奈良から神戸に引っ越す時は「いやだ、いやだ」と泣いて｢必ず奈良に戻ってくるもん！」と幼心に誓っていたのを覚えている。 そして、そこから20年経って、新しい就職先で配属されたのがなぜか奈良。 そこでは、私の人生を大きく変えるきっかけとなった方達との忘れられない出会いがあった。 そんな自分の傾向が分かったからどう、って訳ではないが、なんとなく自分のルーツが分かるとちょっと楽しい。