★ﾛﾏﾝﾁｯｸﾉｲﾛｰｾﾞ弐

「揺り籠｡」
甘い香り　その手に触れていれば安心していられた
眠りにつくまで頭をなでてくれる、その手に
ゆりかごのようにゆられる・・・

目にうつるものすべてｷﾗｷﾗ

大きな手は守る　ちいさな手を

のぞきこむあなたの目に・・・・
いつまでも、いつまでも
ゆりかごのようにゆられていられなかった

すれ違い　なにかを違え　そのすべてを拒絶した
なにもかもわかりきった顔で・・・

断片的な記憶　真冬の朝

ゆりかごはとまった・・・

いつまでもゆられていたかった　いつまでもゆられていたかった

　　　　有難う･･･｡ｵﾄｳｻﾝ･･･｡

情けないﾎﾄﾞ1人ﾎﾞｯﾁ｡

狭いﾍﾔゎｷﾐが居ないと砂漠｡

ﾍﾔの中ｺﾞﾛｺﾞﾛ転がってみる･･｡

障害物の無い床

ｷﾐがいなきゃﾂﾏﾗﾅｲ｡

情けないﾎﾄﾞ1人ﾎﾞｯﾁ｡

今日届いた手紙ゎ悲しい手紙

ｷﾐが居たらﾖｼﾖｼってｷﾞｭｰって

悲しくﾅｲのにな･･･｡

ｷﾐが居なきゃﾂﾏﾗﾅｲ｡

情けないﾎﾄﾞ1人ﾎﾞｯﾁ｡

昨日拗ねてた理由解った?

ｸﾀﾞﾗﾅｲ理由だけどﾈ｡

ﾔｷﾓﾁ1ｺ･･･｡

ｷﾐには言わない絶対言わない

ｺﾞﾛｺﾞﾛ転がるﾜﾀｼゎ子猫

｢空虚｣
時々､不安･･･｡

或る日突然無くしてしまう気がして･･･

胸ｶﾞ酷く痛む日･･･｡

失うｺﾄに慣れた筈の右手

箱の真ん中に大きな空洞｡

1ﾂになれたら･･･

1ﾂになれたら･･･

｢ﾀﾞｲﾀ｣

抱え込みうずくまる･･｡

寄り掛かる物の大きさに重さに･･･

大切なﾓﾉ抱える強さ

まだ幼な過ぎる自分･･･｡

守られるｺﾄに慣れないｶﾗﾀﾞ

ﾋﾄの裏を考えるから･･･｡

ふとした仕草にありもしないｺﾄ思う･･･｡

人目に晒されるｺﾄの無ｶｯﾀ､ｶﾗﾀﾞが光浴びる

抱え込み･･･抱く｡

ｷﾐを･･･ﾜﾀｼを･･･｡

聞こえない声さえ聞こえる･･･｡