カテゴリ:オーネット
昨日は楽天にて、新年のゲスト講演会。
ある金融機関のチーフアナリストの方のお話でした。 その中で、「これまでの経済成長は、未開拓市場への拡大と交易条件によって支えられていた」という話あり。 で、思った。JALの今の苦難、特にビジネス顧客の減少と単価下落は、必然なのではなかろうか。 よく、「テレビ会議の普及」が航空会社のビジネス需要を食っていると言う。 まあ、一部はそれもあるでしょう。 でも、もっと大きいと思うのが地域間の情報格差がなくなってること。 ●かつて、長距離の移動はビジネスチャンスの宝庫だった -遠くに行けば行くほど、知識ギャップや情報ギャップがある -ギャップがあるところには、大儲けできるチャンスがある ●なので、長距離移動は高い航空料金を払ってでもわざわざ行く価値があった ●ひるがえって今。ネットのおかげで情報ギャップはないに等しい。消費者も企業もどんどん賢くなり、遠くに行っても情報量には差がなくなる ●なので、高い航空料金は、ビジネス上は許容できなくなる。利用客が払う航空料金は、ビジネス上の料金体系ではなくレジャー水準に収斂する ●したがって、コスト構造もレジャー水準に見合ったものにしないと収益化できない …というかんじでしょうか。 米系エアラインが何度も倒産するのもむべなるかな。 まあ、情報格差だけで儲かるという楽な時代は終わったわけですね。 例によって当業界への示唆を考えてみます。 結婚情報サービス業界も情報格差がなくなってビジネスのやり方が変わる。 いいかげんな商い(「高給取りのいいオトコいますよ」「きれいなコばっかりですよ」と釣り、後のケアはろくにしない)をしていると、あっというまにネットで口コミが広まる。 まっとうに、地道に、正しいことをやるしかないのです。 ということで、オーネットはウソ偽りなく、「成婚数を増やすこと」を最優先に目指してます。 「会員数の増加」とかは成婚数を実現するためのサブ目標、という考え方でやってます。 詳細はぜひHPでごらんください。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2010年05月29日 20時16分05秒
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