2011/02/03(木)09:45
頻出話題。「周りの独身女性に、紹介できる人がいない」。
昨夜は、昔の同期数名(既婚男性)と。
1人は、大手金融系のシンクタンク勤め。
彼いわく、
「オレの周りって、男性はみんな結婚してるけど、30代後半から40歳前後の女性で独身がすごく多い」
「みんな、別になにか問題あるわけでもなく、むしろ『若いころモテたんだろうなー』という女性ばっかり」
「いつも『誰か紹介してください』と言われるけど、紹介できる人がいないから困るんだよな」
「でもさ、独身男女って、同じ数だけいるんだよね?(おお、シンクタンク勤めの人でもそういう疑問を持つのか)」
「どうしてあげればいいんだろ?オーネット勧めればいいの?」
まさに、頻出の話題。
過去、何度となくこのブログでも取り上げてきたテーマである。
(ある外資のサポートファンクションの女性のお話)
(なぜあんなにキレイな人が独身・・のパラドックス)
(大手保険会社の秘書室。「良妻賢母」候補なのになぜ独身?)
先日ご紹介した、結婚は「必需品」から「嗜好品」になってしまった、という山田昌弘教授の言葉。とくに、こうした相対的に処遇のよい職場の女性にとって結婚とは、なくては生きていけない「必需品」ではない。
嗜好品として「ピンとこない」限り、あわてて購入に至らなかっただけといえる。
あらためて思ったのは、この現象は局所的な動きではなく、世の中いたるところで発生しているであろうこと。さらに、その予備軍女性は増え続けていること。
また、たまたま私や私が接する友人たちという狭い世間では女性の方が目立つが、別の場所では男性について同じ現象が起きているに違いないこと。だって統計上は、男性の独身者のほうがむしろ多いのだから。
「電車に乗っても、指輪をしてない男性は少ない」って?
独身男性のかなりの部分は、電車にもあまり乗らない雇用形態の人が多いのかもしれませんよ。
社会の構造的なミスマッチ。根っこの構造を変えることは、かなーり思い切ったアメとムチ政策がないと厳しそう。
でも、個人の気の持ちようで解消可能なミスマッチは、解決のお手伝いをしていきたい。
冒頭の友人には、「気持ちや考え方をこれまでと切り替えられる方なら、ぜひ。」と申し上げました。
ではまた。