婚活ブログ　ニッポンの婚活ビジネス（元）最前線

[「結婚」心得] カテゴリの記事

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• 結婚式は、男性にとってはロジスティクス。

  昨晩、ご一緒した女性たちのうちの一人が、結婚が決まったとのご報告。ついでにおめでたも（いわゆる、おめでた婚ってやつ）。で、お相手の男性と結婚式について議論になったそうだ。男性はコンサル上がりで、たぶん理屈には（あ、聞こえがいいからロジックと言っておこう）強い。「僕には、結婚式をあげるメリットがまったくわからない。人に知らせるためなら他の手段があるし、自己満足のために多大な出費をする必然性はない」。そりゃそうだ。当たり前です、結婚式は男性（新郎）のためのものではなく、女性（新婦）の晴れ舞台なのだから。自分目線で合理的に理解しようという姿勢そのものが大きな間違い。思い返すこと18年前、私にとって結婚式は「ロジスティクス」であり、「プロジェクトマネジメント」の対象。日程を決め、予算を手当てし、場所を決め、段取りを組み、線表を引いて、期日通りに執行していく。関係者の了解を取りながら。（ちょっとマネージに失敗したけどw）当日の新郎なんて、どーでもいい存在である。私は髪の毛の寝癖すら、ケアしてもらえなかった。今のテレビ出演の方が、髪もとかしてくれるし、ファンデーションしてくれてはるかに手厚い。まあ、男性は、「仕事の腕の見せ所だ」くらいに構えて、しっかりいいとこ見せましょー。ではまた。

  2012年01月08日

• 結婚する気・・あるの？？出生動向基本調査より（１）

  今朝、日経など新聞に、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」の最新版の結果が出ている。いくつかおもしろい論点があるので、何回かに分けて取り上げてみる。そのうちの一つ。・「交際している異性はいない」の比率が過去最高とのこと。男性で61.4％、女性で49.5％。これが、新聞で見出しとして取り上げられている。でも、よくよくグラフを見ると、「友人として交際している異性がいる」が除外されている。それっていわゆる「交際」とは言わないんじゃね？、普通。ということで、これを「交際相手がいない」に加算すると、すごいことになる。男性では70.8％！女性でも61.4％が、「彼氏・彼女がいない」。これは、さすがにインパクトの大きい数字である。で、問題はこの先である。「交際をしている異性はいない」と答えた人で、「特に異性との交際を望んでいない」という人は男女とも45％もいる。まあ、それならそれでかまわない。そういう割切りもあるかもね、個人の考えだもんね。そりゃー尊重しますよ、私は。しかし。未婚者全体で「いずれ結婚するつもり」と答える人は男性で86.3％、女性89.4％。9割は結婚したい意向はあるのである。「今は彼氏彼女がいないし、無理に探す気もない。でもいつかは結婚したい」。「まあ、どうにかなるでしょ」「そのうち、落ち着いたら」。いや、なりませんから。ダメだってば、思考停止しちゃ。ではまた。

  2011年11月26日

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  GNH（国民総幸福量）を増やすには?

  ブータンという国は、GNH（国民総幸福量。Gross National Happiness)という指標があって、その最大化を目指すというのが国のビジョンであることが知られている。このGNHについての記事が今週の日経ビジネスに出てる。「なぜブータンの人は幸福さを感じやすいのか。『幸せ力』があるのか」をマッキンゼー出身の御手洗瑞子さん（ブータン政府の首相フェローだった方）が分析。ついつい、「幸せに対する期待値が低いんじゃないの？」なんて、ひねくれ者の私なんかは思ってしまうわけだが、さにあらず。御手洗さんいわく、「幸せの範囲を広く取っている」のだそうだ。つまり、現世・自分という枠を、来世・家族や友人という枠に、二軸で広げているから、幸せを感じ取る範囲がはるかに広いのである。こんなかんじ（出所：日経ビジネス2011.9.5）記事の中にある、こんなやり取りが印象的。「日本では絵馬に祈願を書く。志望大学に合格とか、彼女ができますようにとか」（ブータンの人）「そんな現世の個人的なことを祈ると、かなわなかったとき、苦しいだろうね・・」まあ、もちろんマイナス面もある。ブータンの人たちは、来世を信じるがゆえに死にそうな患者を助けることを簡単にあきらめたり、大失敗をしてもケロッとして反省しなかったり。でも、参考になるところは多いと思うのでした。ではまた。

  2011年09月06日

• 「自分を磨き上げた」女性が選ぶ結婚相談所で起こること（一般論）

  自分を磨き上げている女性は、もしも結婚相談所に登録するときにも、「みんなと同じ」はありえない。「私はそのへんの女性とは違うのよ」ということで、男性を超ハイスペックに限っていることをうたい文句にする先を選びがち。「年収10百万円以上の男性に限定して・・」「ステキな外国人男性が・・」「独身の医者・歯医者の男性が・・」といったところ。個別にどうこうではなく、あくまで一般論として考えて見ましょう。実際に登録しているピカピカの複数男性から聞いた経験談も踏まえて。そもそも、上記のうたい文句のような独身男性は、極めて、極めて希少。そもそも絶対数がいないうえ、「通常は」、無理に登録しなくても早々に結婚してしまっている。そうすると、どんなことが起きるか。・こうした希少な男性は、「あなたのような男性には是非入ってもらいたい」と猛烈に勧誘される。限りなく無料になったり、付加サービスがいっぱいおまけでついてくる。したがって、あんまり結婚する気が薄くても、「まあ、そこまで言うなら・・ま、かわいい子でもいればラッキーだし」という男性の比率が増えがち。・一方で、女性はけっこう高額な金額を要求される。そりゃそうだ、サービス提供者もビジネス。希少な男性を安価に集めないといけないので、女性からはたくさん対価をいただかないと成り立たない。広告も出せなくなる。・この結果、男性会員と女性会員の激しい温度差が発生する。「いい子いるかな」くらいの低体温な男性に対して、「私はオトコを見る目には自信があるの。しっかり選ぶわよ！」と気合の入った女性たち。・また、サービス提供者にとって、男性資源は貴重なので、すぐにやめられると困る。なので、「会えない！」という女性の不満をマネージするべく、「できるだけたくさんいろいろな女性とあって、じっくりお選びになっては・・」ということになりがち。男性側の結婚体温はさらに下がる。まあ、あくまで、構造的にこうなりやすいはず、ということです。しっかり状況を見聞きされたうえでのご判断をお勧めします。ではまた。

  2011年07月13日

• 「幸せになろうよ」解説。独身証明書って？

  フジテレビ月９の「幸せになろうよ」。今夜は二回目。藤木直人演じるイケメン弁護士が、結婚相談所に入会するときに提出しているのが「独身証明書」。民法の732条では、「重婚」が禁止されている。なので、結婚するためには独身でないといけないわけで、それを証明してくれるのが、この独身証明書（婚姻要件具備証明書が正式名称）。オーネットなどでは入会のときの必須書類である。かつては、独身かどうかを確認するときには戸籍抄本に頼らないといけなかった。しかし、これは何かとハードルが高すぎるので、10年ほど前からこの独身証明書なる制度ができた（一説には、結婚情報サービス業界の陳情によるとか）。この制度を利用すると、本籍のある市区町村で出してもらえます。遠隔地であっても郵便でOK。という豆知識でした。ご参考まで。ではまた。

  2011年04月25日

• 芸能人夫婦に離婚が多い理由

  お、0時を回ったけどまだ今日の（昨日の）日記として受け付けてくれるようだ。今日は、文藝春秋の、私の新刊本の編集をご担当いただいている井上さんと、CREAの編集の方とお会いして、4-5年前のCREAの結婚特集記事の号を見せていただいた。あるページに、たくさんの芸能人カップルが載っている。みんなが言ったのが、「主だった新婚カップル、たった4-5年なのに、ほとんど離婚してる。。」たしかに、芸能人カップルの離婚率はすごく高い。一緒にいたオーネット広報の加藤いわく、「だって、自分が大事！で生きている人たち同士だから、家庭でも譲らないんですよ」。一堂、「なるほどー！」。たしかに、芸能人で、特に俳優やアイドルタレント、お笑いでサバイブするためには「自分が目立つこと」が何よりも大事。それこそが最も要求される能力のはず。その能力を研ぎ澄ませれば、家庭で衝突もするだろう。一方で、ミュージシャンなどアーチスト系とか、スポーツ選手同士だと長続きしている夫婦が多い。加藤いわく、「お互いに何かしらのリスペクトがあるんですよね」。これまたなるほど。加藤さん、冴えてる。タレント系の芸能人は、一般人と結婚するに限りますねー。ではまた。

  2011年04月15日

• 元旦の風景。「シアワセな結婚」キャッチコピー増加中。

  東京は、穏やかな元旦。東京の正月のいいところは、晴天率が高いこと。日常のふとしたことに、「シアワセ」を見出す。ある意味、その感性を持てるようになること自体が、結婚の意味なのかも、と思った。先日ご紹介した「モチヨリ」で募集している「シアワセな結婚」のキャッチコピーがどんどん増えている。ちょっと類型化できてきたので、今日は「日常の中に見出すシアワセ」を手間にいくつか拾ってみる。-----------------------------●「トントントンと妻の軽快な包丁の音で目が覚めるシアワセな結婚生活」●「家族3人、川の字で寝る。それがシアワセな結婚！」●「シアワセな結婚とは、何も言わなくてもただ一緒にいるだけで安らぎと幸せを感じること」●「『ただいま』の声を毎日ひとりじめできること。それがシアワセな結婚。帰宅の足音を聞くだけでそわそわしちゃうなんて結婚前は思いも寄らなかったこと。」●「Twitterよりも、つぶやいた後に拾っててくれる相手がいること、シアワセな結婚。」●「シアワセな結婚とは、ただいまとおかえりが言える人がいること。」-----------------------------1人で経験しても無味乾燥だったりそのまま流れてしまうことが、意味を持ちはじめてるのがうかがえる。独身の方にこの良さが伝わってほしいのはもちろん。さらに願わくば、このキャッチコピーを考えてくれている既婚者の皆さんも、「なんでもない日常」をあらためてポジティブに評価するきっかけにもなってくれるといいなあと思う。ちなみに私はこのビジネスに関わるようになって、考え方、感じ方がそう変わってきてるのを自覚するから。昨夜、家内、息子と三人で紅白見ながら突っ込みを入れてるとき。今朝、まだ暗いうちに初日の出を見に早足で急ぐとき。松任谷由美の「Happy new year」の「今年も最初に会う人が、あなたであるように。早く、早く」という歌詞を思い出して、「そんなことを考える必要もないんだ」と思ったり。みなさま、いい一年になりますように。ではまた。

  2011年01月01日

• 泥棒に入られても、女性は晩ご飯を考えられる。日経の春秋より

  今朝の日経の春秋。男女の違いのエピソード紹介。・家に帰ると泥棒に入られてめちゃくちゃ・男性は、警察に届けを出そう、被害品リストを作ろうと言い出す・「今日の晩ご飯をどうしようか、と考えられるのが女性」と、作家の小川洋子さんが言ったというエピソード。なるほど。わかる気がする。これはこれで、プロセス思考・地図思考・全体観の男性と、ミクロ・ディテール・現場感の女性との、いい役割分担と思う。日経の春秋ではこの話を、先週ニュースで出てた、「1人暮らしで働く30歳未満の手取り収入で、初めて女性が男性を上回った」の解釈につなげていく。製造業からサービス業への産業構造の転換とか、「独自のものの見方をすることへの女性自らの自信だろうか」といった理由をつけている。私なりの解釈。オトコは、大所高所で、夢見がち。夢想家。自分がこのままで終わるわけがないと思っているところがある。"Boys, be ambitious"は、オトコ向けのメッセージ。一方で、そんな夢を持てるような仕事や機会が、特に若年層においては激減している。当面は夢がかなえられそうにないので、「一時的」に、収入の低めの、そのかわり可動性の高い職を選んでおく。女性は、たぶんもっと地に足がついている。パっと見では地味だったり労働集約だったりして、大化けしそうにはないけれども、今日の糧を得るために、職に就く。結果、ラッキー含めて一定の割合で地位や収入が上がる人が出てきて、平均としては男性を上回る伸びになったりするのでは？いずれも、何の数字の裏づけもないドタ勘の仮説です。身の周りのミクロな事例に引きずられてるかも。どなたか参考になるファクトがあれば、コメント願います。ではまた。

  2010年10月20日

• 不妊。年齢と費用負担、母体への負荷を勉強中。

  三連休は実家に帰っている。今回は、ついでに目的意識がある。義理の妹は産婦人科医。弟（泌尿器科医）と一緒にクリニックを開業している。で、興味があるのは、女性の妊娠確率の、年齢による下落度合いと、それにかかる費用負担イメージを明らかにすること。さっき、産婦人科医が読む本をもとにレクチャーをいただいた。・・・これは、たいへんだ。想像以上の内容であった。たとえば。・卵子の製造能力は、一定年齢から一気に下がる・人為的に卵子を作ると副作用。しかも妊娠するとさらにリスクが大きくなるパラドクス・高齢妊娠は染色体異常も多くなる。ダウン症の実際・不妊治療にかかる費用は、数十万円～数百万円単位まちがいなく、人生を生きるうえで、いろんな判断を下していくうえで知っておいた方がいい知識。知識と現実のギャップがあまりにも大きい。でも、であるがゆえに現実に悩んでいる方が水面下でたくさんいて、深刻さの度合いも深いことから、多数向けのプレゼンには適しなさそう。個別の「知っておきたい」リクエストしだいでしょうか。ちなみに、オトコ側も年齢要因による精子の弱体化はかなりあることも理解。のんびり構えている男性への教育は必要そうです。ではまた。

  2010年10月09日

• 「直感」と、それを受け入れる度量。ある結婚式にて。

  昨日お呼ばれした結婚式は、すばらしかった。なので、記憶が鮮明なうちに書いておきます。会費制で300人くらいはいたと思う。トラディショナルな「会社の同僚」みたいなのはほぼ皆無。新婦はわが高松高校のずーっと後輩。8つ下かな。すごくパワフルで、いろんなことの発起人＋中心メンバーで、いろんな人のご挨拶で「奇跡の存在」「嵐を起こす」「人を巻き込むのが得意」と評される女性。（以前こちらで書いた、四国四県を盛上げるプロジェクトHome Island Projectの仕掛け人でもある）で、そんなパワフルで魅力的な彼女のお相手は、8歳年下の、まだ大学の研究室にいる方。社会に出てないので、まだまだ世間知らずかもしれないが、筑駒→東大→いま研究室で、ずっと剣道部で剣道は4段。性格は「質実剛健」「笑うサムライ」「冷静に熱い」と評されている。なんか、いかにも底知れない「原石」感を感じる。で、私は商売柄、出会いのきっかけや進展が気になるわけだが、二人はトライアスロン仲間として知り合った。新郎は、「ああ、この人と結婚するかも」と思ったそうだ。まず、これはすごい。男性は、こういう形で初対面で結婚を意識する男性は稀。しかも当時彼は20代前半で相手はアラサー。そのmatureさぶり、目の確かさにまず感心。新婦も、すごい。かつては米系外資証券に籍を置いて、今は東大の学内ベンチャーで働いてるが、8つ下の「男の子」の求愛を普通に恋愛対象として受け入れる度量の広さ。彼女は郷土愛の強さから、地元四国のお相手を探してたりしたのだが、そんな条件面は吹っ飛んだんでしょうね。「条件」よりも直感。このカップルからの学びは、直感はあくまで自分の軸をしっかり持っていることに基づいてる。かつ自分ひとりでどんな環境でも何とでもなるという自信と覚悟の裏打ちがあるから、直感を素直に現実のものとして受容できる度量も兼ね備えている。ダンナが今は無給でも、なんとでもなる。むしろ新婚の節約暮らしを一緒に楽しめる。・・そう考えると、凡人が真似すると大変かもね。でも、「直感」を磨いていくことは経験からできるはず。たくさん出会って、たくさん経験値を積んでみましょう。ではまた。（追伸）その結婚式では、新婦のSFC同級生で、当時一緒に歌っていたという一青窈さんやゴスペラーズの北山さんが登壇。生の「ハナミズキ」withゴスペラーズメンバーを、数メートルの距離で見ることができてしまった。「贅沢だ！」体験でありました。ひょっとすると新婦は、彼らが無名の時代も間近で一緒に過ごしてよーく見てるから、ますますヒトを見る目が研ぎ澄まされてるのかもね。

  2010年09月19日

• 「恋愛」と「結婚」は違うのか？

  「恋愛」と「結婚」の違いは、けっこうよく聞かれる質問。ガールズトークで盛り上がる話題の一つでもあろう。これって、どうなんでしょうね。私の理解では、「恋愛」と「結婚」は重なり合うものの、同じではない。ただ恋愛の中に結婚は普通は包含されると思うし、そうあるべきだと思う。勝間和代さんが近著「不幸になる生き方」の中で、「10-10-10」という本での考え方を紹介していた。10-10-10のフレームワークとは、10分後、10ヵ月後、10年後という時間軸で物事を捉えてみよう、というもの。10分で満足感が得られるものは、果たして10ヶ月の間満足感が持続するのかどうか。さらに、そのまま10年たったときに、自分の人生にどんな影響を及ぼしているのか。これをあえて考えてみることで自分を客観視し、メタ認知しようというもの。恋愛は、刹那も含むので、10分後に重きが置かれる。まあ、せいぜい10ヶ月。それより先はあんまり考えない。一方で結婚は、10分や10ヶ月よりも、10年後。なので、いま付きあっている恋愛相手と結婚しようかどうか迷っている場合や、結婚する気があるのに相手が煮え切らない場合、10年後をかなりクリアにイメージできるかどうかというのは判断のしどころなのではなかろうかと思います。ちなみに・・・この「恋愛」と「結婚」の悩みを持つのは、圧倒的に女性が多数。オトコは悩むこともなく刹那に生きているのか、あるいは悩んでてても内にこもって人に相談したり口にしたりしないのか。いろんな考え方、ご意見求む。ではまた。

  2010年08月27日

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  流行り廃りの加速化と、結婚へのスタンスの取り方

  あんなにもてはやされてたiPhone4が、アンテナ問題でコケている。日本ではそんなに問題視されてませんが、USではかなりのインパクトらしい。日本では、内閣支持率がジェットコースター状態で上下。コンビニではお気に入りのドリンクやスナックがあっという間に消え去っていく。この流行り廃りの速さ、「持ち上げ」と「こき下ろし」の手のひら返し。これは、twitter普及でさらに加速してる。さてと。この変化の激しさという文脈で、「結婚」を考える。結婚するかしないかも含めて、いくつかのスタンスがあると思う。１　とにかく自由気ままに浮遊・どうせ何もかも変化するんだから、特定の相手は不要。つきあいすら不要。バーチャルのほうが気楽である。・匿名が大前提の２ちゃんねらーに近いかも２　結婚はしないが、遊び相手や分かりあえる相手は欲しい・自分のことはわかっていて欲しいし、相手のことも知っておきたい。・ただし法的な関係や特定の相手、世間体に縛られることは嫌である。自分も相手も世の中も変化するので、常に選択する自由を手元に残しときたい。・Twitterみたいなかんじ。自分の主張はできるし、フォローする人は自分で選べる。気の向いたときに眺め、つぶやく。自分のことをディスクロする程度も、自由裁量がある３　結婚はするが、たまたまつきあっていた延長線・結婚すること自体はOK。ただ、究極の目的ではないし、消極的な選択（「別れる理由がない」など）である場合も。・人生観や価値観が違うと思ったとき、大きな変化があったときには、離別することには大きな抵抗はない。・世間体もしがらみも気にしない。関係を清算すること、また新しく構築するロジにも、めんどくささは感じない。・だんだんネットメディアには喩えにくくなってくるぞ４　結婚する。結婚・家庭は、精神的なスタビライザー・これだけ移り変わりが激しいからこそ、家庭くらいはしっかり安定したものとして、自分の支えとする。自分の根っこをしっかり張っておく。・もはやネットには喩えられない。ちなみにワタクシはこれだなあ。「自分」というアイデンティティの根幹のような気がする。どれを選ぶのか。「変化に対応するために柔軟に・・」と考え、能動的に１～２（３もかな）を選択しているならべつに好きにすればいいと思う。でも、「いつか落ち着いたらそのうち・・」という感覚で、１～２にいるのなら、それはリスク。今の世の中のトレンドで、「落ち着く」なんてことはこの先もありえない。さらに、１、２に滞留する時間が長いほど、exitしにくくなるんですな、いろんな意味で。今日は、このへんにしときます。ではまた。オーネット

  2010年07月14日

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  一人暮らし女性が、猫を飼うことの功罪

  一人暮らしの女性がペットを飼うようになると、寂しくなくなるので婚期を逃しがち、と、セミナーなど取り上げることがある。「自分でマンションを購入し、猫や熱帯魚を飼うようになるとどんどん結婚から遠ざかる」、と。ある女性から、違う意見を聞いた。「ペットは、初めて会う男性がもし猫好きなら、絶好の共通の話題になる」「相手がペット好き、かつ猫好きということがわかると、それまで100くらいあった相手への警戒心が、10以下にまで下がる」「猫好きは、猫好きならではの性格を持ち合わせている。自分と相性が合う可能性が高い」…なるほど。そりゃそうだ。もちろん、ペット、それも猫、となった時点で、相手男性の対象の範囲はかなり狭まる。でも、いったん自分ならではの軸でセグメンテーションし、フォーカスを絞り込んだことによって、いざ同じ猫好きの相手と会ったときには打ち解けられる可能性は飛躍的に高まるわけである。これはこれで、ありだと思う。しかし、そうであったとしても。ここでもポイントは、行動すること。猫好きは、犬と違って散歩に連れ出すことがないので、外で猫好きに出くわすことが、原則ない。偶然知り合った相手が猫好きで、かつそれが判明する、という蓋然性は低すぎる。なので、何らかのコミュニティで猫好きであることをディスクローズしなくてはならない。ミクシィなどSNSでもいいし、合コンでもいいし、もちろん結婚情報サービスの自己紹介欄でもよかろう。何かのフック（ここでは猫）×行動。かつ、足し算ではなく掛け算。だって行動が0なら、他のフックをどんなに持っていても0なので。これ鉄則。ではまた。オーネット

  2010年07月03日

• 資産運用と、婚活の共通項を抽出。

  昨日は、ひょんなことからtwitter上でお知り合いになったFP(ファイナンシャルプランナー）の方とお会いして、情報交換したり、一緒に何かできないかをお話した。彼女は何冊も著書を出し、講演なども積極的。投信などが得意分野で、資産運用や投資に興味・関心の薄い人たちを啓蒙することが多い。で、話しているうち、資産運用で伝えたいメッセージと、結婚・婚活とは実はそっくりだということに気がつき、二人でたいへん盛り上がった。たとえば、こんなところ・・・コツコツ積み立ては、早く始めるほどいい。利回りで大きく差をつけることは容易ではないが、運用期間の長短では大きな開きとなりうる。だからこそ早いほうがいい・いままで何も積立や運用をやってなかったからといって、遅すぎることはない。「もう42歳になってしまったので、いまさら・・」という方に対して、「今がいちばん若いんですから」というセリフを使うことも多いそうだ・キャッシュフローを増やすには、大きく三つ。収入を増やす、支出を減らす、運用益を上げる。一番効果があるのは、収入を二人で稼いでダブルインカムにすること。リスク分散も図れるし、二人なら支出も抑えられる・親と同居で独身の長い人は、ろくに貯蓄しておらず消費性向が高いことが多い。現状の生活がけっこう（かなり）快適なので、自分の将来をしっかり考えすに過ごしてきている・いざ自分の年齢を記入してもらって、ライフプラン表を書かせて初めて自分の将来の危うさに気づくことが多い。日ごろ、日常の慌しさにかまけて、マジメに考えていないということ・投資に慣れていないと、投資商品に「ベストのもの」を求めがち。細かい利回りの差などが気になってしまう。実際には市場環境や商品設計など多くの要素があるので、何がベストかなど言い切れないのに、なかなか行動に踏み切れないなどなど。実にそっくりである。今後、企業向けなどで共同セミナーでご一緒できそうなら、二つのテーマを同時に扱ってやってみましょうということになった。どなたか、両方に興味あったりします？聞いてみたいという方たちがいたら、試しにやってみてもいいかな。ではまた。

  2010年06月04日

• ウィット溢れる会話×誠実さ×独身は解がない。AMEXでの講演より

  昨夜は、古巣のアメックスの公式行事にスピーカーとしてお招きいただき、話をしてきた。80人くらいの出席で大盛況。で、講演のあと、懇親会も大盛り上がりで質問攻めに遭った。ある30代女性の方。ほかの人につつかれ、「どんな人が好みなのよ？」と聞かれこう答えていた。「会話をしていて刺激があって、面白い人。そういう人は、きっと仕事もできて、収入も高いに違いない」「でも浮気性は嫌なので、誠実で、私思いでないとダメです」ふむふむ。私から質問。「いままで、そんな独身の人に会ったことあります？」二つ返事で「ないです」。・・そうだろうなーと思います。世の中に、面白くってかつ誠実なタイプの男性はもちろん存在する。年齢層で30代～40代ならけっこういると思う。既婚者でね。彼らの結婚は、早い。20代なかばで既婚者になっていることも多いと思う。20代半ばの彼らは、まだまだ荒削りだし、今ほどは会話も上手でなく、ウィットもなかったはず。なので、当時の彼の同年代でとってもモテる女性たちにとっては「まだまだ子供」に見えたり、物足りなかったりしたであろう。（過去エントリ「『なぜあんなにキレイな人が独身？』のパラドクス」参照）それでも、彼の周りにいた女性の中には、彼にそこはかとない魅力を感じ取った人がいる。いつのまにかお付き合いが始まり、そのまますんなりゴールイン。実は、ここでのポイントは、彼が「誠実である」ということ。誠実なので、一度お付き合いが深まると、特に理由がない限り、別れることも目移りすることも彼女を傷つけたり悲しませたりすることなく、きっぱり腹を括って「責任」を取ってくれるのである。なので、「魅力的で」、かつ「私に一途な誠実な」人というand条件を設定した瞬間、30代以降の対象候補者数は激減する。結局、優先順位をつけないといかんということですね。・「面白さ」を優先して、誠実さを犠牲にするのか（極論すれば、楽しい相手との愛人・不倫をずっと貫くのか）、・「誠実さ」「一途さ」を優先して、「面白さ」はせめてお相手の素養を見出して、原石を磨いていくのか・・ここまで両極端ではないと思いますが、女性のみなさま、「解がない答えを求めているかも」ということは、ぜひ気に留めておいてくださいませ。（一行だけ宣伝）ちなみに、後者を狙っていくのならオーネットは有効な選択肢の一つだと思いますぞ。ではまた。

  2010年05月27日

• 結婚市場を観察）高学歴・高キャリア女性の難しさ

  男女の学歴、職業、また年収は、女性が上回っている場合、なかなか一筋縄には行かない。一昨週にお会いした女性の方。彼女は某有名私大卒で、かつ日本の大学のMBAも持っている。勤務先は都心の著名IT系企業。彼女は婚活中。で、いろんな場で出会う男性で、彼女の大学よりも入試偏差値が低位の大学の方や、IT系だけど中小規模の企業（Web広告代理店、Web関連の制作会社など、どうしても小ぶりな会社が多い）の人は、彼女の学歴や会社名を聞くだけで引いてしまう人が大半だとのこと。「私は気にしないつもりなんですけどね・・男性は気にしちゃうんでしょうかね」。・・こんなエピソードを聞いて、娘さんを持つある友人が言っていた。「教育方針、まじ悩む。」うーーん。今日は、So Whatはなしにしときましょう。ではまた。

  2010年05月23日

• 運命は自分でつくる。グロービス受講生同士の結婚報告より

  昨夜は、うれしい報告をいただいた。私が担当したグロービスのある過去クラスで、受講生の方同士のご結婚が決まったとのこと。去年の7月期のクラスなので、おつきあいして半年少々。いやー、びっくり。めでたい。彼の方は、会社の異動で間もなくサウジアラビアに赴任することになったと、少し前に聞いていた。外出で肌を出せない、お酒ダメ、豚肉関連食品ダメ、お祈りの時間帯は店が閉まるなどなど制約だらけで、「大変ですねー」と話していたところだった。「つくづく、結婚ってタイミングですねー」とのこと。そのとおり。勢いとタイミングは重要。でも、チャンスをもたらす行動力と、タイミングを逃さない決断力はもっと重要。勢いやタイミングは、背中押しの材料に過ぎない。聞いてると、「運命的」な瞬間はたくさんあった。それぞれがグロービスに通ってみようとしたきっかけ、土曜日午前の同じクラスを選んだこと、クラス以外の少人数の勉強会に出ていたこと、帰りの方向が同じで、一駅だけ一緒に乗ったこと・・いずれが欠けても、このカップルは生まれていなかったと思う。でも、みんな後付けの解釈。運命は、自分で動いて、自分で切り拓く。グロービスに行ってみる、勉強会に出てみる、その後も食事に行ってみる、ダメかもしれないけど個別メールで誘ってみる。半歩、一歩踏み込む行動が運命をつくりだす。「西口さん、オーネットの見込み客が減っちゃいましたね」って？いえいえ、そんな了見の狭いことは申しません。結婚する人が増えるほうがいいのです。このご報告をいただいてその場で一緒にお祝いしたみなさま、メーリングリストやこのブログを見てる方たちの気持ちが盛り上がること（さらには結婚スイッチが入ること）のほうが、はるかにインパクトは大きいのです。おめでとー、S来さん、Y本さん！ではまた。

  2010年05月06日

• いいキーワード満載。牛窪恵さんのセミナーに出てきた。

  日曜日は、Prospectさん主催の、牛窪恵さんのセミナーにお邪魔してきた。タイトルは、「『婚・産・職』女の決めどき」。牛窪さんは、「おひとりさま」、「独身王子」、「草食系男子」などの言葉を世に広めた人。（どれかの言葉については生みの親かもしれない）彼女はマーケティング会社の社長でもあるので、実際の現場ネタに強い。お話の内容は、いずれも私の実感値ともぴったり合うもので、納得感が高かった。いくつか、いいキーワードを聞かせてもらったので備忘のために。「リベンジ消費」。牛窪さんはリサーチのため独身男性の自宅にお邪魔することもある。ガンプラ（ガンダムのプラモデル）を1人暮らしの自宅にびっしり並べてたりすることが、けっこうよくあるそうだ。独身男性いわく、「小さい頃は母親に、買ってもらえなかった/許してもらえなかった。近所の同級生の家に行くとたくさんあって、うらやましかった。で、今買ってる。結婚したりしたらまた置かせてもらえないだろうから、今のうちの楽しみ」。男性はそういう小さいころのエピソードを実によく覚えているそうだ。うん、これ、よく分かる。「アラフォー女性の根拠なき自信」。キツイけど、これもなるほど。今のアラフォー女性は、20代前半がバブル真っ只中。一番モテる年代のときに、一番ちやほやされた世代である。アッシー、メッシー、ミツグくん、ねるとんでは「お願いします」と言われる立場。牛窪さん自身、「私もジュリアナで扇子振ってました・・」と告白されていた。お金をかけると良い思いができるのを知っているので、高級ホテルライフや高額化粧品にお金を遣ってしまう。そして、自分にこっそり自信を持っている、かつ持ち続けている。「いいオトコが結婚を意識する場面は二つだけ。自分の病気と親の病気」。オーネットの社内で、議論したことがある。結婚意識が盛り上がるタイミングを狙った広告を打たないと効果は上がらない。そんな、「結婚スイッチ」が入るのって、いったいどんなとき・・？そのときも、病気のタイミングというのは話題になった。インフルエンザで高熱でうなされているとき、入院してしまったとき・・。じゃあ病院に置いてある医療系の雑誌に広告か？なんて議論もしましたね。他にもおもしろい話が満載でありました。オーネットの調査結果をプレゼンの中で何回か引用していただいたり、私も質問させていただいた。そしたら、「へえー、オーネットの方なんですね」と、一聴衆であるにもかかわらず、たくさんの方と名刺交換させていただきました。ありがたや。牛窪さんとは問題意識がすごく似ていることがよく分かったので、いつかご一緒できるといいなあ。ではまた。

  2010年04月19日

• 新人の挨拶。まずはカタチ、さらに気持ち（のろけ含む）。

  楽天グループには、新卒で400人が入社してきている。彼らは、さっそくよく教育されてるようで、エレベーターや階段、廊下ですれ違うときに必ず挨拶をしてくれる。「おつかれさまです」が定番で、最近は「こんにちは」も増えてきた。素朴に、いいことだと思う。思わず顔がほころぶし、元気も出る。韓国に出張が長かったとき、お店などでお釣りを渡してくれるときのしぐさが好きだった。片手を差し出して、もう片手であたかも着物の袖口を持つような仕草。丁寧さや敬う気持ちが感じられ、とっても好きだった。それだけでも韓国には好印象を持ち続けている。今でもときどき日本の韓国料理屋や焼肉店でこの仕草に出くわすととてもうれしい。ついこちらも「カムサハムニダ」と口に出る。挨拶も、しぐさも、ただのカタチかもしれない。でも、自然に気張らずに相手に好印象を与えられるのはいいこと。こういうコミュニケーションは、人間という動物の、共同体の中で生きていく知恵だと思う。一昨日の夜はテレビ東京でニトリの新人教育風景で、挨拶の仕方を集団に教え込んでいる映像も見た。まずはカタチから。理屈ぬきで、とっても大事。それをやらせている楽天、ニトリ、ファストリなんかは、やっぱり強い。・・で、さらにそこに気持ちが入ってカスタマイズできると、感情へのインパクトはずっと大きくなる。今日はその流れで、ちょっとだけ、のろけさせてください。うちの家内は、私が毎日出かけるとき、送り出してドアを閉める。ここまではよくある光景。で、我が家のマンションのエレベーターは、玄関扉のすぐ隣り。彼女は、玄関扉の向こうで、私が呼んだエレベーターに乗り込む音を確認してから、「カチャン」とカギを閉める。ああ、玄関扉の後ろで見送ってくれてるんだな、と思う。扉を閉めた瞬間にカギを閉められてしまうと、どう思うか、その感覚をしっかり想像し、共有してくれている、という安心感。些細な日常、「見送り」というカタチ、に気持ちがこもったとき、いわゆる「自然体の関係」とか、「互いへの思いやり」とか、結婚の良さというものが現れる、と思う。（家で面と向かっては絶対に言えないし言わないであろうことを、公衆の面前のブログでしか書けないという矛盾（赤面）はさておき・・・）ではまた。

  2010年04月14日

• 「運命の赤い糸」、「白馬の王子さま」、「運命の出会い」・・・

  世の中には、あまり中味を伴わない空疎な言葉があふれている。ビジネスでもよくある。薄々「ホントかよ」と感じているけど、読み手や聞き手にそれ以上考えさせることなく、思考を止めさせる効果のある言葉。ちょっと賢ぶった言葉が当てはまることが多い。・事業提携や合併でよく言われる「シナジー効果」。ほんとに効果あるのか？・ITやテレコム業界では「最適化」。最も適した状態になるなんて、そりゃあそれに越したことないですね。・政治家が言う、「国民の声」。それって、いったいどこのどの国民が言ってることだ？単にあなたの支援団体の既得権益なんじゃないのか？・「戦略的」も便利。「戦略的経費削減」「戦略的現実逃避」「戦略的トイレ掃除」・・なんか深謀遠慮が隠されているような気がする。・最近は、「エコ」なる言葉も、油断すると誰も文句の言えない金科玉条になりつつあるようにもみえる。で、結婚情報サービス業界に当てはめてみる。実は、けっこうこういった常套文句は多い。「赤い糸でつながった・・」「運命の出会い」「理想のお相手」「白馬の王子様」、、といったもの。オーネットでも100%使ってないとは言い切れないが、多用することはできるだけ避けていきたいと思っている。だって、結婚相手が理想か運命かどうかなんて、わからない。周りの既婚者に聞いてみてほしい。「あなたの今の奥さん、旦那さんは、理想のお相手でしたか？」という問いに、胸を張ってYesと断言できる人はたくさんはいないと思う。でも、「で、ぶっちゃけ幸せですか？」と聞くと、多くの人から「まあね」と言ってもらえると思う。それでいいではないか。なまじっか、「運命の」「理想の」「赤い糸」と言った瞬間、どこからか偶然が舞い降りてくるような錯覚をしてしまう。思考も行動も止まって、受身の姿勢になってしまう。でも、そんな不確実なものを無為に待っていてはいけないと思うのです。「運命」は、後から振り返ってみて「あのときが運命の分かれ道だった」と思うもの。「私があなたの運命の人です」なんて言ってくれるわけがないし、自分で見極められるわけもない。もし出会った瞬間に「この人だ！」という気がしたならば、それは単にルックスが好みなだけなんだと疑ってかかった方がいい。運命は、自分で切り拓くぞという方。全力で応援します。ではまた。

  2010年03月25日

• 「タイ嫁」育成計画に思う、オトコにとっての結婚の意義づけ

  今回は、ある海外展開している製造業勤務の30代半ばの男性、K本さん（ご本人ご希望でここまで名前を出します）。彼は、現在プラン中である、タイでの婚活に熱意を燃やしている。いわく、タイ、特にタイ北部では産業らしい産業がない貧困地帯。一般的な日本人の所得は現地の人の30倍に達するという。なので、とうぜんモテモテ。もともと日本人に親密感を持ってくれていることも相まって、親家族こぞって大プッシュされるのだそうだ。その彼、見るからに誠実、実直そうな方。でも、ファッショナブルないまどきの女性たちからすると、「良い人なんだけど･･･」と言われてしまうかもしれない。彼が狙っているのは、15歳くらいのタイ人女性。奥さんになることを前提に資金を提供することで、高校、大学に通わせ、立派なキャリア女性にしてあげることが夢。一方、「バンコクの超近代的オフィスで働く」というのは、タイの農村部の少女たちのシンデレラドリーム。彼の身の周りでは、「タイ嫁」はけっこうよく聞く話になりつつあるが、こういう「足長おじさん」的なモデルは斬新だそうだ。結婚する場合、籍を入れるとどうなるかとか、現地で土地やクルマを買うときには自分の名義にできないので相手に売り逃げされるリスクがあるとか、かなーりノウハウがあるようだった。他にも、ここでは書けないようなネタが出てくる出てくる。みんなで大笑いしたり、感心したり。彼いわく、「これは、婚活のブルーオーシャン戦略！血みどろの戦いになってしまう日本国内で戦う必要はない。ライバルのいないタイやベトナムで、ブルーオーシャンをエンジョイすべきなんです！」と力説。なるほどー。いろんな価値観、反応、論点や議論はありそうですが、ここではいったん捨象します。一点だけ。少なくとも「そもそも、なぜ結婚しなきゃいけないの？」と言う人が増えてる中で、一つの答えになる気がする。彼自身は、「ボクを頼ってくれて、ボクなしでは生きていけない人がいるんだ！」という自己承認欲求をフルに満たすことができる。ある意味、自分がこの世に生を受けた意義を、そこに見出す。これ、ヒトとして、オトコとして、とっても重要な気がいたします。少なくとも、ラブプラス（注：任天堂DSの恋愛シミュレーション人気ソフト）の二次元妻で満足するよりは何百倍（無限大倍？）も世のため人のため（かつ自分のため）になると思うのでありました。勉強になりました。ではまた。

  2010年03月07日

• 「マンションおねだり」に、仕事への使命感を感じてしまった。

  今日は真冬のゴルフ。この数週間では珍しい好天で、かつ早朝スタートだったので、気分よく上がってもう帰ってきた。ご一緒した方の1人は、いまは独立して個人事業主的に仕事をして、かなーりうまくいっている。で、聞いた話。彼は、個人事務所（SOHO）サービスみたいなのを利用しており、そこには共同で使える秘書のお姉さまたちがいる。一度ご一緒したが、海外経験もあったり、けっこう華やかな面々であった記憶あり。最近、そのうちの1人(30歳前後）から相談を受けたそうだ。どうも、少し前から素振りが妙だなと思っていたらしい。「XXさん、私にマンション買ってもらえませんか？そしたら、何でもします」ですと（！）つまり、住む所さえ何とかなれば、住居費がいらなくなるので何とか暮らしていける。何かあれば賃貸に回せばキャッシュになる・・でも、先立つものがない。頼れそうな羽振りのいい人、かつ、自分にノシつけて全て許しちゃってもいいかもという人、この人に頼めば何とかなるかも。だから私に投資してください！解釈すると、こういうことですね。ちなみにその方と彼女はこれまで何らの関係はない。念のため。かつ、彼女は夜の銀座・六本木で働く女性たちとは明らかに違う、いわゆる「普通の」働く女性。だからこそ彼も驚愕したのである。うーーーーん、そう来るか。現実をきちんと見据えているのは分かるが、他の手はないのか、やることやったけど、そうなったのか…？？万一にも希望がかなって（彼は絶対乗ってくれないでしょうが）住む所や収入が少々底支えされたとしても、きっとまた虚しくなったり不安が増幅したりすると思うぞ。いかん、世の中、なんか、どんどん歪んできてる。仕事、がんばらねば（そうくるか。そうきます）。今日は他にもいくつかおもしろい話があったので、またあらためて。ではまた。

  2010年02月20日

• 結婚相談所での成婚者の方に、いいお話を聞いたのでご紹介。

  土曜日午前は、Globisのクリティカルシンキングのクラスでした。懇親ランチの場での、ある受講生の女性の方の体験談をお聞きした。数年前、オーネットではないけどある結婚相談所で出会った方が今のご主人だそうだ。家事をちゃんとやってくれるし、お料理までできる。そのうえ、稼ぎは彼女よりいいときており、文句なしのお相手にみえる。数年前は、まだ「婚活」なる言葉が存在しなかったとき。彼女はとっても入会に抵抗があったが、妹さんが既に結婚相談所で活動をされており、お母様もやる気満々で、どっさりパンフレットを渡され、「どこかに入りなさい！でも自己負担でね」と猛烈なプレッシャーを受けたとのこと。それでも入るのには抵抗があったし、敷居が高かった。結局、費用負担が少なめのところを選んだ（当時はオーネットには数十万円レベルのプランしかなかったので対象外だったそうです。申し訳ない。）。でも、いざ入って活動をしてみると、「いろんな人がいる」し、「自分が優先することを決めて、選んでいくことができる」ことに気がついた。で、今の旦那さんと首尾よくゴールイン。彼女が賢いなあーと思うのは、結婚相談所だからといって全てを求めてないこと。自分なりの明確な基準をお持ちだったこと。これ、何より大事です。「こんなに合理的な『手段』なんだから、ぜひみなさんに知ってほしいし、知るべきだと思う」とのこと。「啓蒙したり宣伝するのもお手伝いしますよ」とありがたいお申し出もいただいた。なのでさっそくこうやって紹介させていただいてます。こんなふうに、経験者が語ってくださるのは実にありがたいですね。ナマの声に勝るものはありませんおで。あらためて、彼女自身からのメールもこちらでご紹介します。ではまた。

  2010年02月14日

• 「破談」の話があった。

  昨日、破談話があった。ばりばりエリートで、紳士的で、かつチャレンジ精神旺盛でこれから海外にも討って出るぞという気概をお持ちの方と、これまた魅力的な資質をお持ちで、見せ方や演出も上手いし進取の気性があって、行動力も兼ね備えるというお二人の組み合わせ。周囲も羨むカップルになりそうでしたが、親の反対が元になって、あえなく破談。そーです、個人ではなく、キリン・サントリーです。将来を見据えた結婚に、親があれこれ口をはさむのはよくない、といういい例でしょうか。あるいは、親の干渉が予見できてしまったので、先が思いやられる、ということだったのか。内幕は、きっと今後いろんな記事で書かれるでしょうからお任せしましょう。結婚でも、親の干渉は結婚可能性を著しく下げます。直接的に口をはさんで干渉する場合だけではありません。いまどきのお子さんは、親の空気を読むのにも長けています。親が明示的なプレッシャーをかけずとも、たとえば娘さんの場合には、お父さまが立派な方だと、彼と同格以上を求めて自分でお相手のハードルを上げてしまったりします。本当に心配するなら、ほっといてくれるといいんですけどねー、と言いながら、きっと自分の息子には四の五の言っちゃうんだろうなー。自制しないと。ではまた。

  2010年02月09日

• 雪解けのぬかるみと、結婚生活。

  東京は雪でしたね。もう朝にはかなり溶けてましたが、こんな言葉を思い出しました。「結婚は雪景色のようなものである。はじめはきれいだが、やがて雪解けしてぬかるみができる。」（山本有三）ブラックですねー。こういった結婚生活を皮肉るセリフ、格言みたいなのは、実は調べるとわんさか出てくるのである。でも、独身者のみなさん、こういった皮肉や既婚者の愚痴を鵜呑みにしてはいけませぬ。既婚者は、実はけっこう幸せ。ただ、表立ってのろけるのは敵を作りそうだから口にしてないだけ、と思ったほうがいいかも。実際、「幸せを感じる度」アンケートみたいなのを取ると、軒並み既婚者や子供を持っている人の幸せ実感度の数値は高まります。…さらに議論と思考を進めて、ちょっと意地悪な見方をするコンサルタントや社会心理学者ならこう言うかも知れない。「それは、自分の選んだことを正当化したかったり、自分自身を幸福だと思い込ませたくてそう答えているバイアスがかかっているのだ」と。でも、仮にそうだとしても、別にいいじゃないすか。しょせん、「幸福かどうか」って、「自分がどう感じるか」という主観に依存するわけで、せっかく「幸せだ」「楽しい」「充実してる」と感じてるんなら、好き好んでそんな自分を否定する必要はない。ディズニーランドで素直に楽しめるか、あるいは、「どうせミッキーの中には人が…」とナナメに見続けるか。どうせなら、ディズニーランドも人生も、楽しんだ方がいいのでは？？ではまた。

  2010年02月02日

• 耳の痛いことを言えるのは肉親だけ

  昨夜、ある人とご一緒していて出た話。彼の妹さんは28歳独身。年下の25歳、バンドデビューをめざすドラマー（かつフリーター）男性と同棲中。彼は、何年か前から心配して、「将来のことを考えてるのか？」などアドバイスを繰り返すも、妹さんは優秀なお兄さんへのビミョーなコンプレックスも相まって、「ほっといてよ」と反発する。「なかなか通じないんですよねー」というのが彼の悩み。「妹の友人も、ちょっと世の中を斜めから見ているような人が多くて、僕は反感を買ってて『顔が見たい』なんて言われてるみたいです」「最近は、両親もあきらめてて何も言わないようだし、僕もちょっと控えようかなあと思ってるんですが…」とのこと。うーーーむ。でも、やっぱりお兄さんとして言い続けるべきだと思っちゃいましたし、そう申し上げました。なぜなら、そういう耳の痛いことを言えるのは、肉親しかいないから。世の中、KY流行りでもわかるように、人間関係の摩擦を極度に回避するようになってきてます。女の子同士も、好き好んで波風を立てたくないので、「そんなの気にしなくていいよー」「だって好きなんだし、家族が言うことなんかほっとけばー」「○○ちゃんのこと何にもわかってないのよ」と言うであろう。でも、友人たちは10年後20年後の妹さんがどうなろうと、何の責任も取ってくれない。本当に親身に助けてくれるかどうかもわからない。25歳のドラマーだって、10年後に「オレでは君を幸せにしてあげられないから、いい人探した方がいいよ。それが君のためだから」と言うかも。一見、優しそうな言葉でオブラートにくるまれているが、その実質はめちゃくちゃ残酷。どんなに嫌な顔をされようが、本人のことを本気で思うからこそ。「言えるのは自分だけ」と思うこと。たぶん、ここで言うべきことをしつこく言ってないと、10年後にお兄さんご本人が後悔することにもなる。大きなお世話ですが、そんなことを申し上げました。だって、僕だって、彼のこと、妹さんのことを本気で考えるからこその苦言、なーんて受けとめていただけると幸いです。ではまた。

  2010年01月22日

• 親世代を見るのは、将来を見るいいケーススタディ

  自分の年齢の相対感は、日々向き合っているだけになかなか自覚しにくい。でも、久しぶりに見る親が「あ、老けたかも」と思うときっていうは、自分の今の「現実の」年齢や将来何十年たったときをリアルに想像できるいい機会ともいえる。高松の実家に帰っていたとき。うちの父（70歳前後のアラセブ）は弟夫妻の4番目の末っ子（6ヶ月）を抱っこしてあやすことが多いのだが、その後で「肩がこる」「背中が張る」「風邪気味だ」とこぼすことが増えてきた。上の3人を見ていたときはそれほどでもなかったはず。同じく、家内の実家の母も、同様に義理の姉の長女（4ヶ月）を抱っこしていて、けっこうお疲れだったとのこと。あたりまえだが、どんなに昔と比べて中高年が元気そうでも、親世代は、老いる。誰しも時間の大きな流れには抗えない。一方、子育て、特に共働き家庭の子育てでは、親世代のサポートは何ものにも替えがたいくらいありがたい。だからこそ、キャリアを持ったうえで子供を育てたい女性は、親（特にやっぱり自分の親）が若い方がいい。タイミングを逃して、親の介護と子育てが重なった日には…まー、何より親は文句をこぼしながらも孫の相手をするのは楽しそうですしね。よし、今度は親世代向けのDo's & Don'ts（やるべきこととやってはいけないこと）のアドバイスも考えてみよう。ではまた。

  2010年01月10日

• 結婚情報サービスの利用を、高校受験に例えてみる

  昨夜はせっかく高松に帰ってたので、高校の同級生の飲み会に急遽ジョイン。アラフォー独身女性お二人から「婚活おしえてー」とのこと。二人ともキャリアを持って自立して活躍中。初めに言われたのが、「変な人、紹介せんどってよー」「できれば香川の相手がええなー」「破格の割引はないのー？」その場ではつっこんで話ができませんでした。一問一答ではなく、どう言ってあげるとわかりやすかったかなーと反省・反芻しました。高校の同級生なので、高校受験にでも例えてみます。「50校の高校を受験できる受験料」、として考えてみましょう。みなさん、結婚情報サービスの文脈で読み替えてみてください。●「その中にいい学校があるのか？」　→あるかもしれません。でも何がいいかはあなたの判断基準しだい●「世の中の高校の、上澄みだけが集まってるのか？」　→会費を払うという時点である程度スクリーニングされますが、極端な偏りはありません。基本、世の中の縮図。●「じゃあ、条件で絞って紹介してもらいたい」　→はい。通学に便利な地域、共学か男子校・女子校か、受験に強いか、部活動が盛んか、制服がかわいいか、もちろん偏差値でも絞れます。でも、校風とか相性は、わかりかねますので、ご自分でじっくり見てご判断下さい。●「ぜったい受かるのか？」　→保証はできません。だってあくまで受験料ですから。●「受かるかどうかわからないのに、お金は払えない」　→推薦枠（いわばお見合いや知人の紹介）のある高校もあるかもしれません。別途、並行してご自身で探してみてはいかがでしょう？こんなかんじでしょうか。…つまり、結婚情報サービスでの活動は、受験の「機会」を増やすのと同じ。推薦枠が身の周りにふんだんにあったり、理想の高校狙いで一発合格できるなら結婚情報サービスにお金を払う必要はありません。でも、受験機会を増やしとかないと高校浪人しちゃいますよね。時間は大事です。実はこれも同じ。「結婚」というと、特別扱いしがちですが、人生の他のイベントに例えてみるとわかりやすいですよ。ではまた。

  2010年01月03日

• 中味、ちょい重です）正月から、「死」と向き合う。

  今日は、ちょっと長文かつシリアスめのエントリーです。元旦のうちに移動して、高松。実は、元旦からお通夜に参列でした。いま、告別式を終えてきました。故人は、弟の奥様のお父さま。まだ63歳で、末期の胃ガンでした。彼はお医者さま。もう長年、ガン患者への告知や終末医療に携わってきた。著書を出したり、自分自身が末期ガンと判明してからNHKラジオ深夜便に出演したりもしてきました。・・なーんて知ったような口をきいてるんですが、著書やラジオの話は、こうなるまで存じ上げませんでした。--------------------------------------------------例えばこんなこと言ってます。（以下引用）「自分の場合、自覚症状がまったく無かった。なんとなく食欲が落ちてきて微熱もでて、血液検査では肝臓の値が乱れていたので、ＣＴを撮った方が良いだろうと思った。それで2008年9月25日に受診したら、放射線科の先生が絶句し、掛ける言葉が無かった位、悪かった。たぶん胃がんによる肝臓転移。胃がんも大きいし肝臓にも大きく病巣が広がっていた。」「でもまだ良かったのかなと思った。クリニックを開業してまだ1年なので、借金も抱えている。もし心筋梗塞や脳梗塞だったら皆に迷惑をかける。でもガンなので半年くらいは時間が稼げるので、色々と手を打つことが出来る。」「病気になって、皆に助けられて生きていることに気付いた。今までの“俺が”“俺が”という生活に歪みがあった。生かしてもらっている皆に対して、暖かい気持ち、感謝の気持ちで接するという事に対しての気付きは、自分にとって大きな財産になった。」「最初は“寿命からすると早いかな”と思ったが、この病気になることによって本当に多くの“気付き”とか“学び”をさせてもらったのは得難い経験。」---------------------------------------------------心より、ご冥福をお祈りします。この一年、生前にお会いすることはなかったですが、彼の書き残したもの、話した言葉から、「気づき」「学び」を分けてもらえる気がします。思ったこと。・死に方を選べるなら、こういう事前準備ができるのもありだなあ・でも、そうは言っても家族含めて、葛藤や苦しみは大変なものがありそう。彼の家族は奥様も娘さんも医者が多くて、日々患者さんの死に向き合っていて、ある程度「死」に対してプラクティカルな考え方ができる。翻って…いつものテーマ。「結婚」という人生の大イベントに向き合う仕事をしてると、ときどき「死」というこれまた巨大なイベントにも思いを馳せることもあります。誰しも逃れられない「死」という瞬間が訪れたとき、数秒でも考える時間があるなら「あ、これまでか。でも、いい人生だったから、まーいっか」と思うことができるかどうか。その瞬間の思いに、「結婚」というものが与える影響はたぶん、大きい。「まー、悪くない人生だったかな」と思ってもらえる人を増やすために、微力ながらお手伝いしていきたいですね。「大きなお世話だ」「ほっといてくれ」という方にまではお構いいたしません。でも、「結婚したいのに…」という方には、今年も全力でサポートさせていただきます！ではまた。

  2010年01月02日

• twitterで潜在ユーザーのマーケットリサーチをやってみる。

  twitterで「婚活」検索をときどきかけてみる。今日大晦日あたりから、「婚活」関連のつぶやきが増加中なう。独身のみなさん、一年を振り返ったり、来年は何歳になるか考えたり、親のプレッシャーを受けたりと、いろいろ思い悩むわけですね。つぶやきにはホンネが出やすいので、ヘタなフォーカスグループなんかよりも示唆深い市場リサーチがタダでできちゃったりします。（女性のつぶやきの傾向）●あせり。やばい。「普通みんな28歳くらいから婚活するの？」●婚活宣言する人。友人が宣言したという報告。「中学の同級生から婚活宣言メール来た」●励ましあい。「今年こそみんなで頑張ろう」（男性の傾向）●「よっこいしょ」と腰を上げる。「どこか登録してみようかな」。でもそういう人は少数派。●必要以上に醒めている。揶揄する。「婚活はトンカツと似てる」●反発する。「婚活ブームは政府の陰謀！」「結婚相談所は高価な壷を売る霊感商法だ」●先延ばし。「親から詰め寄られた。何とか逃げ切れるかな・・」●あきらめ。諦観。世捨て。ちょっとシュールすぎるので引用しません。てなかんじですかね。ほんとはいろいろアドバイスしてあげたいので、がんがんフォローしてみたりリツイートしたいところですが、立場が立場なので、ちょっと遠慮ぎみな私。ほんと、男性は難しいなあ。twitterユーザーなので、基本的には新し物好きで、ITに明るく、ガジェット好きで可処分所得なども高めに属する方が多いと推定。ほんとは彼らにもっと積極的になってもらいたいんですけどね。まずは、人生に前向きで積極的・魅力的な女性のみなさんに先に動いていただきましょう。あえてこのみなさんに一言だけ言うなら、四の五の言わずに結婚すれば、こういう悩みをつぶやく必要もなくなるってこと！そしたら人生の次の課題に目を向けて資源配分しなおすことができますよ。ではまた。

  2009年12月31日

• 結婚情報サービスの費用を何かと比べてみる、アタマの体操

  昨日はマーケティング周りは仕事納めムードだったので、アタマの訓練の議論をしてみました。お題。「オーネットの、入会時に必要な約11万円を何かに例えられないか？毎月の1.4万円の月会費はどうだろうか？」で、「そっちに使うんなら、オーネットに入ったほうが良いんじゃないの？」というものをみんなでいろいろ出してみた。まずは、月会費の1.4万円。金額はドンピシャでなくても、継続的にかかって、結婚を意識して節約が可能なもの、という切り口。・スポーツクラブ会費。一緒にジョギングする相手を探しましょう・キャバクラ、飲み代（おもに男性。結婚しても行きたいかもしれないが）・タバコ代。禁煙するとマッチングする相手の数が増えるので一挙両得・マッサージ。もんでくれる人を探しては？・お化粧品。美しくするのは何のため？（女性）・ガソリン代、駐車場代。誰を乗せるため？（おもに男性）・お料理教室。誰に食べてもらうため？（女性）・美容室でのカット。QBハウスでいいから、見てもらう相手を探す（これは男性か）・お家賃、光熱費、新聞購読費など。一人だと割高に払ってるはず・朝夕の食事代、外食代。家でなら格安のはず・ワイシャツのクリーニング。ついでにいろいろ出してしまう（おもに男性）・宝くじ。運頼みの一発逆転はそううまくはいかない・占い。いろいろ思い悩むから占いが必要。まずは行動！（女性）・パワーストーン。上に同じ・資格取得。失業リスクヘッジなら、二人でリスク分散する方が有効・個人年金など老後の備え。配偶者や子供に頼れる方がいいよね・（ちょっと乱暴だが）貯金。こまごま貯めるより一緒に稼いでくれる人を探す！すげーいろいろ出てきた。では、次。初期費用11万円。・美顔器。これまた美しくなるのは何のため？（女性）・永久脱毛処理。プチ整形。上記同様・クルマの保険。誰を乗せる？（おもに男性）・最近はやりの自転車＋関連ウェア。スポーツもいいけど…（おもに男性）・スマートフォンなどガジェット類、ギターや模型など趣味系（男性）。これらは男性が「結婚したくない理由」になってしまうかもしれませんが・血統書付きペット。寂しさは紛れるけど…。ペットフードなんかは月々もけっこうかかりそうですね（おもに女性）…まだまだ出ましたが、まずはこのへんで。「あいたた・・」という方、年末年始に、長いスパンでいろいろ考えてみるのも一興では？ではまた。

  2009年12月31日

• イタリアの婚活・離活事情

  昨夜は、UBS時代の同僚であるイタリア人のFrancesca、彼氏のSevastianらと食事。英語のディナーは、いつもは話題選びに難儀する。「お、こいつ面白いこと言うな」と思ってもらえるよう、トピックの主導権を握れないと、極めてつらい立場に追い込まれる。たどたどしい表現しかできないのに、さらに内容までpoorだと、とても我慢してもらえない。かくして、その場に居てもいなくてもいい透明人間と化し、愛想笑いを浮かべながら黙々と食べ続けるしかない、という辛い時を何度過ごしたことか。でも、今の私は違う。万国共通・万人共通の無敵の話題、婚活があるのである。わはは。で、いろいろ披露したり仕込んだりできるわけですが、イタリアのお話。イタリアはカトリックなので、離婚には極めて厳しい。いざ離婚するとなっても、3年間の別居期間を置いていないと正式に離婚ができない。再婚のチャンス逃しちゃうじゃん。また、一度教会で式を挙げると、二度と挙げることはできない。彼女の友人がシチリアで結婚式をして、その後再婚のときに「ばれねーだろう」とローマで式を挙げようとしたらダメだったそうだ。「えーー？イタリアのくせに、教会がそんな情報武装して結婚情報をDB化してるんだ」と言ったら、「いやいや、神様がお見通しなんだよ、Nishiguchi-san」とのこと。ほお、なるほど。でも、日本でもある程度こんないろんな縛りやしきたりがあってくれたほうが、物事を自分で決めきれない日本人にはいいのかも、と思ったりもいたしました。（本件は離婚がらみですけど）「フツウ、こうするものだ」というレールがあった方が、実は安心なんですよね、日本人は。ではまた。

  2009年12月22日

• もし、少しでも結婚する気があるのなら不倫だけはやめときましょう。

  昨日話していた新人アドバイザーの方の会話の続き。「友人のある40代半ばの独身女性は、とてもきれい。でも、30代は不倫ですごしていたんですよねー。魅力的な男性はみんな妻子持ちだから」。これまた、けっこう聞く話。かつ、「フツウの」女性セグメントでも多い。…独身女性のみなさま、結婚に向けて「お薦めしないこと」はいろいろあるのですが、中でもこれは最強です。少しでも結婚する気があるのなら、不倫だけはやめましょう。百害あって一利ありません。理由を三つ。●最も貴重で希少な資源である「時間」を浪費する●ただでさえオトコを見る目が肥えているのに、もっと肥える。かくして、将来のお相手候補の幅が狭まり、自分の首を絞める●他のオトコに興味が薄れる。「私、別に不自由してないの」という強がりも含めて。それはお相手候補の独身男性にも敏感に察知されるところとなり、「ああ、オレには興味ないんだ」と、モテなくなるてなかんじでしょうか。一生「恋愛」で生きるのだ、という確固たる決意があり、かつ今後もブレない自信があるなら何も言いません。でも、そうじゃないなら、即刻exit（出口）戦略を練ることを心よりお薦めします。ではまた。

  2009年12月19日

• 40代半ば女性の婚活意識とチャレンジにエール

  今朝は、新人アドバイザーさんたちへの研修。40代の新人アドバイザーさんに世の中の独身女性の声を紹介していたところ、「たしかに、私の周りの40代半ばで独身の友人たちも、『50代、60代を1人で過ごすのも…』と結婚を真剣に考え始めた」とのこと。「もう15年早く気づけば！」と、言ってしまうのは簡単ですが、でも、その変化にエールを送りたい。何歳になっても、変われる柔軟性さえあれば何とでもなります。これはいろんな会員さんの声を見たり聞いたりしていて思います。もちろん、通常のオーネットの出会いの手段をフル活用する。しばらく活動してみて、もしチャレンジングな様子だったら、たとえば、・お相手希望年齢を思いっきり引き上げてみるとか、・子持ちの男性を許容するとか、手はいろいろあるはず。現状さえしっかり認識できれば、戦略オプションは出てきます。…その前に、入っていただかないと。ではまた。

  2009年12月18日

• アラフォーで容姿端麗な女性たちの、結婚ビフォア・アフター

  ある知人から、こんなメールをいただいた。一部、修正してますが、おおむねこんなかんじ。こういう「気づき」「幸せ」系のエピソードって、本人の声でないと押し付けがましいので、ご了解のうえ引用させてもらいました。-----------------------------------------------------（以下、引用）40代前半って、バブル期最盛期の世代だから、意識改革をするのも難しいのかもしれませんね。４０代知人は、弁当を作っている男子なんて、貧乏くさくてありえなーい。。。と言っていましたから・・・ハードル高そう、と思います。あとは４０過ぎると子供もほぼあきらめたりするから、早く結婚したいという焦りもなく相手にこだわっちゃうのでしょうか？私の大学の友人でキャリアあり、美人、バツイチの子は、「別に私は付き合っている相手はそんなに好きじゃないから結婚とかはしないの」・・・と言っていた相手と今年できちゃった婚をして、大変驚きましたが、家に遊びに行ったら本当に幸せそうで、よかったなーと思いました。保育園がいっぱいなのを理由に育児休暇も1年以上延ばせるから、会社復帰も伸ばす予定だそうで、なんだかすっかり違う人になっている感じがしました。かくいう私もやっぱり旦那様がいてくれるのはありがたいなーと思う日々です。（注：彼女は、長らくお1人で、最近入籍した）家に一緒にいるのは、性格がよくて、同居人として安心できる人がいいわーと思います。外ではスーパーな人でもナルシストで自分本位だったりして、振り回されるような人だと続きませんからね。私がアドバイスするとしたら、結婚相手に求めるものというのも再考すべし、と思ってしまいますね！----------------------------------------------------うーーん、実にいい話でしょ？願わくば、お子さんをあきらめずにすむ年齢のときにこんな気づきがあると、みんなハッピーなのになあ・・とよくばっちゃいます。ま、でもいつになっても、「遅すぎ」ることはないですからね。今の職業だと、いろんなエピソードを伺うことが多いので、こうした声も伝えていきます！ではまた。

  2009年12月17日

• 県庁職員が「エリート」と学生が言うことへの違和感

  朝の山手線の中で、耳にした学生男女の会話。「就活どうするー？XX先輩は都庁なんだって。知らなかった。エリートなんだー」「私も県庁に行きたいけど無理だろうなー。私の地元は岐阜県庁。エリートなのよねー。県は採用凍結らしいから市役所にエリートが集まって困っちゃう」と、エリート連呼。この会話では、「安定」と「エリート」が同義として使われてます。私自身、銀行員時代に自治省に出向し、国の方とも地方団体の方とも密接にご一緒に仕事をしてました。そこでの最大の発見。「公務員は、ステイクホルダーや制約があまりにも多すぎて、やりたいことやあるべき論を実現するのが気絶しそうに困難。（たとえ潰れても）民間でよかった…」ステイクホルダーや制約とは、たとえば、・議会。議員さん。・その後ろにいる有権者（と言えば聞こえはいいが、既得権益を守る圧力団体）・慣わし。しきたり。前例。良く言えば「継続性と安定」。悪く言うと「抵抗勢力」「事なかれ」・メディア。どう書かれるか、どう叩かれるか公務員の方がいらっしゃったら気を悪くしないでください。これほどの制約の中で矛盾にさいなやまされながら、歯を食いしばってお仕事に励んでらっしゃるのはよく知ってるつもりです。でも、その職業が「エリート」として憧れや羨望の対象になる世の中って…と思わずにいられんのです。それだけ、民間セクターの将来への成長期待が低いのを学生にも見透かされているということ。将来期待の大きさは、結婚意識にも強く影響します。「なんとかなるや」「どうにでもなるさ」がないと、決断できないんですよね。これを結婚対象者の意志の問題だけにするのは気の毒すぎます。どんどん社会主義化する現政権に、多くは期待しません。ただ一つ望むのは、「頑張れば報われる」感を醸成すること。…でも、現政権にいちばん期待できないことのように思えるのが実にやるせない。なので、やれることを、やっていきます。ではまた。

  2009年12月16日

• 結婚は、あくまで「市場」。立ち位置を知れば戦略を立てられる

  ある30代のたいへんお美しい、キャリアばりばりの女性のケース。「オーネットだと、男はたとえ50代になっても、平気で20代女性を希望したりするそうですよ」と聞いたそうで、「だったら、(不愉快だから）そんなとこ入りたくない」と言ったとのこと。お気持ちはわかります。すごーくよく分かるんですが、もっと「戦略的に」うまく使ってくれるといいなー、とも思います。「戦略思考」って、あんまり難しく捉える必要はないと思ってます。でも、大事なポイントは、現状の正しい認識。企業が戦略を考えるときの基本は、未来の目指すところを知り、かつ自社の今の立ち位置を知り、そのギャップをいかに埋めていくかを練ること。現在の立ち位置が分かってないと、戦略は立てようがない。オーネットくらいの会員サイズになると、擬似的なマーケットが成立します。すなわち、自分という人間と、自分が相手に求める希望条件とが結婚市場においてどういった位置づけにあるのか（どれくらい無茶を言ってるのか、実はとっても謙虚なのか）が、ざっくり感でわかっちゃいます。なので、その良し悪しとか愉快・不愉快はともかく、まず、現状を知ることができます。「受験」を考えてみれば自明。自分の偏差値を知らないと勉強のしようがないし、志望校すら決められない。冒頭のお言葉って、「模試を受けると、自分の実力がわかってしまうので、受けたくない」と言っているのと似てないですかね？ちなみにですが・・この希望条件のマッチングシミュレーションは、オーネットの支社にご予約さえしていただければ無料でお受けしてます。まじめに、試す価値あると思ってます。ではまた。

  2009年12月14日

• プライドは、邪魔者。30代前半女性のケース

  散髪していて、美容師さんとの会話。「お客さんから、娘さんの愚痴を聞きました」へー、なになに？「32歳の方でとてもきれいらしくって、家柄もいいので、40歳前の弁護士さんとかのいいお見合いの話が来るらしいんですけど…」けど？「お見合い写真で、『男性はスナップでも許されるのに、女性はちゃんとした着物とか写真館で撮ったような写真を要求されるのが気に入らない。不平等だ』から、お見合いするのがイヤなんだそうです…」…。コメントに詰まってしまった。・写真を撮る段階でNoということは、その先も無限にダメ出しが続きそう・なので、「写真くらい我慢したらー」と言っても、あんまり意味がないたぶん、そもそものマインドセットの問題ですもんね。これを変えるのは容易ではない。私のセミナーを聞いてもらえれば、ちょっとは「気づき」をさしあげられるかもしれませんが、たぶんそもそも「ほっといて」ってかんじだろうなあ。マインドセットの変容は、時間が解決するかもしれません。でも、ドラえもんがいないと、時間って不可逆なんですよね。女性にとって一番大事なのは時間ですぞ。ではまた。

  2009年12月13日

• 底なし不況、どうすればいいの？

  今日は、昨日とうって変わってのいいお天気のゴルフ日和。A.T.カーニー時代の同僚ら（みな既に転職ずみ）と行ってきました。複数の外資コンサルでパートナーをしていて今は独立コンサルタントの方、日系ファンドのマネジングディレクター、実家家業の会社の副社長兼コンサルタントという面々（カーニー関係者なら誰と行ったか丸分かりですね）コンサル上がりだと、ついつい行き帰りのクルマの中でもけっこう硬い話をしたりする。楽しいんですけどね。みなさん、日々いろんな会社を見ているわけですが、口をそろえて言うのが、「今回の不況は、底なし感。循環で戻るような気がまるでしない」。・企業収益も、・雇用も賃金も、・株価、不動産のストック価格も、どうにもこうにも下げ止まり感がないし、どこが適正水準かも見えない。原因仮説もいろいろ話題に出ました。・そもそもこの国には国際競争力のある産業はほとんどない。実は製造業も同じ。中国市場で勝てる企業は少ない・企業も国民も、実は競争が苦手なのに競争社会に放り込まれて右往左往。小売で残るのは、外資のファストファッションだけかも・金融自由化は、国際競争力のない邦銀を競争下に置いてしまい、こまごましたトレーディングやフィービジネスをさせるようにしてしまった。結果、産業再編の指導力といった本来持っていた機能を弱めてしまった・官僚叩き・銀行叩きで、「世界で最も成功した社会主義国家」としての日本の強みを奪った。（「政治主導」は聞こえはいいが・・）・ネット社会化により、「効率化」が進むと、ムダや高い価格が是正される。でも、高い価格で潤っていた人も企業もたくさんあるし、回り回ってみんなをハッピーにしていた。無駄が削ぎ落とされると、合成の誤謬で経済は縮む（親たちの世代って、ムダだらけだし生産性もちょー低かったと思うけど、みんなけっこうハッピーだったのでは？）・労働賃金（特に製造業）は、中国の賃金水準にまで収斂していく。IT業界の賃金はインド水準に？・・・なんか、なすすべなしってかんじで、暗くなっちゃいますね。でも、現実は現実として見据えないといけない。環境が縮む中で、自分も節約オンリーで巣ごもってると、きっとどんどん攻め込まれる。攻めに出て、変化を起こしましょー。ちなみに、結婚・婚活も行動と変化が全てですよ、独身の当ブログ読者のみなさま。ではまた。

  2009年12月06日

• 「気合い」に欠けると、その先の機会も減るという事実

  11/29のエントリー、「成功する婚活の一要件・・気合」に対して、こんな反応をいただきました。以下、引用。地名などは一部変えてあります。----------------------------------ブログ「ニッポンの婚活ビジネス最前線」、ものすごく面白かったので、一気に全日記を読みました。弊社（私の周り）でも独身女性が多くいます。話をすると「誰かいい人を紹介してくださいよ」とよく言われます。で、、、いざ独身男性（学歴バッチリ・重厚長大製造業勤務・真面目で・若干イケメン）を紹介すると。独身女性：「いい人なんだけどね～～。メルアドは交換したから、連絡あったら考えます」その後、男性から食事のお誘い・・・独身女性：「食事のお誘いがあったんだけど、立川でって言われて冷めちゃいました」私：「立川でもいいじゃん。大都会だぜ」独身女性：「初めてのお誘いで立川はないんじゃないですか」私：「（職場の近くの）青山にしましょうよって言えばいいじゃん」独身女性：「言えませんでした」私：「ふーーーん」しばらくして、別の独身男性を紹介。独身女性：「いい人なんだけどね～～。なんか、もてそうだから他にも女性がいそう」私：「いないって言ってたよ。」独身女性：「ふーーーん。でもね～～。」私の心の叫び：「いい加減にしろ！！！」その後、その女性に男性を紹介することはなくなりました。西口さんのおっしゃるとおり、真剣さ・本気度が無いんだと思います。困ったものです・・・-------------------------こうやって、彼女は有力紹介ソースを一つ潰してしまったわけですね。せめて2-3回は会えば、とか、いろいろ言いたいことはありますが、まあ、「本気度」「気合い」がないと、「運命の女神は前髪しかつかめない（運命の女神の後頭部は禿げている）」っていう話ですね。しかも、一度逃がすと「なーんだ」と、もう来てくれない。独身のみなさま、他人事だからこそ、他山の石にしてみてくださいませ。ではまた。

  2009年12月02日

• 「結婚にお金をかけるのはちょっと・・」とカード年会費の共通点

  よく独身の方から、「お金を払ってまで結婚って、抵抗がある。無料体験はないの？」と言われます。ちょっと待って。よく考えてみてください。お金を払うということには、いろんな点で意味があります。特に女性にとって。 （お相手）金を払うからには、相手は結婚に本気。さんざんつきあっておいて「実は結婚する気はない」という失礼なやつ（最近増える傾向）がいない （自分自身）これまた、本気になる。自分を追い込む効果。本気度の重要性は、昨日のブログエントリーのとおりです。 （変なヒトのスクリーニング効果）詐欺目的のような悪い人にとって、初期投資が大きすぎ（当社は初期費用約11万円）るので紛れ込みにくい といったもの。・・なので、「無料！」は、一見よさそうですが、結局時間も労力も無駄になりがちだし、いろんなリスクもフルに背負うことになります。これは、私のかつていたアメックスと通じるものがあります。いまどき、クレジットカードは無料が主流。一方アメックスは少なくとも年会費で1万円以上が通常です。で、競合カード各社は、利用度の低さ、利用額の低さに頭を悩ましています。かつてはキャッシングしてもらって貸し出しの金利で稼げていたのに、今は逆に過払い返還請求で足を引っ張られる有様。アメックスの場合、平均のショッピング利用額が他社と比較にならないくらい高いです。これは、高い年会費を払っているがゆえ、メインカード化しやすいということですね。お値段には、いろんな意味があります。提供する側もいろいろ考えたうえで値付けをしているはず。ちょっとだけ、その意味を考えてみてくださいませ。ではまた。

  2009年11月30日

• 30代後半女性の年下希望に思うこと

  オーネットの中国地方の支社長が出張で来ていて、最近のお客さんの傾向について聞きました。いわく、「30代後半の女性で、年下希望が激増している」。具体的には、たとえば38歳の女性だとすると、希望するお相手年齢の上限については自分と近い40歳くらいまで、一方の下限は「32-33歳まで（私のほうは）ぜんぜんOKよ」といったもの。どうやら、自分の身の周りで、年齢がずっと上の男性にはあんまりお眼鏡に適う方を見かけないから、というのが理由らしい。年下を希望する方はよく、「私は、実際より若く見られるんです」と言います。また、きっと心の中では、「何万円も払ってオーネットに入るんだから、ちょっとくらい希望を言ったっていいじゃない」とも思っているはず。ワタシも男ですが、彼女らと（ほぼ）同世代として、お気持ちはとってもよく分かります。過去を振り返ってみる分には、ほんの7-8年前の自分のことを考えると「若い相手でも合わせられる」という自信を持つのは当然。でも、未知の領域（5歳以上年上）は、よくわからんものなんですよね。ちょっと議論の抽象度を上げてみますと、「結婚」なるものは、人生の他の事象（受験、就職、転職など）と同列でなく、なんとなく特別扱いになっています。ゆえに、客観的な市場原理がうまく機能しておらず、自分の主観や身の周りの限られた人からのインプットに判断が大きく左右されます。・・女性同士は無邪気に「若いよねー」とお互いに褒めあうのです。だって、「老けてるよね」とか「年齢相応よね」とズバッと言ったところで、得るものは何一つないから。うーむ。じつは重いテーマなので、一回では書ききれないなあ・・いろんな切り口で、何回もアプローチしてみたいと思います。ではまた。

  2009年11月26日

• 40年後をどれだけリアルに想像できるか？

  今朝の楽天朝会では、マクロ経済の見通しのお話。その中で、・今の日本のGDPは世界で12％だが・・・これが、2050年（約40年後）には3％まで低下するとの見通しの話があった。伸びるのは、人口の大きい新興国たち。中、印、ブラジル、露といったBRICSを中心とする銘柄ですね。日本は、世界経済に対する比率のみならず、GDP絶対額自体も下がりそうとのこと。先の総選挙、およびいまの政権での議論を見ていても、限られた資源をどこにどう配分するか、誰から奪って誰に与えるかに終始していて、全体のパイを増やすという話が欠落しているように見えますので、悲しいですが、違和感はない話です。でも、「40年後」って言われても、リアルに想像できないんですよね。何がどうなっているのか。円の購買力が落ちて、生活水準が切り下がっているとか、海外旅行なんて行けたもんじゃないとか。。その「リアルさ」がないと、今の行動に移せない。でも「今のままで不自由ない」と思って何もしないと、ずぶずぶ地盤沈下。「優雅なる衰退」なんて美しい話は、たぶんそう簡単にはないはずだが、考えたくないことは、考えないに限る。。あれ？何かと似てると思ったら、「結婚」もおんなじなんですよね。あんまりホラーストーリーは語りたくないですが、独身の方、ときには「40年後」に思いを馳せてみてはいかがでしょう？ちゃんと、「リアルに」想像してみてくださいね。べつに、「だから結婚すべき！」とポジショントークをするわけではないですが、無為に貴重なときを過ごしてしまうのは良くないかと。良い方に前向きに捉えると、国のGDPでは自分が貢献できることはなかなか限られますが、自分自身についてできることはけっこうたくさんある、というのは、とってもいいことだと思います。ではまた。

  2009年11月24日

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